公開日2023.12.16
人気中古車のアルファードを解説。選ぶときのポイントや注意点とは?

2023年6月21日、新型アルファードと新型ヴェルファイアが発売されました。
「快適な移動の幸せ」をコンセプトに据えた二つの車両は、「おもてなし」や「運転する喜び」の思想に基づいて、室内空間の快適性や走行性能などが高められて います。
フルモデルチェンジに伴い、中古車市場でも下取り車が増えるのではと注目している方は多いのではないでしょうか。
この記事では、アルファードに焦点を当てて、中古車としての魅力や選び方のポイント、注意点などについて、詳しくご紹介します。
アルファードの中古車としての魅力、特徴

アルファードは、2002年5月 に発売されたミニバンです。
堂々とした外観デザインや、高級感と上質さを感じられる内装で知られ、トヨタの最上級ミニバンとして多くの方に愛されています。
ボディサイズは大きめで、室内空間の広さと快適さはミニバンの中でも群を抜いていることから、特にファミリー向けの車や送迎車として選ばれています。
ここでは、アルファードの中古車としての魅力や特徴を見てみましょう。
人気車種のため選択肢が多い
アルファードは人気車種のため、さまざまな年式やグレードのアルファードが中古車販売店に並びます。
最近ではほとんど見かけることはありませんが、中古車販売店によっては、アルファードGやアルファードVのような、初代モデルのアルファードも購入できる店舗もあるでしょう。
人気車種のため、中古車市場に並んでいる数も豊富なため、多くの選択肢があるのは大きな魅力です。
また、中古車市場に多く並ぶ旧型アルファードの場合、ガソリン車・ハイブリッド車が選べるだけでなく、「2.5X」、「2.5S」、「2.5S Cパッケージ」、「3.5SC」、「3.5GF」、「3.5エグゼクティブラウンジ」、「3.5エグゼクティブラウンジS」 のようにグレードも多様です。
豊富なグレードの中からご自身に最適な1台を選べるのは、メリットだといえるでしょう。
新車に比べて車両本体価格がお手頃
高級ミニバンのアルファードは、新車だとなかなか手が出ないという方も多いでしょう。
しかし、中古車であれば、新車よりも車両本体価格がお手頃になっている可能性があります。
装備の充実している上級グレードもお手頃に購入できるかもしれません。
例えば現行モデルのアルファードには、シートに本革が採用されていたり、シートヒーターが採用されていたりと、標準装備が充実している「Executive Lounge」グレード があります。
インテリアやエクステリアにこだわりのある方にとって、中古車は魅力的な選択肢といえるでしょう。
納車までが早い
アルファードを新車で購入した場合、納車までに時間を要することが見込まれます。
世界的に半導体が不足 しているため、半導体を使用した部品の生産ペースが追い付かず、納車までに数ヶ月~1年単位での待ち時間が発生してしまうケースもあるでしょう。
中古車の場合は、在庫をもとに販売されるため、納車までが早く、買い替えがスムーズにおこなえることや、希望している車にすぐ乗れるといったメリットがあります。
アルファードとヴェルファイアはどう違う?

アルファードを検討している方が気になるのが、アルファードとヴェルファイアの違いではないでしょうか。
アルファードとヴェルファイアは、同じく最上級ミニバンに分類される兄弟車です。
比較されることが多い、二つの車両の違いを見ていきましょう。
デザインの違い
アルファードとヴェルファイアの違いは、主にデザインにあります。
アルファードの上品で落ち着いたデザインに対し、ヴェルファイアは力強くアグレッシブさを感じさせるデザインです。
第一印象を左右するフェイスマスクについても、フロントグリルやヘッドランプの形状などに、違いが表れています。
特にアルファードは、ヴェルファイアと比べると、内装デザインについても高級感の中に落ち着きを感じるデザインに仕上がっています。
また、ボディカラーやインテリアカラーによっても印象が違って見えるため、好みが大きく分かれるでしょう。
ボディサイズ・重量などの違い
アルファードとヴェルファイアは元々が兄弟車種であるため、基本構造はほぼ同様ですが、ボディサイズや重量などに違いがあります。
ここからは、中古車市場でも多く並んでいる2018年マイナーチェンジ後の旧型アルファードとヴェルファイアのサイズを比較していきます。
2022年4月主要諸元表
車種 | 全長 | 全幅 | 全高 | 車両重量 | 車両総重量 |
アルファード (ハイブリッド車) |
4,945~ 4,950mm |
1,850mm | 1,950mm | 2,090~ 2,240kg |
2,495~ 2,675kg |
ヴェルファイア (ハイブリッド車) |
4,935mm | 1,850mm | 1,950mm | 2,150kg | 2,535kg |
アルファード (ガソリン車) |
4,945~ 4,950mm |
1,850mm | 1,935~ 1,950mm |
1,920~ 2,210kg |
2,345~ 2,595kg |
ヴェルファイア (ガソリン車) |
4,935mm | 1,850mm | 1,935~ 1,950mm |
1,970~ 2,030kg |
2,355~ 2,415kg |
※トヨタ自動車(株)社内測定値。装備により、ボディサイズや重量に差が出ることがあります。
比べてみると、ホイールトレッドに僅かな差があるため、走行性能や、小回りの利きやすさに僅かに違いが表れることがあるでしょう。
しかし、それぞれに違いはあるものの大きな違いはないため、デザインや装備のお好みに合わせて車種を選ぶと良いでしょう。
アルファードの中古車を選ぶときのポイント

アルファードの中古車を選ぶときのポイントは、主に3つです。
- ・先に予算を決める
- ・モデルチェンジ直後は狙い目として覚えておく
- ・人気グレードやボディカラーを避けるのもおすすめ
先に予算を決める
アルファードの中古車を選ぶ前に、予算を決めておくのがおすすめです。
アルファードは、グレードや年式を問わず需要があるミニバンのため、車両本体価格が高い傾向にあります。
予算を決めずにいると、想定外の予算になってしまい困ってしまうかもしれません。
また、アルファードは人気車種のため在庫数が多く、予算を決めずに検討すると、選択肢が多く絞り込むのに時間がかかってしまいます。
どの程度の費用までなら負担が少ないか、予算を決めておくことで、選択肢を絞り込むことができ効率的に検討できます。
フルモデルチェンジ直後は狙い目として覚えておく
アルファードに限らず、中古車の場合はフルモデルチェンジ直後が狙い目といわれるため、覚えておくと良いでしょう。
フルモデルチェンジの場合、デザインや装備が大きく変更されるため、旧型のデザインが気に入っている方にとっては狙い目といえます。
また、3代目アルファードでも高い人気を誇った特別仕様車 S“TYPE GOLDⅢ”は、中古車でしか手に入らないため、注目です。
狙い目のタイミングはフルモデルチェンジの直後だけでなく、マイナーチェンジ直後にも言えます。
フルモデルチェンジ直後のモデルは「アーリーモデル(Early Model)」、マイナーチェンジ直後のいわゆる後期モデルと呼ばれるモデルは「レートモデル(Late Model)」と呼ばれます。
アーリーモデルは、改良が加えられたレートモデルと比べ、価格がお手頃に落ち着きやすい特徴があります。
デザインや先進装備の有無など、ご自身が設けている基準に達しているのであれば、アーリーモデルも検討してみてください。
人気グレードやボディカラーを避けるのもおすすめ
敢えて、人気グレードやボディカラーを避けるのも選択肢の一つです。
アルファードには、人気のグレードやボディカラーがあります。
人気の高いものほど需要があるため、同水準でもボディカラーが違うだけで、価格が変わることがあります。
予算を抑えて購入したい方は、グレードやボディカラーにこだわり過ぎず、選択肢を広げることも検討してみてください。
アルファードの中古車を選ぶ際の注意点

アルファードの中古車を選ぶ際は、下記の5点に注意してみてください。
- ・内装の状態までしっかり確認
- ・ドアの状態もチェック
- ・カスタム車は選ばない方が無難
- ・事故車や水没車は注意
- ・走行距離はご自身に適したものを
内装の状態までしっかり確認
中古車購入の際、外装はしっかりチェックする方が多いでしょう。
濃い色合いのボディカラーの場合、特に小さなキズが目立ちやすいため、すぐに気づくことができます。
しかし、中古車購入の際は、外装に加えて内装までしっかりチェックすることが大切です。
特にアルファードの場合、ファミリー層に選ばれることが多い車種のため、シートに汚れがあることも考えられます。
内装に気になる汚れや傷がないかも、しっかり確認しましょう。
確認しにくい見えない部分の汚れが気になるという方は、トヨタ認定中古車の購入を検討してみてください。
トヨタ認定中古車は、見えないところまで徹底的に洗浄する「まるごとクリーニング」がおこなわれています。
「まるごとクリーニング」は汚れやニオイが綺麗に清掃された状態で納車されるため、中古車でも新車に近い状態の車をお求めの方におすすめです。
まるごとクリーニング | トヨタ認定中古車 | トヨタ自動車WEBサイト
ドアの状態もチェック
アルファードには、パワースライドドアやデュアルパワースライドドア、パワーバックドアなどを備えたグレードがあります。
いずれも電動開閉式で、力を入れることなくドアを開閉できることから、両手がふさがりがちなファミリー層に支持されています。
低年式のアルファードの場合、念のためドアの状態も確認しておくと安心です。
トヨタディーラーで販売されている中古車の場合、不具合などが起こっていることはほとんどありませんが、実際に使用してみることで不安の払拭にも繋がります。
アルファードに限らず、スライドドアを搭載した車種をお求めの方は、下記のコラムもぜひチェックしてみてください。
カスタム車は選ばない方が無難
アルファードのように人気の車種は、カスタム車も中古車販売店に並ぶことがあります。
カスタム内容次第では、保証の対象外とされることがあるため、注意が必要です。
トヨタディーラーで購入する中古車の場合、保証外のオプションが装着されていることはありませんが、オークションサイトで購入する場合や、トヨタディーラー以外の販売店では、一部社外品が装備されていることもあります。
エアロパーツの装着など、カスタマイズされたアルファードを購入したい方は、トヨタ純正のカスタマイズパーツが装備された中古車を購入すると安心です。
修復歴のある中古車は注意
修復歴のある中古車は内容をしっかりと確認しましょう。
どのような修復をしたのかにもよりますが、場合によっては故障のリスクが上がることも考えられます。
修復歴がある場合、リーズナブルな価格で販売されていることが多いですが、選ぶかどうかは要検討です。
走行距離はご自身に適したものを
走行距離が多くても、しっかりとメンテナンスがおこなわれていれば、問題なく走れることが多いです。
手ごろな価格に落ち着きやすいため、総走行距離が8万kmや10万kmでも、候補に入れるのがおすすめです。
しかし、長く乗り続ける予定がある方は、多少費用がかかっても走行距離が少ない方が良いことがあります。
利用目的に応じて、ご自身に合ったアルファードを選ぶようにしましょう。
まとめ

この記事では、アルファードが持つ魅力、選ぶときのポイント、注意点などについて詳しくご紹介しました。
アルファードは、高級ミニバンとして多くの方に愛されています。
新型アルファードの登場で、中古車市場にも良質な中古車が登場しているため、購入を検討している方はぜひ注目してみてください。
トヨタモビリティ神奈川では、高年式のアルファードを多く取り揃えています。
アルファードの中古車情報は、こちらからご確認頂けます。
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※在庫車の状況は日々変動します。予めご了承ください。
また、お近くの店舗にご希望のアルファードがない場合でも、店舗間の在庫移動による取り寄せができます。
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