【タウンエースバンvsハイエースバン】人気のバン2車種を徹底比較

【タウンエースバンvsハイエースバン】人気のバン2車種を徹底比較

トヨタのバンの代表格とも言える「タウンエース バン」と「ハイエース バン」。

配送車や営業車としても人気の高い2車種は、どちらも豊富な積載量が魅力の車ですが、それぞれに異なる特徴を備えています。

そこで今回は、トヨタで人気のバン「タウンエース バン」「ハイエース バン」を比較しながら、それぞれの特徴についてご紹介していきます。

トヨタで人気のバン2車種を比較!タウンエース バンとハイエース バンはどっちがおすすめ?

この記事では「タウンエース バン」と「ハイエース バン」の特徴や魅力を、下記の3つの点で比較していきます。

  • 荷室
  • 走行性能
  • 安全装備

用途や事業内容に合わせて、最適な車種を選んでください。

荷室

最初に比較するのは荷室です。

タウンエース バンとハイエース バンのボディサイズは下記のとおりです。

タウンエース バン

ハイエース バン
(2WD・標準ボディ・「スーパーGL」)

荷室長 2,045mm(2名乗車時) 3,000mm
荷室幅 1,495mm 1,520mm
荷室高 1,305mm(2名乗車時) 1,320mm

それぞれの特徴について詳しく解説します。

タウンエース バン

タウンエース バン

タウンエース バンは、ハイエース バンに比べるとコンパクトなボディですが、高い収納力を誇る荷室を備えています。

最大積載量は750kg(※1)で、スクエアな荷室設計だからこそ、隅々まで活用できます。

荷室空間は四角い形状で、低床フロアなため、かさばる荷物や背の高い荷物もしっかり積み込むことができます。

両側スライドドア・バックドアともに、開口部がワイドに設計されているため、荷物の積み降ろし作業がスムーズな点もメリットです。

小さな段ボール箱から背高の荷物、四角い家具などの大物まで、たっぷり積み込むことができる一方で、扱いやすいボディサイズに抑えられているのがタウンエース バンの魅力です。

(※1)4WDは700kg。5名乗車時は2WD・4WDともに500kg。

ハイエース バン

ハイエース バン

ハイエース バンには、ボディ形状が異なる4種類のグレードがラインナップしています。

それぞれ長さ・幅・高さが異なるため、積荷や用途に合わせて最適なタイプを選べるのが魅力です。

グレードによって乗車定員にも違いがありますが、後席を使用した際にも豊富な積載量を保つことができるのがハイエースバンの特徴です。

また、床面を低く抑えた標準フロアと、タイヤハウスの張り出しのないジャストローを用意しており、ジャストローは床が二重構造になっているため、床下スペースにも収納が可能です。

最大積載量は1,000kg~1,250kgで、荷室長も3,000mmもあるため、大きな荷物や長さのある荷物でも沢山積み込むことができます。

バックドア開口部は、積み降ろしのしやすい高さや広さに設計しているため、使う人の負担も軽減され業務の効率化もサポートします。

走行性能

次に、走行性能について比較していきます。

タウンエース バン

タウンエース バン

タウンエース バンは、「1.5Lガソリンエンジン」を搭載しています。

ゆとりのパワーでしっかりと荷物を積んでも安定した走りを実現

最小回転半径は4.9mと小回りも利くため、住宅街など細い道、狭い曲がり角が多い場所でもスイスイと運転することができます。

また、街中の走行では停車と発進を繰り返すことも多くありますが、タウンエースバンであれば発進時は力強さを、高速域では軽快な加速を感じられます

さらに燃料効率の向上と各部のフリクションの低減により、優れた低燃費と排出ガスを抑えた走行を発揮します。

荷物をしっかり積んでも安定した乗り心地と操縦性も両立しており、長時間の運転でも快適にサポートします。

ハイエース バン

ハイエース バン

ハイエース バンは、ディーゼルとガソリンが設定されています。

2.8Lディーゼルエンジンは排気量を抑えながらも力強い走りを発揮しており、坂道や高速道路の合流もスムーズに加速します。

 

また、排出ガスのクリーン化によって環境にも配慮されており、フリクションの低減などによって燃費性能も向上させ、燃費は12.5km/L(※1)を実現しています。

ディーゼルは、力強い走りと低燃費を実現しており、長距離走行が多い方や沢山の荷物を積んだ際にもストレスのないパワフルな走りを求める方に適しています。

また、ガソリンエンジンはグレードによって「2.7Lガソリンエンジン」または「2.0Lガソリンエンジン」が搭載されています。

力強いパワーとともに燃費向上を達成しながら、ディーゼルよりも音が静かで車両本体価格を抑えることができるため、バランスが優れています。

また、「6速オートマチック(シーケンシャルシフトマチック付)」と「サスペンション(フロント:ダブルウィッシュボーン式、リヤ:車軸式楕円板ばね式)」を搭載。

6速オートマチックは滑らかな変速によるスムーズな走行に貢献するとともに、エアロスタビライジングフィン&整流形状のアンダーカバーや高性能サスペンションによって操縦安定性と乗り心地の良さを両立しています。

(※1)2WDの「DX」グレード・ロングバン・標準ボディ・標準ルーフ・標準フロア。WLTCモード。
(※2)2WDの「DX」グレード・ロングバン・標準ボディ・標準ルーフ・標準フロア・3人(ルートバン)。WLTCモード。

安全装備

最後に、安全装備について比較していきます。

タウンエース バン

タウンエース バン

タウンエース バンには衝突回避支援システム「スマートアシスト」を搭載しています。

前方の車両(二輪車、自転車を含む)、歩行者(昼夜対応)を認識し、衝突の危険性がある場合は注意喚起、緊急ブレーキなどで安全をサポートしてくれる「衝突警報機能/衝突回避支援ブレーキ機能」や、道路上の車線が逸脱しそうになると警報とともに逸脱回避操作を促す「車線逸脱警報機能」を搭載。

タウンエース バンは、先進の安全機能で衝突の回避や事故の軽減をサポートし、ドライバーの安心と安全な業務を支えます。

ハイエース バン

ハイエース バン

ハイエース バンはトヨタの先進安全機能「衝突回避支援システムToyota Safety Sense」を全車に標準装備しています。

前方の車両や歩行者を検出するとともに、衝突の可能性がある場合はブレーキを作動して衝突回避または被害軽減をサポートする「プリクラッシュセーフティ」や、駐車場や交差点で周囲の安全確認をサポートする「パノラミックビューモニター」(※1)などを搭載。

トヨタの先進安全装備が運転をサポートしてくれるため、ハイエース バンのようなボディサイズが大きな車の運転に慣れていない方でも安心です。

(※1)全車にメーカーオプション。

タウンエース バンとハイエース バン。特徴を比較しながら、用途にあった車種を選びましょう!

今回は「タウンエース バン」と「ハイエース バン」の比較を紹介しました。

クリーニング屋や花屋などコンパクトな荷物を配送する業態や、市街地での小回りを重視するなら「タウンエース バン」、大型の荷物や多くの荷物の積載が必要な業態や、パワフルな走行を重視するなら「ハイエース バン」がおすすめです。

商用車でバンタイプの車の購入を検討されている方は、ぜひ今回の内容を参考に用途にあった車種を選んでみてください。

テレワークに最適!ハイエースを使った“ムービングオフィス”とは|神奈川トヨタ自動車

お問い合わせCONTACT