
公開日2024.4.3
【ヤリスとヤリスクロス】改良後の特徴や違いを比較しながら解説!

2024年1月、ヤリスとヤリスクロスが一部改良され、内外装や安全装備が進化しました。
この記事ではヤリスとヤリスクロスの改良ポイントについて、2車種を比較しながら解説していきます。
ヤリス、ヤリスクロスの購入を検討されている方は参考にしてみてください。
ヤリス・ヤリスクロスのグレードや価格を比較
まずは、ヤリスとヤリスクロスの価格をグレードごとに比較します。
ヤリスクロスのグレードと価格
ヤリスクロスは5つグレードを展開しており、グレードごとにそれぞれ特徴があります。
グレードごとの価格は下記の通りです。
グレード | ハイブリッド | ガソリン |
GR SPORT | 2,524,000円~2,755,000円 | 2,150,000円~2,381,000円 |
Z"Adventure" | 2,925,000円~3,156,000円 | 2,551,000円~2,782,000円 |
Z | 2,809,000円~3,040,000円 | 2,435,000円~2,666,000円 |
G | 2,524,000円~2,755,000円 | 2,150,000円~2,381,000円 |
X | 2,295,000円~2,526,000円 | 1,907,000円~2,138,000円 |
Zはヤリスクロスの上級グレードで、Gはバランスのとれたミドルグレード、Xがエントリーグレードとなっています。
グレードが高いほど装備が充実しており、内装、外装ともに上質な素材が採用されています。
例えば、外装では18インチのアルミホイールが標準装備されており、内装ではシート表皮は合成皮革でシートカラーも選択可能です。
装備も充実しており、ステアリングヒーターやナノイーXなど一部装備が標準装備なほか、上級グレードでしかつけられないメーカーオプションもあります。
Z“Adventure“はZをベースに、アウトドアにふさわしい大胆なスタイルとなっているのが特徴で、基本的な装備はZと同様ですがシートカラーがサドルタンになっていたり、専用バンパーが採用されていたりとSUVらしい加飾が特徴です。
GR SPORTはスポーティな走りを突き詰めたモデルで、専用18インチホイールやバンパー、グリルが採用されているほか、内装もエアヌバック®+合成皮革のシートにGRロゴ入りの本革巻き3本スポークステアリングホイールが採用されているなど、ドライバーの心をくすぐる装備が充実しています。
ヤリスのグレードと価格
ヤリスのグレード展開は3種類でそれぞれの価格は下記の通りです。
グレード | ハイブリッド | ガソリン |
Z | 2,496,000円~2,694,000円 | 2,050,000円~2,352,000円 |
G | 2,299,000円~2,507,000円 | 1,799,000円~2,151,000円 |
X | 2,044,000円~2,287,000円 | 1,501,000円~1,888,000円 |
ヤリスのグレード構成はシンプルで、Zは上級グレード、Gはミドルグレード、Xがエントリーグレードです。
ヤリスクロスと違ってMTが選択できる点が大きな違いです。
ヤリスクロスと同様にグレードが高いほど装備が充実しており、上質な素材が使われています。
Zはシート表皮が合成皮革+ツィード調ファブリックが使用され、本革巻き3本スポークステアリングホイールと本革巻きシフトノブが上質さを演出します。
シートヒーターやナノイーXも標準装備のため、快適に運転することができます。
Gはシート表皮がファブリックとなり、ウレタン3本スポークステアリングホイールになり、シートタイプはヘッドレスト一体型となります。
メーカーセットオプションのコンフォートセットを選択すると、内装色はトープになり、ヘッドレストセパレート型のフロントシートになります。
Xの内装はGと大きく変わりませんが、シートヒーターやLEDランプなどの一部装備が追加できない点に注意が必要です。
【ヤリスとヤリスクロス】改良ポイントと違いを比較
ここからは、今回の改良ポイントについて、以下の5つに分けてどう変わったのかを解説していきます。
- 1.エクステリア
- 2.インテリア
- 3.ボディカラー
- 4.安全装備
- 5.グレード
1.エクステリア

まずはエクステリアの改良ポイントについて、それぞれ解説していきます。
ヤリス
ヤリスはラジエーターグリルのデザインが変更されました。
躍動感と洗練さが増し、アクティブな走りを予感させる筋肉質なボディへと変化しています。
ヤリスクロス
ヤリスクロスはアッパーグリルのデザインがよりSUVらしいデザインに変化(※1)しました。
これまでの洗練された雰囲気に力強さが加わり、街中でもオフロードでも軽やかに堂々と走り抜けるスタイルを演出しています。
また、「Z」「Z Adventure」グレードで、ルーフサイドスポイラーを拡大し、塗装もダークグレーからブラックに変化したことでより力強い印象になっています。
(※1)「GR SPORT」を除く
2.インテリア

次にインテリアの改良ポイントを比較します。
ヤリス
これまでメーカーオプションだった「合皮皮革+ツイード調ファブリック」が「Z」グレードに標準装備されています。
さらに、「Z」グレードのシート表皮は「クレアトープ」から「ブラック」に変更しています。
これにより、「Z」グレードはさらに上質な印象になりました。
ヤリスクロス
ヤリスクロスは「Z Adventure」グレードのシート表皮を「合皮+ツイード調ファブリック」から「フル合皮」に変更しました。
さらに、「Z」グレードで選択可能な内装色は「ダークブラウン」から「カーキ」に変更され、アウトドアの印象を高める個性的なカラーが選択できるようになりました。
また、コンソールボックス付フロントソフトアームレストも採用され、利便性が高まることでロングドライブでも疲れにくい空間を実現しています。
こちらのアームレストは「GR SPORT」「Z Adventure」「Z」「G」に標準装備となっています。
ヤリス・ヤリスクロス共通
ヤリス、ヤリスクロスで共通している改良ポイントもあります。
まず、4.2インチから7インチに拡大したカラーマルチインフォメーションディスプレイは標準装備になりました。(※1)
シンプルなレイアウトで優れた視認性を実現し、これまで以上に運転に集中できる環境へと変化しています。
さらに、以下の内装加飾をローズメタリックからガンメタリックに変更。
ヤリス(「Z」グレード) |
|
ヤリスクロス(「Z」「G」グレード) |
|
ディスプレイオーディオはコネクティッドナビを5年間無料(6年目以降有料)で利用可能に。
通信により地図や施設、交通情報の新しい情報を取得できる他、お店の口コミや営業時間、駐車場の料金など、幅広い情報を確認できます。
ディスプレイオーディオレスの「X」グレードには、「ナビレディパッケージ」がメーカーオプションとして新規設定。
販売店装着オプションのナビゲーションシステムを装着すれば、バック駐車時にバックガイドモニターを利用でき、より安全に駐車できます。
(※1)ヤリスは「Z」「G」グレードに標準装備。ヤリスクロスは標準装備。
3.ボディカラー

次に、ボディカラーの改良ポイントについて紹介します。
ヤリスとヤリスクロス共通で、「マッシブグレー」「ブラック×マッシブグレー」が新規設定されています。
流行りのスモーキーカラーが登場したことで、ヤリスとヤリスクロスの洗練された印象を高めるトレンドのカラーを選べるようになりました。
4.安全装備

次に安全装備について解説します。
ヤリスとヤリスクロス共通で、最新の「Toyota Safety Sense」を全車標準装備。
検出対象範囲を交差点での出会い頭時の車両や自動二輪車へ拡大するなど、安全装備がより充実しました。
さらに、ヤリスクロスには装着率が高い「ブラインドスポットモニター」(※1)「パノラミックビューモニター」(※2)を標準化しました。
人気の装備を標準化することで、多くのニーズに応えられる1台へと進化しています。
(※1)「ブラインドスポットモニター+安心降車アシスト」を、「GR SPORT」「Z Adventure」「Z」グレードに標準装備。「G」「U」グレードにメーカーオプション。
(※2)「GR SPORT」「Z Adventure」「Z」グレードに標準装備。「G」グレードにメーカーオプション。
5.KINTO専用 Uグレードを新たに設定

今回の改良よりKINTO専用「U」グレードが新設定されています。
「U」グレードは、プリウスに続く「KINTO Unlimited」の第2弾です。
ハードウェア・ソフトウェア両方のアップグレードに対応し、一部メーカーオプションの後付も可能に。
プリウスで展開されているメニューに加え、アクセサリーコンセントなどの新規メニューを追加し、好みのオプションを追加で設定できます。
また、「OTA=Over The Air」という技術を活用してソフトウェアアップグレードを可能にしたことで、技術の進化とともに安全機能を更新できるようになりました。
車を買い替えなくても安全装備の機能がアップグレードされ、常に最新の装備が搭載された車で走行できます。
さらに、安全運転診断やオイル交換のお知らせなど、コネクティッドを活用して車両の状態を見守り、お客様ひとりひとりに合わせた運転アドバイスも提供してくれます。
月々定額で、最新の装備が搭載されたヤリス、ヤリスクロスに乗ることができます。
ヤリス・ヤリスクロスはどちらがおすすめ?
両方に共通しているZ、G、Xグレードの価格を比較すると、全体的にヤリスの方が約30万円程度安く設定されています。
車両価格や燃費性能など、より経済的な車が欲しい方はヤリスがおすすめでしょう。
ただし、車種を選択する際は、価格だけでなくご自身に必要なオプションや使用シーンを考慮したうえで選択することがおすすめです。
例えば、ヤリスはどのグレードもスチールホイールが標準装備となっており、アルミホイールに変更する場合は別途メーカーオプションとして82,500円(消費税込)かかります。(※1)
それに対しヤリスクロスの場合はGR SPORT 、Z“Adventure”、Zなど一部のグレードにはアルミホイールが標準装備となっています。
このように、車両本体価格を比較するとヤリスの方がお手頃に設定されていますが、オプションを装着するとヤリスクロスとあまり変わらない金額になることも考えられます。
迷ったときには、展示車や試乗車で見比べてみるのもおすすめです。
お店に行くまでに自宅でじっくり検討したいという方は、オンライン相談なども活用しながら検討してみてください。
オンライン相談はこちらから
(※1)Zグレードの場合
さらに魅力が高まったヤリスとヤリスクロスを購入してみては
今回はヤリスとヤリスクロスの改良ポイントについて、2車種を比較しながら紹介しました。
コンパクトカー、SUVというジャンルでどちらも人気の高い車種ですが、一部改良によってさらに装備が充実し、今後さらに人気が高まること間違いなしです。
車の買い替えを検討している方はぜひ試乗などもしながら、ご自身に合うかどうかをチェックしてみてください。
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