
【人気SUV2車種を徹底比較】ライズとヤリスクロスのどっちを選ぶ?
公開日 2022.09.24

コンパクトなSUVは、オフロードなどでの走行のしやすさと、小回りが利き街中でも運転しやすいことから、人気が高まっています。
中でも、ライズとヤリス クロスはどちらもコンパクトなボディサイズながら高い走行性能で、販売台数で上位を争う人気の高い車種です。
そこで今回は、どちらを購入しようか迷っている方に、ライズとヤリス クロスの特徴を比較しながら、それぞれの違いについて紹介します。
ライズとヤリス クロスで購入を迷われている方はぜひ参考にしてみてください。
人気の理由とは?トヨタのコンパクトSUV「ライズ」と「ヤリス クロス」について
まずはライズとヤリス クロスの概要について紹介していきます。
ライズの概要

ライズは2019年11月に発売されたコンパクトSUVです。
国産のSUVでは珍しい5ナンバーサイズというコンパクトなサイズながらも、フェンダーがしっかりと張り出したタイヤ周りにより、迫力を感じるダイナミックなデザインです。
そのコンパクトさから、狭い路地や曲がり角でもスイスイ運転でき、通勤や送り迎え、お買い物など日常のシーンでの使い勝手も抜群です。
ちょうどいいサイズ感なので、「運転しやすいコンパクトなSUVがいい!」という方にピッタリのSUVです。
また、ライズは、「サイズはコンパクトだけど、室内はゆったりと過ごしたい!」という方におすすめです。
室内空間がゆったりしており、荷室空間も広く確保されているので、たくさんの荷物を積み込んでのお出かけが楽しめる点も魅力の1つです。
ヤリス クロスの概要

ヤリス クロスは2020年8月に発売されたSUVです。
エクステリアは、力強くアクティブな印象ながらも都会にも馴染むスタイリッシュで洗練されたデザインです。
コンパクトSUVながらラゲージスペースも広々としているため、たっぷりの荷物を積み込めます。
荷物が多くなりやすいアウトドアや、旅行などのお出かけシーン、普段のお買い物まで、さまざまなシーンで活躍します。
また、ヤリス クロスは燃費性能も優れているため、長距離の移動が多い方にもおすすめの1台です。
どっちを選ぶ?人気SUV「ライズ」と「ヤリス クロス」の特徴を徹底比較
次に、ライズとヤリス クロスの特徴について、下記の観点から比較していきます。
- 1.ボディサイズ
- 2.荷室サイズ
- 3.燃費
- 4.安全装備
ボディサイズ

はじめに、ライズとヤリス クロスのボディサイズを比較していきます。
下記は、ガソリン車2WDのエントリーモデルのボディサイズ・最小回転半径・最低地上高です。
ライズ | ヤリス クロス | |
全長 | 3,995mm | 4,180~4,200mm |
全幅 | 1,695mm | 1,765mm |
全高 | 1,620mm | 1,580~1,590mm |
最小回転半径 | 4.9〜5.0m | 5.3m |
最低地上高 | 185mm | 170mm |
ライズのボディサイズはヤリス クロスよりも一回り小さく、トヨタのSUVの中では唯一の5ナンバーサイズというコンパクトさ。
最小回転半径が4.9〜5.0mと小回りの良さも魅力の1つ。
最低地上高は185mmと十分な高さがあるので、キャンプなどでちょっとした山道を走行するときも安心です。
ライズのボディサイズはコンパクトですが、後席スペースはヤリス クロスよりも広く、大人が乗っても膝周りに余裕があるほどの広さを確保しています。
一方のヤリス クロスは、3ナンバーサイズであるものの、最小回転半径は5.3mに抑え、街中でも走行しやすい小回りの良さを確保。
また、都市型SUVをコンセプトとしていることから、最低地上高は170mmと少し低めに設計している点も特徴で、乗り降りのしやすさとなめらかな走りを実現しました。
荷室サイズ

荷室サイズに関しては、ライズはデッキボード下段時で369L(上段時は303L)、ヤリス クロスは390Lとなっており、ヤリス クロスのほうが広い荷室空間を確保しています。
どちらもコンパクトな見た目でありながら、広い室内空間・荷室空間を確保しています。
とはいえ、2〜3人で大きな荷物をたくさん載せて出かけることが多い方にはヤリス クロスの方が適しているでしょう。
また、ヤリス クロスには、「ハンズフリーパワーバックドア」を、GR SPORT・Z Adventure・Z・Gのグレードのメーカーオプションとして装備。
スマートキーを携帯していれば、リヤバンパーの下に足を出し入れするだけでバックドアを自動で開閉できるため、荷物で両手が塞がっているときも便利です。
一方で、後席スペースはライズの方が広いため、4人以上での乗車が多い方や、大きな荷物を載せる機会はあまりないという方にはライズがおすすめです。
燃費

次に、ライズとヤリス クロスの燃費について、ガソリン車とハイブリッド車の2つに分けて比較していきます。
ガソリン
ライズ | ヤリス クロス | ||
ガソリン 2WD | 20.7km/L | 2WD | 18.8〜20.2km/L |
ガソリン 4WD | 17.4km/L | 4WD | 17.4〜18.5km/L |
ガソリン車に関してはライズ・ヤリス クロスどちらも燃費性能が高く、2車種に大きな差はありません。
ライズのガソリン車は4WDに1.0Lターボエンジンが搭載されています。
また、2WDは2021年11月の一部改良で1.2Lエンジンに変更したことで、低燃費でありながら動力性能が高まり、低速域でのスムーズな加速を感じられるようになりました。
一方、ヤリス クロスのガソリン車は1.5Lダイナミックフォースエンジンを採用しており、小型化・軽量化を追求して高速燃焼を可能にしたことで、低燃費を実現しています。
ハイブリッド
ライズ | ヤリス クロス | ||
ハイブリッド 2WD | 28.0km/L | 2WD | 27.8〜30.8km/L |
E-Four | 26.0〜28.7km/L |
ハイブリッド車においては、特にヤリス クロスの2WDが高い燃費性能を誇っています。
ライズには、2021年11月の一部改良でハイブリッド車が登場し、新開発の1.2Lハイブリッドシステム「e-SMARTハイブリッド」を搭載した2WDのみを用意。
「e-SMARTハイブリッド」はエンジンで発電し、その電力でモーターを動かして走行する方式を採用しており、低燃費とともに加速時のレスポンスの良さと高い静粛性が特徴的です。
一方、ヤリス クロスには、1.5Lハイブリッドシステムを搭載した2WDとE-Fourの2種類のハイブリッド車を用意し、電気系・機械系損失を大幅に低減したことで、世界トップレベルの低燃費を実現しています。
ハイブリッド車においても2車種に大きな差はありませんが、維持費を節約したいという方はヤリス クロスの2WDを選ぶのがおすすめです。
安全装備

安全装備については、ライズには「スマートアシスト」、ヤリス クロスには「Toyota Safety Sense」を搭載。
機能面では同等レベルのものを用意していますが、装着設定に違いがあります。
例えば、「全車速追従機能付きアダプティブクルーズコントロール」と「レーンキーピングアシスト」。
ヤリス クロスであれば、Bパッケージ以外に標準装備しているのに対し、ライズでは上級グレードに装備を限定しています。
またディスプレイオーディオやバックガイドモニターについても、ヤリス クロスは全車標準装備であることに対して、ライズはオプションとなっている点も違いの1つ。
ライズは、スマートアシストの項目が多いことからオプションで安全装備を増やせます。
一方でヤリス クロスはライズより標準安全装備が多く搭載されています。
どちらも安全性能が高いことはもちろん、荷室空間などのその他の条件も考慮すると、日常的に街中などを走行する機会が多い方はライズ、長距離ドライブをする機会が多い方はヤリス クロスを選ぶのがおすすめです。
「ライズ」と「ヤリス クロス」を比較して、人気SUVの魅力を体感しよう!
今回は、SUVの中でも特に人気の高い2車種「ライズ」と「ヤリス クロス」を比較しました。
似た特徴のある2車種ですが、さまざまな観点で細かく比較していくと異なる点も多く、人気の理由も異なります。
人気SUVである「ライズ」と「ヤリス クロス」の購入を検討している方は、ぜひトヨタモビリティ神奈川で試乗して自分に、家族に、ぴったりの1台を選んでみてはいかがでしょうか。