公開日2024.12.21
中古車の購入とカーリースならどちらがおすすめ?それぞれの特徴を徹底比較

なるべく初期にかかる費用を抑えて車を所有したいとお考えの方におすすめの中古車。
同じく初期費用を抑えて車を所有する方法としては、カーリースもあります。
どちらも特徴が異なり、メリットとデメリットがあるため、迷ってしまう方もいるのではないでしょうか。
この記事では、中古車の購入とカーリース、それぞれの特徴やメリットデメリットを比較し、どちらがどのような方におすすめなのかも合わせてご紹介します。
費用を抑えて車を所有したいとお考えの方は、ぜひ参考にしてみてください。
中古車とは?カーリースとは?それぞれの特徴
まずは、中古車とカーリース、それぞれの特徴について見ていきましょう。
中古車とは?
中古車は、過去に運輸局に登録(軽自動車は軽自動車検査協会に届出)され、車検証とナンバープレートが発行された車のことをいいます。
中古車市場に並ぶほとんどの車は、以前の所有者が使用していた車ですが、稀に登録済み未使用車や試乗車、展示車として使用されていた車が並ぶこともあります。
新車と比べると安い価格で購入できることが、中古車の大きな特徴です。
購入費用を抑えながら、ご自身にとって必要な車を所有できます。
カーリースとは?
カーリースとは、利用料を支払って一定期間、車を借りるサブスクリプションサービスです。
購入と違って借りるため、車の所有者はリース会社となりますが、取り扱い車種の中から好きな車種を選ぶことができ、契約期間中は返却する必要がないためマイカーのように使用することができます。
新車のカーリースと中古車のカーリースがあり、一般的には新車のカーリースの方が多く利用されています。
購入までは踏み切れないものの、ある程度の期間は車が必要という方にとっては、選択肢の一つです。
中古車の購入とカーリース、それぞれのメリット

ここでは、中古車の購入とカーリース、それぞれのメリットを見ていきます。
中古車を購入するメリット
中古車を購入するメリットは、主に下記の3つです。
新車と比べて購入費用がお手頃
中古車は、購入費用が新車と比べてお手頃ということが、大きなメリットといえるでしょう。
興味があっても、新車の上級グレードは手が出ないという方でも、中古車の上級グレードであれば選択肢に入れられることがあります。
また、購入すれば、車はご自身の資産です。
ご自身の好きな乗り方をして、好きなときに乗り換えることが可能です。
生産終了した車種も選べる
中古車であれば、生産が終了した車種や、現行では取り扱いの無い車種を選べることが、メリットといえます。
車種の統合や後継車の発売などを理由にメーカーが生産終了した車も選択することができるため、どうしても欲しい車種が決まっている方にとってはメリットでしょう。
現行では取り扱いのないボディカラーや、メーカーオプション装備が備わった車も選択できるため、新車と比べて豊富な選択肢から購入できるというメリットもあります。
納車までが早い
中古車は、新車と比べて納車までが早いこともメリットです。
既に在庫している車が市場に並ぶため、成約してから納車まで半年以上も待つというようなことがありません。
カーリースの場合は、車種によっては新車購入時と同様に、利用開始まで半年以上かかることがあります。
中古車の場合、乗り始めたい時期が決まっている方や、すぐに車が必要という方に向いています。
カーリースのメリット
カーリースのメリットは、主に下記の3つです。
カーリースでしか選択できないグレードもある
トヨタのサブスクリプションサービスKINTOでは、KINTO専用グレードが設定されている車種もあります。
専用グレードの場合、購入するよりも維持費を含めた総支払額が安くなるケースもあります。
新車をお手頃に乗ることができるほか、KINTO Unlimitedに対応している「Uグレード」であればハードウェアもソフトウェアもアップグレードすることができます。
納車後も、サービス拡充による新しいアイテムをご自身のタイミングで後付けできたり、メーカーオプションにないアイテムも選んだりできるため、気軽に車を乗り始めたい方にとって大きなメリットと言えるでしょう。
支出がわかりやすい
カーリースのリース料金は、基本的に定額で、わかりやすいのが特徴です。
支出が月によってばらつかず、急な出費に焦る機会が少ないことは、メリットといえるでしょう。
支払い計画をしっかり立てて、今後に備えることができます。
メンテナンス費用や保険料などがリース料金にまとめられているタイプもあり、面倒な保険手続きなどの手間もかかりません。
乗り替えや返却手続きがスムーズ
カーリースは、乗り替えや返却手続きがスムーズというメリットもあります。
中古車を購入した場合は、現在の車を手放し、新しく買い替えるためにさまざまな手続きが必要です。
一方、カーリースは、契約期間満了後に、別の車に乗り替えられるサービスを提供している会社もあります。
車が不要であれば、リースしている車を返却するだけなので、スムーズに車を手放すことができます。
中古車の購入とカーリース、それぞれのデメリット

次に、中古車を購入することとカーリースを利用すること、それぞれのデメリットを確認してみましょう。
中古車を購入するデメリット
中古車を購入するデメリットは、主に下記の3つです。
目当ての車種があるとは限らない
中古車は、目当ての車種が中古車販売店に並んでいるとは限りません。
特に、取り扱いが終了している車種や、特別仕様車などの流通量の少ない車種の場合、なかなかお目当ての車に出会うことができないことも考えられます。
購入したい条件が細かく決まっている方にとっては、デメリットと考える方もいるでしょう。
同車種でも車両の状態に違いが表れる
中古車は、同じ車種であっても、車両の状態はそれぞれです。
新車と違い、中古車は中古車販売店に並ぶ以前に所有していた方がいることから、使用感や年式、総走行距離など、ご自身が気になる点を考慮して選ぶ必要があります。
お目当ての車種が見つかった場合でも、希望のオプションが装備されていなかったり、状態がご自身の理想と違ったりということがあり得ます。
そのため、車選びに時間を要する場合もある点はデメリットと言えるでしょう。
税金や車検、保険料などの計算が必要
中古車を購入した場合は、ご自身で税金や車検、保険料などを計算する必要があります。
カーリースであれば、定額のリース料にまとめられることが多いため、ご自身で計算する手間を省くことができます。
中古車は、支払う税金や保険料、維持費などが月によってバラつきやすく、支払いもご自身でおこなうため、そのような点が手間に感じる方もいらっしゃるでしょう。
カーリースのデメリット
カーリースのデメリットは、主に下記の3つです。
決められた期間の契約が必要
カーリースを利用するには、一定期間の契約が必要です。
契約期間はリース会社によって様々ですが、3年、5年、7年ほどが一般的でしょう。
契約プランにもよりますが、契約期間中は原則解約できないことが多く、中途解約すると違約金が発生します。
ご自身のタイミングで車を手放したり乗り替えたりできない点がデメリットとして感じる方もいるかもしれません。
さまざまな制限がある
カーリースは契約期間満了後に返却することが前提のため、さまざまな制限が設けられています。
例えば、走行距離に上限が決められていることがあります。
頻繁に長距離を走行する機会のある方や、遠出が好きな方にとっては、デメリットとして感じられるでしょう。
他にも、カスタマイズできる範囲に制限があり、返却時に原状復帰できない場合は費用が請求されます。
また、車内での喫煙や、ペットの同乗が禁止されていたりすることもあるため、これらを希望する方にとってはデメリットと言えるでしょう。
不要な料金が含まれている場合もある
カーリースは、運営会社によって、自動車保険やメンテナンス費用がリース料に含まれていることがあります。
メンテナンスの手間や任意保険の加入など、面倒な手続きを省ける反面、すべてご自身でおこないたいという方にとってはデメリットに感じられるかもしれません。
特に、メンテナンスはご自身でおこないたい方にとっては不要な費用が含まれているため、割高に感じるかもしれません。
また保険が含まれているプランの場合、保険の適用範囲が不十分だと感じる場合もあるでしょう。
面倒な手続きが省ける反面、トータルの費用で見ると購入するよりも割高なことが多い点もデメリットと言えます。
中古車の購入とカーリース、それぞれの納車までの流れ

中古車とカーリース、それぞれの納車までの流れについても確認していきます。
中古車の納車までの流れ
中古車を購入する場合は、下記のような流れで納車まで進みます。
- 1.中古車を探し、見積もり依頼
- 2.ローン審査(ローンを利用する場合)
- 3.必要書類の用意
- 4.中古車の契約、支払い
- 5.納車前のメンテナンス・点検
- 6.車両登録・名義変更
- 7.任意保険の加入
- 8.納車
まずは、希望の中古車を探し、見積もりを依頼しましょう。
見積もりの内容に納得できたら、購入費用と必要書類の準備に進み、ローンを利用する場合はローン審査から済ませます。
中古車販売店で契約と支払いを済ませれば、中古車販売店側で、中古車の納車前のメンテナンス、代行を依頼していれば車両登録や名義変更などの手続きがおこなわれます。
加入予定がある方は、任意保険の加入まで終わらせれば、あとは納車です。
中古車販売店で受け取るか、別途料金はかかりますが、自宅に運んでもらうことも可能です。
中古車が納車されるまでの流れについて、より詳しくは「中古車納車までの流れとは。期間はどれくらい?早期納車は可能? 」の記事もご確認ください。
カーリースの納車までの流れ
カーリースの場合は、主に下記のような流れで、納車まで進みます。
- 1.車両選択
- 2.店舗の選択
- 3.利用規約同意、必要事項入力
- 4.審査申し込み
- 5.契約手続き
- 6.送付された登録書類の返送
- 7.納車日についての連絡
- 8.納車
まずは、希望する車両や車両の受取り、メンテナンスに利用する店舗を選択し、利用規約の同意にまで進みます。
その後は、住所やお勤め先などの必要事項を記入して送信すれば、審査申し込みまでが完了です。
審査の通過後は、支払い方法の選択や利用規約の同意など、契約手続きをおこなってください。
その後は、運営会社から登録に必要な書類が届くため、記載の上で返送しましょう。
納車日の日程調整を済ませたら、納車日にご自身が選択した店舗にて納車されます。
中古車の購入とカーリース、それぞれ向いている方とは?

中古車を購入するか、カーリースを利用するかでは、向いている方、おすすめできる方に違いが表れます。
ここで、それぞれどのような方に向いているのかを解説します。
中古車を購入する方がおすすめの人の特徴
予算を抑えて車を所有したいときに、中古車を購入するのがおすすめの方は、下記に当てはまる方です。
- ・ご自身の好きなようにカスタマイズを楽しみたい方
- ・長距離を運転する機会が多い方
- ・ご自身の好きな乗り方をしたい方
- ・ペットと一緒にお出かけしたい方
- ・新車で取り扱いが終了した車種をお探しの方
中古車は、購入すればご自身の資産として扱えます。
車が好きで、車をご自身のものとして所有したい方におすすめです。
また、走行距離のような制限がないため、長距離ドライブもできます。
小さなお子様がいて車内が汚れてしまったり、小さなキズがついてしまったりしても、リースのように返却する必要がないため車の状態を気にする必要もありません。
ペットと一緒に出かけることもでき、ご自身の好きな乗り方が可能です。
新車では取り扱いが終了している車種も市場に並ぶため、お目当ての車種がある方におすすめです。
ローンを組むことで、リース料のように購入費用を月々で分割できるため、月々の支払い額を抑えて車を所有したい方は、ぜひ検討しましょう。
また、現車があるため納車までも早く、すぐに乗り出したいという方にもおすすめです。
トヨタモビリティ神奈川が扱う中古車情報は、こちらからご確認頂けます。
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※在庫車の状況は日々変動します。予めご了承ください。
カーリースがおすすめの人の特徴
カーリースは、下記に当てはまる方におすすめです。
- ・支払い計画をしっかり立てたい方
- ・初期費用を抑えたい方
- ・一定期間のみ車が必要な方
- ・新車に乗りたい方(新車カーリースの場合)
- ・保険の等級が低い方
カーリースは、リース料として月々定額の料金を支払うため、支払い計画を立てたい方に向いています。
メンテナンスや車検にかかる費用もリース料に含まれている契約を選択すれば、突然支払いが増えるようなこともなく、日々の生活費をしっかり計算し、今後の予定を立てることができるでしょう。
新車カーリースであれば、最新モデルから選べることもでき、新しい車に乗りたい方にとってはメリットといえます。
契約期間が終われば車は返却するので、一定期間だけ車が必要な方にも利用しやすいサービスといえるでしょう。
トヨタモビリティ神奈川のカーリースについては、こちらからご確認頂けます。
お支払いプランについてはこちら
中古車の購入とカーリースに関するよくある質問

中古車の購入とカーリースに関して、よくある質問をご紹介します。
中古車の購入とカーリースでよく比較すべき点は?
中古車を購入する場合と、カーリースで、特に比較したいのが費用です。
最近では、頭金なしで中古車を購入できる販売店も多いため、初期費用の面では、中古車を購入する場合とカーリースを利用する場合で大きな違いはありません。
ローンを利用すれば、中古車を購入する場合でも、月々の支払い額はカーリース同様に定額で所有することもできます。
ただし、中古車の購入費用には、メンテナンス料金や車検費用などは含まれていないため、急な支払いが発生することがあります。
カーリースの場合、リース料を払い続けると中古車の購入費用を上回ることもあります。
どちらがお得か気になるという方は、ご自身が車をどのくらい乗り続けたいのかを考慮し、維持にかかる費用も含めてよく比較検討することが大切です。
中古車の購入とカーリースで迷ったら?
中古車の購入とカーリース、どちらか迷ったら、ライフスタイルも考慮すると良いでしょう。
例えば、車を趣味のアウトドアや長距離ドライブなどに利用する予定がある方は、走行距離の制限や返却がないため中古車を購入する方が向いています。
一方で、運転の機会が少ない方や一定期間だけ車を所有したいという方は、走行距離があまり多くないと考えられるため、カーリースが向いています。
中古車の購入とカーリース以外の選択肢はある?
中古車を購入するのとカーリースを利用する以外で車を利用したい場合は、レンタカーやカーシェアリングなどの選択肢があります。
レンタカーは、数時間や数日など、短期間で車をレンタルできるサービスです。
カーシェアリングは、指定のステーションで管理された車を、会員同士でシェアするサービスです。
月に1回程度の利用で済む方や、カーシェアリングのステーションが近くにあり他の方とのシェアを気にしない方にはカーシェアリングも選択肢といえるでしょう。
まとめ

この記事では、中古車とカーリースの特徴と、メリットとデメリット、おすすめの方などについてご紹介しました。
中古車を購入する場合とカーリースを利用する場合では、様々な点に違いが表れます。
中古車は車をご自身の物として所有できるため、ご自身の好きなようにカスタマイズでき、走行距離を気にせず車に乗りたい方に向いています。
一方、カーリースは手軽に乗り始められ、利用料にメンテナンス費用なども含まれているため楽に管理したい方や一定期間だけ車が必要という方に向いているサービスです。
費用を抑えて車を所有したいけれど、中古車は車の状態が気になるという方は、ぜひトヨタモビリティ神奈川へご相談ください。
トヨタモビリティ神奈川では、高年式の中古車や人気車種の中古車を多数取り揃えております。
トヨタモビリティ神奈川が扱う中古車情報は、こちらからご確認頂けます。
中古車情報をチェックする
※在庫車の状況は日々変動します。予めご了承ください。
また、お近くの店舗にご希望の中古車がない場合でも、店舗間の在庫移動による取り寄せが可能です。
店舗間の在庫移動による取り寄せをご希望の方は、お気軽にご相談ください。
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