酒蔵応援プロジェクト(通称「酒プロ」)とは・・・
神奈川県足柄上郡大井町の高尾地区には、約20年ほど休耕田となっていた棚田がありました。
5年ほど前より、歴史ある棚田を復活させた高尾棚田保存会の皆様と、地元の酒蔵「井上酒造」様とが手を組み、100%大井町産の純米酒「夢高尾」を醸造しております。
その活動に私たちトヨタモビリティ神奈川もお手伝いをさせていただきながら、神奈川県内13の酒蔵を応援する取り組みが酒蔵応援プロジェクト、通称「酒プロ」です。
酒造りの第1歩「田植え」に参加してきました!
こんにちは、神奈川トヨタ広報CSR推進室です。
先日、酒造りの第1歩「田植え」に参加いたしました!
※コロナウィルスの影響により、今回はお客様の公募を控え、弊社社員とその家族、ご縁のある飲食業の皆様のみが参加いたしました。
今回ご指導いただいたのは、高尾棚田保存会代表の藤澤様です。
先日、酒造りの第1歩「田植え」に参加いたしました!
※コロナウィルスの影響により、今回はお客様の公募を控え、弊社社員とその家族、ご縁のある飲食業の皆様のみが参加いたしました。
今回ご指導いただいたのは、高尾棚田保存会代表の藤澤様です。
田植えのポイントは、「人差し指と中指で苗をつまんで上から突き刺すように植え込む」ということ。
そうすると、スムーズに植えることができるのです。
最初は水田に足を取られ悪戦苦闘しておりましたが、慣れてくると自然に笑顔が溢れるように!
自然豊かな大井の空気はとても美味しく、心地良い疲労感をもって田植えを終えることができました。
今回の参加者で最年少の男の子(小学5年生)にインタビューしたところ、
「もともと泥に入って汚れるのが苦手だったけど、田んぼに入ってみると意外と平気だった。初めての体験でとても楽しかったです!」と答えてくれました。
男の子のお父さん(弊社社員)は「苗がなくなると『ちょうだい!』と自分から催促して、作業を進んでやってくれました」と、息子さんの姿に目を細めていました。
酒造りは、まだまだ始まったばかりです!
美味しい地酒に思いを馳せながら、大切にお米を育てていきたいと思います。
今回ご指導いただきました藤澤様をはじめ高尾棚田保存会の皆様、そして一緒にご参加いただきました皆様、誠にありがとうございました。
「もともと泥に入って汚れるのが苦手だったけど、田んぼに入ってみると意外と平気だった。初めての体験でとても楽しかったです!」と答えてくれました。
男の子のお父さん(弊社社員)は「苗がなくなると『ちょうだい!』と自分から催促して、作業を進んでやってくれました」と、息子さんの姿に目を細めていました。
酒造りは、まだまだ始まったばかりです!
美味しい地酒に思いを馳せながら、大切にお米を育てていきたいと思います。
今回ご指導いただきました藤澤様をはじめ高尾棚田保存会の皆様、そして一緒にご参加いただきました皆様、誠にありがとうございました。

雑草と虫との闘い
こんにちは、神奈川トヨタ広報CSR推進室です。
100%大井町産の純米酒「夢高尾」の酒米の田植えをしてから2週間が過ぎました。
その間、天気が良い日も続き、稲が順調に育つと共に・・・
雑草もすくすくと育ってしまっている、という事で高尾棚田保存会の皆様と弊社の社員で田んぼの草取りに行ってきました!
100%大井町産の純米酒「夢高尾」の酒米の田植えをしてから2週間が過ぎました。
その間、天気が良い日も続き、稲が順調に育つと共に・・・
雑草もすくすくと育ってしまっている、という事で高尾棚田保存会の皆様と弊社の社員で田んぼの草取りに行ってきました!
早速田んぼへ行くと、確かに水田には稲以外の植物らしき物が浮いていたり、生えていたり。
今回も代表の藤澤様にご指導頂きながら、田んぼをキレイにしていきます。
今回も代表の藤澤様にご指導頂きながら、田んぼをキレイにしていきます。
明らかに雑草だと分かるものは刈り取りますが、稲の苗にそっくりな物が?!
同じイネ科の「ヒエ」です。
美容と健康に良いとされている雑穀米に含まれるヒエですが、稲に悪影響を及ぼす重要雑草。
これは絶対に取らねば!と思いつつも、葉っぱの形状も色も似ていて、「稲なの?ヒエなの?間違って稲を取ったら大変だし・・・」と慎重に雑草を取り除いていきます。
藤澤様いわく、もし稲を抜き、そこがポッカリ空いてしまっても育っていく過程で周りの稲が分岐して、空いた部分を補ってくれるそうです。
自然の力ってすごいですね!!
テニスコートくらいの大きさの田んぼの草取りをするのに大人5人で1時間半ほどかかりました。
同じイネ科の「ヒエ」です。
美容と健康に良いとされている雑穀米に含まれるヒエですが、稲に悪影響を及ぼす重要雑草。
これは絶対に取らねば!と思いつつも、葉っぱの形状も色も似ていて、「稲なの?ヒエなの?間違って稲を取ったら大変だし・・・」と慎重に雑草を取り除いていきます。
藤澤様いわく、もし稲を抜き、そこがポッカリ空いてしまっても育っていく過程で周りの稲が分岐して、空いた部分を補ってくれるそうです。
自然の力ってすごいですね!!
テニスコートくらいの大きさの田んぼの草取りをするのに大人5人で1時間半ほどかかりました。
ずっとかがんだままの姿勢を続けたので、腰が悲鳴をあげ、気付くと膝下に2か所ブヨに刺された跡がありました(泣)全然気づかなかった。
あっという間に腫れてきて、かゆさが襲ってきました。
こんな大変な作業を繰り返し、稲を守っていくんだと思うと、とても感慨深く、稲だけが整然と並んだ田んぼを見て、とても清々しい気持ちになりました。
作業が終わったとたん、雨がザーッと降ってきました。
これからの季節、稲にとっては恵みの雨。
と同時に雑草もまた成長してしまうので、また草取りに行きます!
次回はブヨ対策もしっかりやらないと・・・。
高尾棚田保存会の皆様、雨の中、今回もご指導ありがとうございました。
あっという間に腫れてきて、かゆさが襲ってきました。
こんな大変な作業を繰り返し、稲を守っていくんだと思うと、とても感慨深く、稲だけが整然と並んだ田んぼを見て、とても清々しい気持ちになりました。
作業が終わったとたん、雨がザーッと降ってきました。
これからの季節、稲にとっては恵みの雨。
と同時に雑草もまた成長してしまうので、また草取りに行きます!
次回はブヨ対策もしっかりやらないと・・・。
高尾棚田保存会の皆様、雨の中、今回もご指導ありがとうございました。
開花~稲の花って見たことありますか?~
草取りも終盤になりました。
今年は雨が多く、なかなか草取りがはかどりません。
例年は大体月に1回程度行う草取りが、今年はもう6回目です。
それと同時に来るたびに伸びている稲には、力強い生命力を感じます。
今年は雨が多く、なかなか草取りがはかどりません。
例年は大体月に1回程度行う草取りが、今年はもう6回目です。
それと同時に来るたびに伸びている稲には、力強い生命力を感じます。
そして、田んぼに入ると驚いたように一斉に跳び上がるバッタの群れ、何種類も飛んでいるトンボ、それらを狙って巣を張るクモ。アマガエルや子供の頃によく見かけた名前を知らない「あの虫」などなど・・・たくさんの生き物が田んぼの楽園で暮らしています。
虫は苦手でしたが、だんだん何とも思わなくなってきました(笑)
虫は苦手でしたが、だんだん何とも思わなくなってきました(笑)
稲も、1株4~5本程度で植えた苗の茎が分かれる「分げつ」が進んで、20本位になっています。
そして、田植えから数えて70日ほど、ついに「開花」を迎えました!
稲の花って見たことありますか?
緑色のぺたんこの籾(もみ)から白いおしべがちょこちょこっと顔を出しています。
そして、田植えから数えて70日ほど、ついに「開花」を迎えました!
稲の花って見たことありますか?
緑色のぺたんこの籾(もみ)から白いおしべがちょこちょこっと顔を出しています。

分げつ

稲の開花
地味っ・・・ですが、この一粒一粒がお米になるんですね!
花は早朝に開いて2時間ほどで咲き終わり、一本の稲穂は1週間ほどかけて穂先から順番に咲いていきます。
藤澤様のお話だと、稲刈りは9月末から10月初旬ころ。
この時期に暑くて晴れた日が続くとたくさんの養分を蓄えておいしいお米になるそうです。
そう思うと、ギラギラ照りつける日差しも恵みの太陽に思えてきます。
大事に育ててきたこのお米が美味しいお酒になるのが今から待ち遠しいです。
花は早朝に開いて2時間ほどで咲き終わり、一本の稲穂は1週間ほどかけて穂先から順番に咲いていきます。
藤澤様のお話だと、稲刈りは9月末から10月初旬ころ。
この時期に暑くて晴れた日が続くとたくさんの養分を蓄えておいしいお米になるそうです。
そう思うと、ギラギラ照りつける日差しも恵みの太陽に思えてきます。
大事に育ててきたこのお米が美味しいお酒になるのが今から待ち遠しいです。
棚田防衛軍(?)出動!
実りの秋です。稲刈りです。
空が高くなってきました。
金色に靡く稲穂が綺麗です。
いよいよ稲刈りの日がやってきました。
この田んぼのお米で日本酒の「夢高尾」を醸す井上酒造さんや大井町関係の方々も駆けつけて下さいました。
当社の「棚田防衛軍(?)」も出動です。
空が高くなってきました。
金色に靡く稲穂が綺麗です。
いよいよ稲刈りの日がやってきました。
この田んぼのお米で日本酒の「夢高尾」を醸す井上酒造さんや大井町関係の方々も駆けつけて下さいました。
当社の「棚田防衛軍(?)」も出動です。
高尾棚田保存会の藤澤様にレクチャー頂いた通り、左手の親指を上に向けた順手に稲を握り、自分の体と反対側へ稲を倒しつつ、右手の鎌で手前に引くのですが、これがなかなか難しい…。つい、親指を下にした逆手で持ってしまうのですが、これだと手元が狂った時にケガをしやすいそうです。
何株が刈り取り慣れてくると、ザクザクと心地よい感触が手に伝わってきます。
稲の根元を麻縄でギギュッと縛り、二つに分けて広げたら竿にかけていきます。
ハザ掛けと言って、こうして天日干しをすることで、美味しいお米になるそうです。
何株が刈り取り慣れてくると、ザクザクと心地よい感触が手に伝わってきます。
稲の根元を麻縄でギギュッと縛り、二つに分けて広げたら竿にかけていきます。
ハザ掛けと言って、こうして天日干しをすることで、美味しいお米になるそうです。
ザクザク…ザクザク…この感触は、ストレス発散になると言うか、癒されます。
ただ、流石に1時間近く作業をすると、腰が痛い。子供達はまだまだ元気ですが。
高尾棚田保存会の方が、新米をかまどで炊いてくれました。
ただ、流石に1時間近く作業をすると、腰が痛い。子供達はまだまだ元気ですが。
高尾棚田保存会の方が、新米をかまどで炊いてくれました。
数日前にいち早く刈り取った新米を精米しておいてくれたそうです。
ほやほやの新米を、収穫をしながらその田んぼで食べられるなんて!なんという贅沢でしょう!
稲刈りでペコペコになったお腹に沁み渡ります。
そして猪汁も!
ほやほやの新米を、収穫をしながらその田んぼで食べられるなんて!なんという贅沢でしょう!
稲刈りでペコペコになったお腹に沁み渡ります。
そして猪汁も!
この辺りは獣害も多く、畑の周りには電流を流している侵入を防いでいる事が多いのですが、罠を仕掛けて捕獲し、数を減らすこともしているそうです。
今、流行りのジビエですねー。
猪というと臭みがあるとか、肉が固いとかそんなイメージですが、とんでもない!
臭みは全くなく、旨味のある脂と柔らかい肉質で、滋味溢れるというのはこんな味なんだろうなぁとじんわり(^^)
ごちそうさまでした!
これから冬を迎え、「夢高尾」の仕込みは1月頃に始まります。
今、流行りのジビエですねー。
猪というと臭みがあるとか、肉が固いとかそんなイメージですが、とんでもない!
臭みは全くなく、旨味のある脂と柔らかい肉質で、滋味溢れるというのはこんな味なんだろうなぁとじんわり(^^)
ごちそうさまでした!
これから冬を迎え、「夢高尾」の仕込みは1月頃に始まります。

新酒「夢高尾」ができました!
春の田植え、夏の草刈りそして秋の稲刈りと、高尾棚田保存会の皆さまと一緒に育ててきたお米が、とうとうお酒になりました。
今回収穫したお米は、全部でおよそ1,500kg。
1月下旬から仕込みが始まり、およそ2カ月で上槽(お酒を搾ること)となります。
今回収穫したお米は、全部でおよそ1,500kg。
1月下旬から仕込みが始まり、およそ2カ月で上槽(お酒を搾ること)となります。

初めにお米を大きなな甑(蒸し器)で蒸し上げ、蒸したお米に麹菌をふりかけ麹を作ります。

麹が満遍なく育つように、丁寧に手でまぶしていきます。
温度にも気を遣うとても繊細な作業です。
出来た麹と酵母で酒母を作ります。
これがまさしく「お酒のもと」
酒母に4日間かけてお米を3回に分けて入れて、醪を作り、ここからゆっくり一カ月ほどかけて発酵が進んでいきます。
この時、タンクからはぴちぴち、しゃわしゃわともろみがささやくような音と芳醇な香りが漂います。
画像ではわかりづらいかも知れませんが、表面がデコボコして見えるのは、発酵が進んで出てきた泡がはじけているからです。

いよいよ搾りです。

「ヤブタ」と呼ばれる機械で原酒を搾ります。黄色く見える蛇腹に醪を通して酒粕と原酒に分けます。
出てきたお酒は、なんと美しい!しぼりたて生原酒です。
これをそのまま製品とするものもありますが、「夢高尾」は発酵を止める「火入れ」という作業を行います。

完成したお酒には、特別に「トヨタモビリティ神奈川」のロゴを入れてくださいました!
井上社長、ありがとうございます!

そして、お酒に付き物の升は、張り切ってオリジナルのものを作っちゃいました!
「大井町産 夢つくし」100%使用。米、水、蔵全てが神奈川県大井町産のお酒です。
米の旨味とシャープな酸味が特徴の純米酒です。
一口飲むと、じんわりと田んぼの風景が浮かびます。升を眺めながらまた一口。木の香りも心地よい♪
「夢高尾」は、冷酒でもぬる燗でも美味しい!
日本酒は、飲む温度によってシャープな味わいだったり、まろやかになったり、様々な表情を見せてくれるのが楽しいですね!
これから、また田植えの準備が始まります。
💡ちょっと宣伝です。
トヨタモビリティ神奈川では、神奈川県酒造組合とタイアップして、「かながわ13蔵めぐりスタンプラリー」を開催中です。
美しい景色と歴史を感じる酒蔵めぐりドライブなんていかがでしょうか?
酒蔵を巡りながら、その土地の美味ししい肴も買ったりして・・・。
もちろん、飲むのはおうちに帰ってから!ドライブの思い出を語りながら味わうお酒はまた格別に美味しいかも!
スタンプラリーのカードは、各酒蔵さんに置いてあります。
6月末までの開催なので、あせらずにタイミングを見てお出かけくださいね。
あ!夢高尾は、蔵元の「井上酒造」さん他で購入することができます。
※神奈川トヨタは飲酒運転の根絶に取り組んでいます。本プロジェクトは飲酒運転の助長を目的としていません。お酒を飲むときは、公共交通機関などを使ったくるま生活を。