
公開日2025.5.30
【シエンタvsルーミー】ファミリーに人気の高い2車種を徹底比較!

ミニバンのシエンタと、コンパクトカーのルーミー。
どちらもスライドドアでコンパクトという特徴がある人気車種です。
そこで、この記事ではシエンタとルーミーの特徴を比較しながら、それぞれどのような人におすすめなのかについて解説していきます。
トヨタのシエンタとルーミーの特徴
まずはシエンタとルーミーの概要について解説していきます。
シエンタの特徴

シエンタはトヨタ最小のミニバンで、普段の買い物から週末のドライブ、アウトドアまで何でもこなせます。
5人乗りと7人乗りから選べるため「大きい車は不安だけど5人以上で乗ることもある」という方には特に使い勝手のよい車種です。
ハイブリッド車の設定もあり、燃費の良さも魅力。
ボディカラーもオーソドックスなカラーはもちろん、ベージュやグレイッシュブルー、アーバンカーキなどのトレンドのカラーも展開しているため、自分だけの愛着のある一台が選びたいという方にもぴったりです。
ルーミーの特徴

コンパクトカーのルーミーは、小回り性能抜群で街乗りが得意な車です。
一方、コンパクトながらも広々とした車内と高さがあるため、後席に乗っても圧迫感がありません。
トヨタのコンパクトカーでは唯一、スライドドアを採用しているのが特徴です。
狭い場所での乗り降りもしやすく、お子様や高齢者の方を乗せる際も安心です。
多彩なシートアレンジも人気の秘訣で、荷物の量に合わせて室内を調整できるため、さまざまなシーンで活躍します。
シエンタとルーミーの特徴を徹底比較
ここからはシエンタとルーミーの特徴を以下の5つの点で比較していきます。
・乗りやすさ
・ラゲージスペース
・走行性能
・安全性能
・価格
乗りやすさ

まずは乗り心地を比較していきましょう。
シエンタは運転席からの見晴らしがよく、ミニバンでありながらもコンパクトで車両感覚が掴みやすいのが特徴です。
「Z(ハイブリッド車)」グレードには、トヨタの高度運転支援「トヨタチームメイト[アドバンストパーク]」もオプションで用意しており、駐車時のサポートも万全。
ミニバンはボディサイズが大きいことから運転に不安を感じる方もいらっしゃるかもしれませんが、シエンタであれば街中での走行や駐車時も安心です。
また、お子様から高齢者まで誰でも乗り降りしやすいよう工夫されています。
低床&フラットフロアを採用していることで乗り降りの負担が少ないだけでなく、リヤ席には乗降をサポートする「リヤアシストグリップ」を設置。
スライドドアは指先ひとつで操作でき、リヤ席前の足元スペースを広く確保しています。
買い物の荷物もそのまま置くことができ、日々の買い物もストレスフリーに済ませられます。
一方、ルーミーはアイポイントが高く、フロントピラーにもガラスを組み込んでいるため、視界を広く確保できるのが特徴です。
視界が広ければ安全性も高まるため、普段使いに最適です。
また、最小回転半径は4.6m(※1)と、軽自動車に匹敵する小回り性能を実現しています。
日常で住宅街を走行することが多いという方も安心です。
ルーミーの室内高は1,355mmと、シエンタ(室内高1,300mm)より高く、頭上にゆとりが感じられます。
ルーミー、シエンタともに室内での移動のしやすさに配慮しており、お子様のケアをしに後席に移動する際に便利です。
(※1)14インチタイヤ装着車の場合。15インチタイヤ装着車は4.7mとなります。
ラゲージスペース

シエンタのラゲージスペースは7人乗りの場合、荷室高1,105mm(※1)、荷室幅1,265mmとなっています。
フラットラゲージモードにすると、荷室長は990mm(※2)から1,525mm(※3)に伸ばせ、自転車など大きな荷物も積載可能に。
シエンタには7人乗りモデルが用意されているところがルーミーとは異なる点ですが、サードシート・セカンドシートのアレンジによって大人数で乗れたり、少人数で荷物をたくさん積んだりなど、幅広い用途に対応できるのが魅力です。
ルーミーのラゲージスペースは荷室長500〜740mm、荷室幅が1,300mm、荷室高985mmです。
2列目は6:4分割可倒式リヤシートを採用し、左右別々にスライド可能。
最大240mmの前後スライドが可能で、荷室側からも簡単にスライドできるため、荷物の量や大きさに合わせて楽にアレンジできます。
またシエンタ、ルーミーともにフラットシート仕様にもできるため、ロングドライブ時の仮眠やお子様の休憩タイムにも最適です。
シエンタの方が後席スペースが広く確保されているため、車中泊をしたいとお考えの方がシエンタの方が向いているでしょう。
(※1)荷室中央部付近。
(※2)セカンドシートスライド最前端時。
(※3)セカンドシートクッションからの長さ。シートレッグからの長さは1,430mm。
走行性能

次にルーミーとシエンタの燃費を比較します。
ルーミー | 16.8〜18.4km/L(WLTCモード) |
シエンタ(ガソリン車) | 18.3〜18.4km/L(WLTCモード) |
シエンタ(ハイブリッド車) | 28.2〜28.8km/L(WLTCモード) |
ルーミーは上級グレードの「カスタムG-T」「G-T」には1.0Lの3気筒ターボエンジン、「カスタムG」「G」「X」には1.0Lの直列3気筒ガソリンエンジンを搭載しています。
ルーミーのターボエンジンは、ストレスを感じない加速性能と優れたレスポンスの良さを備えています。
一方、ガソリンエンジンは発進・加速の多い街中でスムーズに走行するのに向いています。
シエンタのガソリン車に搭載しているのは1.5Lダイナミックフォースエンジンです。
コンパクト化と軽量化を徹底的に追及することで、軽快な走りの楽しさと優れた燃費性能を実現しました。
また、1.5Lダイナミックフォースエンジンを採用したハイブリッドモデルもあります。
燃費は最高28.8km/L(※1)を実現しており、維持費を抑えたい方におすすめです。
どちらも日常で走行する分には快適に運転できますが、大人数出かけることが多い方や高速道路の利用が多い方にはシエンタの方がおすすめと言えるでしょう。
(※1)WLTCモード。ターンチルトシート(助手席)を装着した場合、各モード燃費はWLTC:28.2km/L、市街地:27.2km/L、郊外:29.9km/L、高速道路:27.7km/Lとなります。
安全性能

シエンタにはトヨタの予防安全パッケージである、トヨタセーフティセンスを全車に標準装備しています。
単眼カメラとミリ波レーダーの2種類のセンサーで高い認識性能と信頼性を両立し、衝突回避や被害軽減に寄与してくれます。
一方、ルーミーはスマートアシストが全車標準装備です。
衝突回避支援ブレーキ機能や、ペダルを踏み間違えた時に急発進を抑制する「ブレーキ制御付誤発進抑制機能(前方・後方)などが安全運転を支援してくれます。
価格

ルーミーとシエンタの車両本体価格を、それぞれエントリーモデルの「X」グレードで比較します。
ルーミー(「X」グレード/ガソリン車/5人乗り/2WD) | 1,742,400円(消費税込) |
シエンタ(「X」グレード/ガソリン車/5人乗り/2WD) | 1,995,200円(消費税込) |
シエンタ(「X」グレード/ハイブリッド車/5人乗り/2WD) | 2,390,000円(消費税込) |
価格を比較すると、ルーミーの方がよりお手頃な価格で購入できます。
ハイブリッド車はガソリン車と比べると車両本体価格が高いですが、燃費が良いためガソリン代などの維持費が抑えられたり環境にも優しかったりすることがメリットです。
毎日の通勤や送迎にも使用したい方や、維持費を抑えたい方はシエンタのハイブリッドがおすすめです。
どう選ぶ?シエンタとルーミーで迷う方はぜひ試乗を!
今回はシエンタとルーミーの比較を紹介しました。
「街乗りがメインで、初期費用をより抑えたい」、「少人数で乗れて、使い勝手の良い車が良い」という方はルーミーがおすすめです。
一方、「大人数での乗車や荷物をたくさん積める車種が良い」、「ハイブリッド車が良い」という方はシエンタと選ぶと良いでしょう。
運転のしやすさなどは実際に乗ってみないと分からない部分もあるため、シエンタとルーミーで迷っている方はぜひ試乗してみてください。
トヨタモビリティ神奈川でも試乗を受け付けておりますのでぜひお気軽にお申し込みください。
試乗予約はこちらから▼こちらの動画もCHECK!