中古車購入時の参考に!プリウスのモデル別スペックまとめ
トヨタの人気ハイブリッドカー「プリウス」。
中古車を購入したい!とお考えの方も多いのではないでしょうか。
今回は、プリウスのモデル別スペックをご紹介します。
中古車プリウスのモデル別スペックを一挙紹介!
中古車の中でも、人気の高いプリウス。
プリウスは、1997年に販売されて以来、現在まで根強い人気を誇っているトヨタの代表的な車です。
中古車の場合は現行車では手に入らないモデルもあるため、さらに沢山の中から選べることでどれを購入しようか悩んでしまう方も多いのではないでしょうか。
中古車のプリウスを購入するなら、自分に合ったモデル、グレードを購入したいところです。
ここからは、プリウスのスペックをモデル別に紹介しますので、ぜひ最後までご覧ください。
今回紹介するプリウスのモデルは以下の通りです。
- ・初代モデル
- ・2代目モデル
- ・3代目モデル
- ・現行モデル
初代モデル
初代プリウスは、1997年から2003年にかけて販売された初期のモデルです。
既存のガソリン車と同等の走行性能を保ち、約2倍の低燃費とCO2排出量半減などを実現したことで、世間から注目を集めました。
デザインにおいては、細部にまでこだわり抜かれており、洗練されたスタイルが多くの方から称賛され、97-98年日本カー・オブ・ザ・イヤーのイヤーカーに選ばれました。
ただし、初代プリウスが中古車市場に出回ることは珍しいでしょう。
以下では、初代プリウスのスペックについて詳しく紹介していきます。
- ・車体
- ・総排気量
- ・燃費・環境仕様
- ・セーフティ
- ・カーナビゲーション
- ・ボディカラー
- ・デザイン
車体
中古車でプリウスの購入を検討している方で、サイズや重量などのポイントは押さえておきたいと考えている方もいるでしょう。
初代プリウスは、歴代プリウスの中で最もコンパクトな仕様です。
2000年のプリウスはホイールベースが2,550mm、サイズは全長4,275mm全幅1,695mm、全高1,490mmで、重量は1,220kgです。
歴代の中でも初代はやや小さめで20~40kgほど軽量です。
総排気量
プリウスの中古車を購入する際に、総排気量が気になる方もいるでしょう。
初代プリウスの総排気量は、1,496ccと、歴代の中でも最も少ない数値です。
燃費・環境仕様
プリウスの中古車購入を検討中の多くの方は燃費に注目するでしょう。
燃費は自動車を購入する際に、最も注目される部分の1つでもあるので、初代プリウスの環境仕様についても把握しておきましょう。
初代プリウスの燃費は10・15モードで、燃費 28.0km/Lです。
プリウスが低燃費なのはハイブリッドシステムのおかげです。
ハイブリッドシステムには、シリーズ方式、パラレル方式、スプリット方式などがありますが、プリウスは、エンジンとモーターの双方を使って効率よく走るスプリット方式のハイブリッドカーです。
セーフティ
プリウスの中古車購入を検討している方で、自動車の安全面でのスペックが気になる方もいることでしょう。
初代プリウスは、発売から20年近く経っているため、最新モデルのプリウスと比べると備わっていないスペックもあります。
例えば、盗難防止システムやサイドエアバッグ、ブレーキアシストは、初代プリウスには備わっていません。
ただし、エアバッグやABS、三点式後部シートベルト、衝突安全ボディなど基本的な機能は備わっています。
カーナビゲーション
初代プリウスの内装、AV機器にも着目してみましょう。
初代プリウスには、センターディスプレイに5.8型ワイドディスプレイとテープ/ラジオが標準装備されています。
カーナビゲーションはメーカーオプション装着でした。
ボディカラー
初代プリウスのボディカラーには、発売当初はグリーンマイカメタリック、ダークブルーマイカメタリック、ライトアクアメタリックオパール、ライトパープルメタリックの4種類があり、後からスーパーホワイトⅡが追加され全5色となりました。
グリーンマイカメタリック森林の木々を思わせるかのような濃い緑色、ダークブルーマイカメタリックは紺色に近い青色です。
どのカラーも「エコカーの代名詞」にふさわしいクリーンさを感じるカラーです。
デザイン
発売当初の「21世紀に間に合いました。」のキャッチコピーとともに、次世代を感じさせる斬新なモノフォルムシルエットをベースにしたデザインが印象的です。
初代プリウスは、現行モデルよりコンパクトで、全体的にふっくらとしたデザインでした。
またフロントやリヤバンパーなどの外装部品をはじめ、内装部品にもリサイクル性に優れた熱可塑性樹脂TSOP(トヨタスーパーオレフィンポリマー)を使用しています。
これにより、傷つきやすいコーナー部分のみ交換ができ、リサイクル時の二次解体性を高めており、環境への配慮された設計となっています。
2代目モデル
プリウスの2代目は、2003年から2009年にかけて販売されました。
初代モデルと比べると、ボディ、エンジン、カラーに大きな違いがあります。
「トライアングルモノフォルム」と名付けた、キャビンを中心に三角形をモチーフとするエクステリアで、爽やかで飽きのこないクリーンなデザインが印象的です。
以下では、2代目プリウスの詳しいスペックを紹介します。
- ・車体
- ・総排気量
- ・燃費・環境仕様
- ・セーフティ
- ・カーナビゲーション
- ・ボディカラー
- ・デザイン
車体
2代目プリウスの車体は、ホイールベースが2,700mm、サイズは全長4,445mm、全幅1,725mm、全高1,490mm、車両重量はSグレードで1,250kg、Gグレードで1,270kgです。
初代モデルに比べると比較的大きく重量もありますが、以降のモデルと比べると少しコンパクトです。
総排気量
2代目プリウスの総排気量は1,496ccで、この点は初代モデルと同じ仕様です。
税金を少しでも安くしたい方におすすめです。
燃費・環境仕様
2代目プリウスの燃費はJC08モードでは29.6km/Lと、初代よりも燃費性能が向上しています。
2代目では、時速55km以下であれば、電気モーターのみで走行可能な「EVドライブモード」が搭載されており、このスペックの変化が燃費向上の背景にあります。
セーフティ
2代目プリウスでは、セーフティ面でも進歩を遂げています。
初代モデルではなかった盗難防止システムやブレーキアシストが標準装備です。
また、サイドエアバッグはメーカーオプション装着でした。
とくに安全性を重視するなら、2代目以降のモデルを選びましょう。
カーナビゲーション
2代目プリウスのナビゲーションメディアは、DVDとHDDの2種類です。
HDDナビは記憶媒体としてDVDナビの数倍のスペックを持っており、動作の不備が少なく、よりスムーズなナビが可能です。
また、カーナビゲーションは標準装備ではなくオプション装着でした。
ボディカラー
2代目プリウスのボディカラーには、全8色のボディカラーがありました。
初代モデルと比較すると、ボディカラーの種類が増えています。
デザイン
2代目プリウスのデザインは、5ドア+ハイデッキの新セダンスタイル「トライアングルモノフォルム」が特徴です。
トライアングルモノフォルムは、運転座席の頭上を一番高くし、前後に下降していく、三角形をモチーフとしたデザインです。
さわやかで飽きのこないクリーンなデザインと、優れた空力性能を実現しながら室内空間にゆとりを生み出し快適性も高まりました。
3代目モデル
プリウスの3代目は、2009年から2015年に販売されました。
2代目モデルから採用しているトライアングル・シルエットを引継ぎ、ボディサイズが若干大きくなりました。
また、3代目プリウスは今でも沢山の方に乗られているモデルです。
以下では、3代目プリウスの特徴についてご紹介します。
- ・車体
- ・総排気量
- ・燃費・環境仕様
- ・セーフティ
- ・カーナビゲーション
- ・ボディカラー
- ・デザイン
車体
3代目プリウスの車体は、ホイールベースが2,700mm、サイズは全長4,460mm、全幅1,745mm、全高1,490mmです。
また、車内空間がやや大きめにデザインされており、従来に比べるとゆったりとした空間が確保されています。
総排気量
3代目プリウスの購入を検討している方は、総排気量に着目しましょう。
3代目プリウスの総排気量は1,797ccであり、従来よりも排気量が大きくなりました。
自動車税種別割は1,500超〜2,000cc以下のクラスとなるため、2代目までのモデルより税金は高くなります。
燃費・環境仕様
3代目プリウスの燃費は、 JC08モードでは32.6km/Lと、2代目モデルより更に良いスペックを発揮しています。
燃費が良いところはどのモデルのプリウスも変わりません。
セーフティ
3代目プリウスのセーフティ面は、従来と同じ仕様です。
サイドエアバッグはオプション装着なので、装備されていない場合があります。
カーナビゲーション
3代目プリウスのカーナビゲーションは、全てHDD仕様です。
そのため、ナビゲーションの動作がスムーズです。
また、「ヘッドアップディスプレイ」や「G-BOOK mx Pro専用DCM」(車に搭載する通信機器)がオプション装着できる点が2代目モデルと大きく異なります。
ボディカラー
3代目プリウスのボディカラーは、グレード専用カラーもありますが、最大8色から選択できます。
2代目モデルに比べてシンプルな色が多く、落ち着いたデザインが特徴です。
デザイン
3代目プリウスは、プリウスの象徴である「トライアングルシルエット」を進化させ、2代目よりも更に機能美を追求したデザインとなっています。
「エアアイコン」というデザインテーマのもと、空力性能を向上させ、優れたスタイリングと居住性を両立させるとともに、誰が見ても「エコの象徴」と感じられるようなデザインになりました。
特にボンネットやヘッドライト、サイドビューからエレガントな雰囲気を感じられ、現行モデルに近い馴染み深さを感じることができます。
4代目プリウス
4代目プリウスは、2015年に販売されたモデルです。
3代目よりも洗練されたデザインで、重心はより低く、次世代を感じさせるデザインが特徴です。
2018年にマイナーチェンジされ、前期と後期では機能面やデザイン面で少し違いがあります。
以下では、2018年マイナーチェンジ後の4代目プリウスの特徴について紹介しています。
- ・車体
- ・総排気量
- ・燃費・環境仕様
- ・セーフティ
- ・カーナビゲーション
- ・ボディカラー
- ・デザイン
車体
4代目プリウスの車体は、ホイールベースが2,700mm、サイズは全長4,575mm、全幅1,760mm、全高1,470mmです。
4代目プリウスは3代目モデルに比べて車体の重心はより低く、走りやすさが向上しています。
総排気量
4代目プリウスの総排気量は1,797ccで3代目モデルと同じです。
税金を抑えたいと考えている方は注意しましょう。
燃費・環境仕様
4代目プリウスの燃費はWLTCモードで、25.4~32.1km/リットルです。
2018年より燃費基準が変更されており、JC08モードからWLTCモードとなりましたが、JC08モードでは37.2km/Lと燃費性能は更に良くなりました。
最新のモデルということもあり、優れた燃費性能が特徴です。
より燃費の良いプリウスを探している方には、4代目モデルがおすすめです。
セーフティ
4代目プリウスには、トヨタの先進の予防安全機能であるToyota Safety Senseが全車標準装備となっています。
例えば、障害物に当たりそうになった際にセンサーが反応し、警報や、ブレーキをアシストしたり作動させたりすることで衝突回避や被害軽減をサポートする「プリクラッシュセーフティ」など、あらゆる面での安全な運転を支援してくれる機能があります。
従来モデルのプリウスに比べ大幅にセーフティ面が向上したので、この点は大きな魅力です。
カーナビゲーション
4代目プリウスは、現行モデルの「E」以外のグレードでは8インチのディスプレイオーディオとコネクティッドサービスを利用できる専用DCMが搭載されています。
また、オプションによってナビキットを装着することで、車載ナビとして活用できます。
4代目プリウスではより高スペックなナビゲーション機能を堪能できます。
ボディカラー
4代目プリウスのボディカラーは全9色です。
洗練されたカラー展開で、プリウスらしい爽やかさとクリーンで近代的なカラーが揃っています。
ご自身の好きな色が4代目で設定されている可能性もあるため、ぜひ確認してみてください。
デザイン
4代目プリウスは「トライアングルシルエット」を進化させることで、全体的にシャープでこれまでにない先進性を感じるデザインへと変化しました。
重心を低く設計したことでアグレッシブな印象かつ空気抵抗も抑えられ、室内は直感的に操作できるようなインターフェイスを採用しています。
スマートな運転操作を実現でき、ロングドライブでもより疲れにくいのが特徴です。
中古車プリウスのモデルを理解して素敵な車選びを!
今回は、プリウスをモデル別に各種スペックについて紹介しました。
プリウスには発売以来大きく分けて4つのモデルがあり、年式によって色やスペック、価格はさまざまです。
プリウスについての詳細な情報は、お近くの中古車取扱店舗にお問い合わせください。
実際に見てみたい方や試乗してみたいという方はぜひトヨタモビリティ神奈川へご来店をお待ちしております。