公開日2024.4.25
新車をすぐ売るのはどのような理由?メリットやデメリットまで解説
新車をすぐ手放すのは、どのような理由があるのでしょうか。
また、購入してそれほど時間が経っていない車を手放す場合、できる限り高い金額で手放したいと考える方も多いでしょう。
この記事では、新車をすぐ手放す理由や、そのメリットとデメリット、高い金額で手放す方法などについて、詳しくご紹介します。
新車をすぐ手放す7つの理由
新車をすぐ手放す理由は、積極的なものから消極的なものまでさまざまです。
ここでは、新車を手放す理由を7つ見ていきましょう。
生活環境の変化
転勤や転職といった生活環境の変化は車を手放す理由の1つです。
購入してから間もない場合でも、急な異動などの理由によってライフスタイルが変われば車を手放す人は少なくありません。
例えば都市部は、電車やバスなどの公共交通機関を利用しやすい環境が整えられており、車の必要性はそれほど高くありません。
そのため、地方から都市部へ引っ越す方の中には、移動手段を公共交通機関に切り替えて経済的負担を減らしたいと思うことがあるようです。
また、転勤を機に車で通勤するようになった方の中には、通勤に適した車種に乗り換えたいと考える方もいらっしゃるかもしれません。
家族構成の変化
子どもの独立やご両親との同居など家族構成が変わることで今の車を手放したいと考える方もいます。
例えば、家族の人数が増えた場合は大人数で乗れるミニバンが、介護の必要性が生じたなら福祉車両に乗り換えたいと思うかもしれません。
今お乗りの車がライフスタイルに合っていないと感じた場合は、手放して新しい車を購入する必要性を感じるかもしれません。
車が破損した
事故や災害など、車の破損がきっかけで車を手放す方もいます。
しかも、事故の相手方から受け取れる修理費が少ない、発生した損害が任意保険の補償対象外など、修理費が不足することもあるでしょう。
その修理費が高ければ、高い修理費を支払ってまで現在の車に乗り続けることに魅力を感じられないことがあります。
上記のような事情から、やむを得ず新車であっても手放す方もいます。
運転していて違和感がある
購入当時は満足していても運転するうちに、段々と運転しにくいと思い、買い替えたいケースもあります。
例えば、「堂々としたデザインやボディサイズが気に入って購入したものの、小道や狭い駐車スペースを利用することが多いため、合わないと思えてきた」といったケースです。
このケースでは、大きなボディサイズがご自身のライフスタイルに合わず、買い替えの必要性が生じています。
他にも、ハンドル操作の感覚や乗り心地などに違和感があり、運転への不安から新車を手放す方もいます。
維持費が家計を圧迫している
車の維持費が家計を圧迫しているため、やむを得ず新車を手放すという方もいます。
ガソリン代や税金、保険料や車検整備費用など、車にはさまざまな維持費が必要です。
「転居などにより駐車場代が高くなった」「保険料が高くなった」などの理由から、車を所有し続けるのが困難になり、やむを得ず手放すこともあるかもしれません。
結婚や出産などで資金が必要
結婚や出産など、まとまった資金が手元にないと困る場合にも、新車を手放すことがあります。
結婚や出産などのタイミングでは、新生活の準備や引っ越しをする方もいるため、特に多くの資金が必要になることが多いタイミングと言えるでしょう。
新車は資産的価値が高く、早期に手放すことで、まとまった資金が手に入ります。
そのため、結婚や出産などの機会に、新車を手放す方もいます。
違う車に乗り換えたい
他の車に乗り換えたいという理由から新車を手放す方もいます。
新車が発表されるたびにチェックを欠かさないような、車好きの方は多いでしょう。
中には、「長く乗り続けるより常に新しい車に乗りたい」という新しい車が好きな方や、「この車種の新車を待っていた」という特定の車種を愛する方もいます。
このように他の車に乗りたいと強く感じた方は、新車であっても積極的に手放し、乗り替えを進めることがあります。
また、最近では車の納期が長納期化していることから、次の車が納車待ちの間に、納車待ちの期間にだけ乗る車を購入する方もいます。
そのような方の中には、納車待ちの車が想定よりも早く納車されることにより、買ったばかりの新車を手放すという方もいます。
免許返納で車が不要に
免許を返納するタイミングで、新車を手放す方もいます。
高齢の方だと、ご自身の運転技術に不安を感じることがあるでしょう。
「この年齢までは乗り続けよう」と考えていても、身体能力の低下を実感すると、その年齢を迎える前に免許返納を決めることもあるはずです。
その際、購入してそれほど経っていない新車でも、事故を起こすよりは良いと判断して、手放すことがあります。
新車をすぐ手放すことにはメリットも
新車を手放すことを惜しいと感じる方は多いでしょう。
しかし、早めに手放すことにはメリットもあります。
手放したときの査定額に期待を持てる
状態にもよりますが、新車は手放したときの査定額が高い傾向があります。
登録から経過した年数や総走行距離などが少ない場合、高い評価が期待できます。
人気のオプションを装備している場合や高いグレードを購入した方、常日頃から車の管理を徹底してきた方ほど、手放したときの査定額は高くなるでしょう。
需要が高い車種であれば、高値での買取りや下取りに応じてくれるかもしれません。
いずれにしても、長く所有していた車よりも、高い金額で手放せる可能性は高いといえます。
ご自身に合った車に乗り替えられる
ご自身に合った車へ乗り替えられることもメリットの一つです。
公共交通機関の利用に切り替える方や、免許を返納する方など車が不要になった方を除き、車を手放したあとは、他の車へ乗り替えることが多いでしょう。
その際は、下取り価格が高くなることで、これまでに選べなかった車種やグレードが選択肢に加えることができるかもしれません。
家族構成や使用シーンに応じて、より多くの選択肢の中からご自身の希望に合った車を選べます。
新車をすぐ手放すことにはデメリットもある?
新車を手放すことにはメリットがありますが、僅かながらデメリットもあります。
ここで、主なデメリットを2点確認しましょう。
手間がかかる
新車を手放すには、手続きや、スタッフとのやり取りといった手間があります。
また、書類を揃えなければならないことも、面倒に感じられるかもしれません。
例えば買取りの場合は、下記のような書類が必要です。
- ・自動車検査証(車検証)
- ・自賠責保険証
- ・自動車リサイクル券
- ・自動車税納税証明書
- ・実印
- ・印鑑証明書
- ・委任状
- ・譲渡証明書
- ・整備手帳・取扱説明書
車を下取りに出して買い替える場合は、また別の書類が必要です。
ただ、買い替える場合も、委任状があればさまざまな手続きをディーラーや中古車販売店に任せられます。
また、近年では印鑑証明書等の公的証明書はマイナンバーカードを持っていれば、コンビニエンスストアでも取得できます。
購入時の価格よりは安くなる
新車には高い価値がありますが、手放したときの査定額は、購入時の価格より下がってしまいます。
登録から1~3年の新車は高く手放せるといわれますが、どれほどの人気車でも、手放したときの金額が購入時の価格を上回ることはないでしょう。
また、買い替えるときには、登録手続きや税金、車検整備費用など、さまざまな費用がかかります。
手放したときの金額に期待を寄せすぎてしまっている方には、デメリットと感じられるかもしれません。
新車を手放す方法は主に3通り
新車を手放す方法は、主に3通りです。
下記の中から、ご自身に合ったものを選んでみてください。
買取り
車が不要になったという方には、買取りがおすすめです。
買取りは、高値で手放しやすいことがメリットです。
ディーラーや中古車販売店、買取り専門業者など、買取りをしてくれる業者は様々ですが、中古車販売をおこなっている店では、買取りした車がそのまま商品となるため、買取りに積極的です。
移動手段が変わった方や、免許返納した方など、車に乗り続けない方にはおすすめの方法といえます。
ディーラーで車買取りを検討されている方は、ぜひこちらのコラムも参考にしてください。
車を売るならトヨタの車買取りがおすすめ!利用の流れと特徴を解説
下取り
現在の車から別の車に乗り換えを検討している方には、下取りという方法があります。
ディーラーや中古車販売店に現在の車を引き取ってもらう下取りは、査定金額を車の買い替え費用に充てられます。
スムーズに車の買い替えができるため、今の車の代わりに別の車が必要という方には、下取りがおすすめです。
トヨタモビリティ神奈川での下取りを検討されている方は、簡単な入力で下取り参考価格がわかるシミュレーションも、ぜひ確認してみてください。
下取り参考価格シミュレーション | トヨタ自動車WEBサイト
解体業者
事故や災害などで、廃車手続きが必要な車は、解体業者に持ち込むのも選択肢の一つです。
解体業者であれば、再利用可能な部品は取り出し、それ以外は金属としての価値を見出して評価してくれます。
ただし、価値が付かないと自己判断するのではなく、まずはディーラーや中古車販売店などで見てもらうと良いでしょう。
新車をできる限り高く手放すためのポイント
新車は、できる限り高い金額で手放したいものです。
ここでは、高値で手放すためのポイントを3つご紹介します。
車内の清掃をおこなう
新車であっても、手放す前には、車内の清掃をおこなうと良いでしょう。
査定額は車の状態をもとに値付けされるため、シートにシミやニオイなどが付いていたりすると査定額が低くなる可能性があります。
特に、シートの不具合が大きいと、交換や大規模なクリーニングが必要となり評価が下がってしまいがちです。
新車を手放すことが決まったら、掃除機をかけたり汚れを拭きとるなど、できる範囲で清掃をするのがおすすめです。
修理はせずに手放す
車にキズがあっても修理に出さず、そのまま手放すのがおすすめです。
状態が良い方が査定額は高くなりますが、修理費用をかけてまで状態を良くする必要はありません。
買取り額や下取り額がプラスするとは限らず「評価は上がったけれど修理費に見合わなかった」ということがあり得ます。
また、ご自身で修理を試みると、小さなキズや凹みでもかえって悪化させることがあるため、ご自身では触らないことがベターです。
純正部品も用意する
新車を手放そうと思ったときには、純正部品も揃えておきましょう。
ご自身の好みに合わせて社外品のオプションをカスタムしている方もいらっしゃるでしょう。
社外品のオプションについては、査定する業者によってプラス評価されることもありますが、マイナス評価につながることもあります。
そのため、取り外した純正部品を保管している方は、できる限り綺麗な状態で査定時に持ち込むのがおすすめです。
まとめ
この記事では、車を手放すさまざまな理由や、新車をすぐ手放すことのメリットとデメリット、高い金額で手放すポイントなどについてご紹介しました。
新車を手放す理由は人によってさまざまで、ご自身の理由次第では、手放すのが惜しいと感じられるかもしれません。
しかし、新車ならではメリットもあり、必要性を感じたのであれば価値があるうちに手放すのがおすすめです。
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