
公開日2023.12.21
ランドクルーザー"70"発売!伝統と進化を両立した特徴や仕様を解説

国内再々販売となったランドクルーザー”70”。
ランドクルーザー”70”はファンも多いだけに、新型モデルにはどのような魅力が詰まっているのか気になる方も多いでしょう。
今回はランドクルーザー”70”の特徴や仕様について解説していきます。
ランドクルーザー”70”の再販を楽しみにしていた方、どのような車なのか気になるという方はぜひ参考にしてみてください。
なぜ人気?ランドクルーザー”70”の概要について

ランドクルーザー”70”は「どこへでも行き、生きて帰ってこられるクルマ」を思想に開発し、1984年に業務用途や過酷な環境での走行を想定するモデルとして誕生しました。
耐久性・悪路走破性の高さが魅力で、本格的なオフロード設計、強靭なフレーム、高い基本性能、シンプルなパーツ構造など、人道支援や業務用途など過酷な環境での使用を想定した設計です。
魅力を継承しながらも進化を重ねることで、現在までに約170の国と地域で活躍しており、世界各国で愛用されています。
日本でもランドクルーザー”70”のファンは多く、「ナナマル」の愛称で親しまれています。
2004年に国内販売が終了するも、2014年に誕生30周年を記念して再販モデルを期間限定で販売。
そして、今回販売するランドクルーザー”70”は継続販売モデルとして復活しました。
ランドクルーザー”70”の仕様は?新型モデルの特徴と魅力を解説
次にランドクルーザー”70”の特徴や魅力について解説していきます。
基本スペックとデザインについて

ランドクルーザー”70”のボディサイズは全長4,890mm、全幅1,870mm、全高1,920mmです。
レトロで角張ったボディが無骨な印象ながらも存在感抜群です。
ヘッドライトは2014年の再販モデルでは角型のヘッドライトでしたが、今回の新型モデルではLEDの丸形に変化し、印象的なデザインをしています。

ボディ全体は水平、垂直基調で、ランドクルーザー”70”らしいシルエットを継承しながら、機能性と圧倒的な存在感を創出。
黒い樹脂製のバンパー、フェンダーは大きく張り出すことで力強さを演出し、テールランプはボディではなくバンパーに配置したことで重心が低くオフロード感のある見た目に仕上げています。

ランドクルーザー”70”ならではのタイヤが印象的なリヤデザインや、昔ながらのロゴなど、ファンにはたまらないポイントは引き続き継承されています。
インテリアも水平構成のデザインで、シートはファブリック仕様から合成皮革+ファブリック仕様に変化、内装色はブラックのみの展開です。

メーターはアナログメーターから「オプティトロンメーター+4.2インチTFTカラーマルチインフォメーションディスプレイ」に変更。
アナログ部分は継承しながらも、シンプルで見やすいレイアウトに変更し、運転しやすさにも配慮されています。
ラゲージスペース(最大時)は荷台長1,355mm、荷台幅1,440mm、荷台高1,120mmで、リヤシート使用時は荷台長が835mmです。

過酷な状況でも走り抜ける操縦安定性

ランドクルーザー”70”のボディ周りは、歴代ランドクルーザーの強靭な骨格を支えてきた伝統のラダーフレームを継承しました。
高い剛性や強度を実現し、耐久性にも優れているため、オフロードでの走破性だけでなく、オンロード走行時の安定性や快適な乗り心地にも貢献します。
さらに、フロントには操縦安定性に優れたコイルスプリング、リヤには快適な乗り心地を生み出すロングテーパーリーフスプリングを採用したリジットサスペンションを装備。
オンロードでの走行性とオフロードでの走破性を高い次元で両立し、路面状況に左右されない安定感を生み出しています。
また、路面状況によって駆動方式を切り替えられるパートタイム4WDを採用したことで、路面状況に合わせた走行を実現でき、操縦安定性を高められます。
(※)パートタイム4WDシステムを利用する場合は、必ず取扱書をご覧ください。
走破性の高さを魅せるパワートレーン

ランドクルーザー”70”のパワートレーンには、2.8L直噴ターボディーゼルエンジンを採用しました。
力強い動力性能と低燃費を両立し、最大出力150kW(204PS)、最大トルク500N・m(51kgf・m)ものパワフルな動力性能を獲得。
燃費性能はWLTCモードで10.1km/Lを実現しながら、2.8Lディーゼルエンジンが生み出す力強さがオフロードでの走破性に貢献します。
また、トランスミッションは先代モデルのMTから、「6速AT(スーパーインテリジェント6速オートマチックトランスミッション(6 Super ECT)+シーケンシャルシフトマチック」に変更しています。
小型・高効率・低燃費を両立し、運転しやすい車へのニーズに対応しました。
さらに、シフトレバーをMポジションに入れると、マニュアル感覚のシフトチェンジが可能になり、意のままの変速を楽しめます。
安全性能

ランドクルーザー”70”は「Toyota Safety Sense」を搭載しており、プリクラッシュセーフティやコンライト、ドライブスタートコントロールを新採用。
駐車時、シフト操作時の安全安心にも配慮し、オンロードを走行する際にも安全性を高めてくれる先進技術が備わっています。
グレードは「AX」、カラーは3種類を展開

ランドクルーザー”70”のグレードは「AX」のみを展開しています。
ボディカラーは以下の3種類を展開。
- ●「ベージュ」
- 〇「スーパーホワイト」
- ●「アティチュードブラックマイカ」
特に「ベージュ」は1980年にランドクルーザー”60”が誕生して以来、ランドクルーザーを象徴するカラーとして親しまれてきた伝統的なカラーです。
当時の製造方法を継承することで、独特な風合いを再現しており、ランドクルーザーらしさを追求する方にピッタリのカラーです。
待望のランドクルーザー”70”で新たなアウトドア体験を!
今回はランドクルーザー”70”の特徴や魅力について紹介しました。
ランドクルーザー”70”はランドクルーザーらしい信頼性・耐久性・悪路走破性の高さを継承しながら、走行性能や安全性能、運転のしやすさなどで進化を遂げています。
アナログな装備が継承されていることから不便さを感じる反面、伝統的なデザインやタフな走行性能など、それ以上に魅力の多いランドクルーザー”70”。
再販を待望にしていたファンの方はもちろん、ヴィンテージの車が好きという方の心にも刺さるクラシックさが最大の魅力です。
ランドクルーザー”70”を詳しく見る
こちらでは、実車を使って動画で詳しく紹介しています。
気になる方や細かく知りたいという方は併せてチェックしてみてください。