公開日2024.5.27
釣り車は中古車がおすすめ!釣りに適した車を選ぶときのポイントとは

釣りが趣味という方の中には、いまお乗りの車から釣りに適した車への買い替えを検討している方もいるかもしれません。
釣りに適した車に乗り換えれば、より快適に釣りを楽しめます。
その際、購入する車が中古車なら新車よりもお手頃な価格で購入できるというメリットがあり、おすすめです。
この記事では、釣り車として中古車の購入を検討している方向けに、車選びのポイントや、おすすめの車種、併せて購入したいアイテムなどについて解説します。
釣りに向いた中古車選びのポイント

釣りに適した中古車選びには、ポイントが4つあります。
下記の4つのポイントに注目し、中古車を選んでみてください。
- ・積載量
- ・悪路走破性
- ・燃費性能
- ・ETC、ナビなどのオプション装備
積載量
釣りに出かける際には、長さがある釣り竿(ロッド)や、場所を取るバケツやクーラーボックスなど多くの道具が必要です。
人によっては、着替えや車中泊用の道具、その場で魚を下処理したり調理したりするのに、調理器具も用意している場合もあるかもしれません。
そのため、まずは積載量を重視しましょう。
さらに、積載量に加えて、積み下ろしのしやすさなどにも注目すると良いでしょう。
ロッドを収納しても広々とした室内がいいとお考えの方は室内高が確保されていたりシートアレンジがしやすい車がおすすめで、車中泊をする方は居住性なども見て選ぶと良いでしょう。
悪路走破性
未舗装の道(オフロード)を通って釣りのスポットへ向かう場合に方には、悪路走破性が大切です。
渓流などで釣りをする方は、凹凸がある道や山道を通る機会も多いでしょう。
そんなとき、悪路走破性が高い車であれば、釣り場付近までストレスなく移動することができるでしょう。
具体的には、ボディ剛性に優れた車や4WDの車を選ぶのがおすすめです。
4WDとは、前後4つのタイヤそれぞれにエンジンの力が伝わって駆動することを指しています。
全てのタイヤに力が加わるため、凹凸がある道や砂利道、カーブや坂道など、一部のタイヤに負担がかかったり、タイヤへの負担が分散してしまったりする走行シーンでも、しっかりと路面を捉え、安定して走行することが可能です。
快適に移動ができるため、釣りへ出かける際にオフロードを通過する機会がある方は、悪路走破性を重視してみてください。
燃費性能
釣りの頻度が高く遠くまで出かけることが多い方や、いくつかの釣り場を巡ることが多い方は、燃費性能を比較して中古車を選ぶと良いでしょう。
特に、何時間もかけて釣りの穴場に向かうという方だと、月々のガソリン代を気にしてしまうかもしれません。
燃費性能が良い車であればガソリン代を抑えることができるというメリットがあります。
具体的には、ガソリン車よりもハイブリッド車を選ぶのがおすすめです。
また、コンパクトカーなどボディサイズが小さい車は、燃費性能が良い傾向があります。
こまめに移動する方や、長距離移動が多い方は燃費性能に注目して中古車を選ぶようにしましょう。
ETC・ナビなどのオプション装備
中古車は、車種・グレードに加え、年式や走行距離によって価格に違いがあらわれますが、装備されているオプションにも違いがあります。
例えば、長距離移動に欠かせないナビや高速道路利用時に便利なETCについては、装備されていない中古車もあります。
オプションの中には、ドライブレコーダーやバックモニターなど後付けできる装備もあれば、パノラマルーフやシートヒーターなど新車購入時にしか装備できないオプションもあります。
そのため、中古車購入時にはご自身の欲しいオプションが装備されているか チェックしてみてください。
例えば、樹脂性のデッキボードが装備されている車なら、濡れた道具を収納しても汚れにくくお手入れしやすいでしょう。
また、ハンズフリーパワーバックドアが装備されている車種では、両手がふさがっていても荷物の出し入れがしやすいというメリットがあります。
釣りだけでなく、普段の利用シーンにも便利なオプションであれば、より快適さを実感できます。
釣り車として人気が高いボディタイプ

釣りに使用する車として、人気が高いボディタイプは、下記の4つです。
- ・ミニバン
- ・SUV
- ・コンパクトカー
- ・ワゴン
ミニバン
ミニバンは、ファミリーカーとしてはもちろん、釣り車としても高い人気を誇ります。
高い積載能力を備えており、釣り具をはじめとする荷物を多く持って行きたい方にとって嬉しいボディタイプといえるでしょう。
また、ミニバンは乗車定員7~8人で、シートアレンジで車内をフラットな状態にできる車種もあります。
家族や友人など複数人で釣りに出かけることが多い方や、休憩中にゆったりとしたスペースで休憩したい方などにおすすめです。
また、釣りに合わせて車中泊を予定している方などにとってもおすすめのボディタイプです。
SUV
SUVも、釣りに適した人気のボディタイプといえます。
高い悪路走破性を備えているSUVなら、砂利道や砂地など未舗装の道でもぐんぐん進むことが可能です。
基本的に最低地上高も高いことから、足回りをぶつける心配をしなくて良いことも、メリットといえるでしょう。
釣りに出かける際には特にクロスカントリーSUVと呼ばれるSUVがおすすめです。
荷物の積載量も多いため、ミニバンと並んで、釣り車としての高い人気を持つボディタイプです。
コンパクトカー
コンパクトカーは、手軽に活用できる釣り車をお探しの方におすすめしたいボディタイプの一つです。
コンパクトカーは、小回りが利き取り回しが良いため、狭い道路や狭い駐車スペースでも運転しやすいです。
普段使いしやすく、荷物がそれほど多くない方や、1人で釣りに出かけることが多い方には便利でしょう。
また、燃費性能も優れている車種が多いため、遠くに出かけることが多い方やたくさんの釣りスポットを巡りたいという方におすすめです。
ワゴン
ワゴンは、積載量が多いことから釣り好きの方に根強い人気を誇るボディタイプです。
ワゴンとは、車高が低く、車体が「ボンネット部分」と「座席と荷室部分」に分けられたツーボックスカーです。
セダンに近い乗り心地の良さがありながら高い走行性能と燃費性能、豊富な積載量を備えているのが魅力です。
遠征から街乗りまでバランスよくこなせるボディタイプで、コンパクトカーではボディサイズが小さいと感じてしまう方におすすめです。
釣り車としてのおすすめ車種は?
釣り車としておすすめの車種を、ボディタイプごとにご紹介します。
おすすめの車種は多くありますが、下記の4種類をメインに検討してみてください。
- ・ノア
- ・RAV4
- ・アクア
- ・カローラツーリング
ノア

釣りに使用するミニバンを探している方には、ノア がおすすめです。
ノアは積載量に優れたミニバンで、多くの荷物を釣りに持って行きたい方に向いています。
例えば2022年1月に登場した4代目ノアは、3列目シートを格納することでラゲージスペースを作れます。
3列目シートを跳ね上げるラゲージモード、さらに2列目シートを前方へスライドさせるビッグラゲージモードなどのシートアレンジで、より多くの荷物を積載可能です。
荷室幅1,100mmに加え、2WDであれば500mmと低床であるため、大きな荷物の積み下ろしも楽々おこなえます。
室内空間が広々としているため、荷物が多い方だけでなく、家族で釣りを楽しみたいという方にもおすすめです。
ノアの中古車情報
※数値やデータは、2023年10月のカタログより抜粋した、トヨタ自動車(株)社内測定値です。
年式やオプションなどにより違いが表れることがあります。
他にもおすすめのミニバン車種
ノア以外にも、トヨタ車の中で圧倒的な積載量を誇る「ハイエース」や、ノアと兄弟車の「ヴォクシー」もおすすめです。
ハイエースは本格的に釣りを楽しみたい方や、道具を沢山積んで出かけたい方におすすめです。
ヴォクシーは、ノアと同じく人気車種のため、多くの在庫の中からご自身の求める条件に合う1台が見つけやすいというメリットがあります。
先ほどご紹介したノアと基本構造が共通しているため、より個性的でクールなデザインが好きな方にもおすすめです。
RAV4

釣りに適したSUVを探している方には、RAV4がおすすめです。
RAV4は、悪路走破性に優れたSUVで、豊富なグレードの中から最適なグレードを選択できる点が魅力です。
クラストップレベル(※1)の580Lのラゲージ容量があり、リヤシート使用状態でも奥行き1,015mmもの広さを確保しています。
また、4WD車であれば、路面状況に合わせて走行モードを切り替えられるマルチテレインセレクトが導入されており、より悪路走破性が高められています。
ガソリン車・ハイブリッド車ともに優れた動力性能と力強い走りを兼ね備えているため、 未舗装路や砂利道、泥道など、悪路を通って釣り場へ向かう予定がある方には、RAV4を検討してみてください。
RAV4の中古車情報
(※1)ミディアムSUVクラスでの比較。2019年4月現在、トヨタ自動車(株)調べ。
(※2)Zは490L。デッキボード上段時は542Lとなります。2段デッキボードはZを除く全車に標準装備しています。数値はVDA法による社内測定値。
※数値やデータは、2024年5月現在の現行車のカタログより抜粋した、トヨタ自動車(株)社内測定値です。
年式やオプションなどにより違いが表れることがあります。
他にもおすすめのSUV車種
他にも、トヨタ車の中で圧倒的な悪路走破性を誇る「ランドクルーザー」もおすすめです。
ミニバンに負けない積載量がありながらも、悪路走破性に優れたランドクルーザーなら、どのような場所でも快適に出かけることができるでしょう。
また、無骨な印象で存在感のあるエクステリアに、上質なインテリアを備えている点から多くのファンがいる車種でもあります。
普段使いもしやすいSUVをお探しの方には「カローラクロス」もおすすめです。
豊富な積載量を確保しつつも、運転しやすいちょうどいいサイズで、世代を問わず乗っていただきやすい車種です。
2021年9月に発売が開始された車種のため、比較的、高年式の車種が見つけやすいのも嬉しいポイントです。
アクア

釣り車として使うコンパクトカーを探している方には、アクア がおすすめです。
アクアは、グレードを問わずハイブリッド車のみがラインナップされているのが特徴で、燃費性能に優れています。
遠くまで出かけて釣りをする方にとって、その燃費性能の高さは嬉しいポイントといえるでしょう。
中古車なら新車と比べてお手頃な価格に落ち着いていることが多いため、ハイブリッド車でも手を出しやすいといえます。
2021年7月から発売されている2代目モデルは、荷室長656mm、荷室高824mmとラゲージスペースも確保されています。
最大荷室幅1,153mmとワイドな為、荷物も取り出しやすくこまめに荷物を出し入れするシーンでも使い勝手が良いでしょう。
また、アクセサリーコンセントが全車種標準装備のため、ちょっとした電子機器を使用したいときやスマートフォンの充電をする際にも便利です。
一人で釣りに出かけることが多い方や、少人数で遠くまで釣りに出かけることが多い方、コストを抑えて釣りを楽しみたい方などに向いている車種といえるでしょう。
アクアの中古車情報
※数値やデータは、2023年3月のカタログより抜粋した、トヨタ自動車(株)社内測定値です。
年式やオプションなどにより違いが表れることがあります。
他にもおすすめのコンパクトカー車種
アクアと同じく燃費性能に優れた「ヤリス」も釣り車としておすすめの車種の1つです。
ムダを徹底的にそぎ落としたコンパクトなボディは、運転のしやすさだけでなく、優れた操縦安定性、高い燃費性能を兼ね備えています。
他にも、「ルーミー」もおすすめです。
ルーミーは、トヨタのコンパクトカーで唯一のスライドドアが採用されていることから、乗り降りしやすく、荷物の出し入れもしやすいというメリットがあります。
多彩なシートアレンジも魅力で、荷物をたくさん積める収納スペースを確保できるほか、フルフラットにすれば横になれる休憩スペースも確保できます。
カローラツーリング

釣り車としてワゴンタイプの車をお探しの方には、カローラツーリング がおすすめです。
カローラツーリングには、リバーシブルデッキボードが採用されています。
裏面が樹脂製のリバーシブルデッキボードは、裏返して使えば、濡れたり汚れたりした釣り具でも気兼ねなく載せられるでしょう。
また、グレードによっては、ラゲージ床面の高さを調節できます。
上段に設定して2列目シートを倒せば、フラットで使いやすい空間が生まれます。
例えば、2022年10月から発売されたモデルでは、荷室長が930mmから1,953mmに広がり、積載容量も392Lから802Lと大幅に増やすことが可能です。
下段に設定すれば、荷室高655mmから755mmに広がり、背の高い荷物も倒さずに積むことができます。(※1)
エンジン音やロードノイズが軽減されるよう静粛性が追及されていることや、優れた燃費性能なども魅力です。
積載量が多いステーションワゴンを探している方や、快適な遠征をしたい方に、カローラツーリングはおすすめです。
カローラツーリングの中古車情報
(※1)スペアタイヤ・アクセサリーコンセント装着車、ハイブリッド4WD車は1段式のみです。
※数値やデータは、2023年12月のカタログより抜粋した、トヨタ自動車(株)社内測定値です。
年式やオプションなどにより違いが表れることがあります。
釣りを一層楽しむために用意を検討したいアイテム

釣りを最大限楽しむために、用意しておきたいアイテムは数多くあります。
下記のようなアイテムを、ぜひ揃えておきましょう。
- ・ロッドホルダー
- ・防水グッズ
- ・光源
- ・カーセキュリティ用品
- ・車用USB充電器
- ・牽引ロープ
ロッドホルダー
ロッドホルダーは、車内に釣り竿を固定できるアイテムです。
釣り竿の破損を防げることや、ルアーといった仕掛けを外さなくても置けることなど、さまざまなメリットがあります。
天井に設置するタイプは、複数の釣り竿を固定でき、窓に取り付ける簡易なタイプは、取り外しが容易で、少ない釣り竿の固定に向いています。
室内高や室内長などを確認しながら、ぜひ購入を検討してみましょう。
カー用品店や釣り用品店で購入でき、車種によっては、メーカーによる純正品が用意されていることもあります。
防水グッズ
防水シートや防水デッキボードなどの防水グッズも、ぜひ装備したいアイテムです。
釣り具は、地面に直接置いたり、濡れたりすることが多いため、車内を汚してしまうことが心配です。
防水シートや防水デッキボードが装備されていれば、車内を汚さずに済み、ニオイも付着しづらくできるため、普段使いの際にも気持ちよく使うことができるでしょう。
もし汚れてしまっても、さっと拭くだけでお手入れがしやすい点も嬉しいポイントです。
防水シートや防水デッキボードなどはカー用品店などで購入することも可能ですが、メーカーの純正品が用意されている場合はそちらを装備する方が、下取り時に高く査定してもらえることもあるためおすすめです。
光源
夜や朝方などに釣りをする方にとって、あると便利なのが、光源です。
夜間の光源が不十分だと、手元がよく見えず作業が滞るため、快適に釣りを楽しむことができません。
また、物を落としても見えず、紛失や破損、怪我といったことも起こります。
夜釣りに向かう予定がある方は、ポータブルタイプのランプを用意していると安心です。
また、濃霧が発生するような場所へ向かう方は、フォグランプのような光源を搭載した中古車を選ぶと良いでしょう。
カーセキュリティ用品
車から離れる時間が長い方が用意したいアイテムが、カーセキュリティ用品です。
車上荒らし被害に遭う可能性は、どなたにもあります。
近年は特殊な装置を使って、スマートキーや工具を用いなくても車内に侵入するといった手口も用いられています。
釣り場と駐車場が離れた場所では被害に気付きづらく、駐車場に戻ってきたら車がなかったり、車上荒らしに遭っているということが起こるかもしれません。
そのような被害に遭わないために、警報装置やホイールロックなど、カーセキュリティを充実させると良いでしょう。
トヨタ自動車(株)では、不正信号によるドア開錠やエンジン始動を抑止するセキュリティシステムをご用意しています。
セキュリティシステムを装着できる対象車については、こちらをご覧ください。
セキュリティシステム対象車種一覧 | トヨタ自動車WEBサイト
車用USB充電器
最近ではアクセサリーコンセントが装備されている車種が多くなりました。
スマートフォンを利用する方や、車中泊をしたい方など、電気が必要な場面は少なくありません。
その際、アクセサリーコンセントがあれば、スマートフォンを充電したり、電気製品を使用したりできます。
アクセサリーコンセントがない場合も、車用USB充電器があれば、シガーソケットに差し込んでUSBポートから充電可能です。
USB充電器を選ぶ際は、故障を防ぐために、電気製品やスマートフォンの規格に合ったものを選ぶことが大切です。
牽引ロープ
釣り場がオフロードの先にある場合は、もしものときのことを考えて、牽引ロープのようなアイテムも用意しておくと良いでしょう。
河原や砂地、泥道などに誤って進入したとき、タイヤがはまって動けないといったことが考えられるためです。
近場にいる方の車に牽引してもらうためのロープを備えておくと、万が一のときに役立ってくれます。
また、ご自身ではどうしようもない場合も考えられるため、ロードサービスに加入しておくと安心できます。
まとめ
この記事では、釣り向きの中古車選びのポイントや、おすすめの車種、併せて購入したい釣りアイテムやオプションなどについてご紹介しました。
釣りに適した車には、ミニバンやSUV、コンパクトカーやワゴンなどがあります。
ノアやRAV4、アクアやカローラツーリングなど、魅力的な中古車の中から、ぜひ検討してみてください。
トヨタモビリティ神奈川が扱う中古車の情報は、こちらからご確認頂けます。
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