公開日2022.09.26→更新日2026.4.25
トヨタ クラウンの歴史を振り返る。歴代モデルから最新モデルまで一挙紹介
トヨタのフラッグシップであるクラウン。
クラウンは70年以上もの歴史を持ち、日本を代表する高級車として、多くの人から親しまれています。
時代ごとの技術やデザインを取り入れながら進化してきたクラウンは、現在では「クラウンシリーズ」として新たに展開され、今も時代の先端を走り続けています。
この記事では、トヨタ「クラウン」の名前に込められた意味や、これまで登場した歴代クラウンなどをご紹介し、クラウンの歴史を振り返っていきます。
クラウンの名前に込められた意味とは
クラウンは日本を代表する高級車のひとつであり、長年にわたってトヨタのフラッグシップの役割を担ってきました。
クラウン(CROWN)という名前は、英語で「王冠」を意味します。
「国産車を常にリードし続ける王座のしるし」という想いが込められており、日本の自動車産業を象徴するモデルとして誕生しました。
誕生から70年。歴代クラウンのモデルと歴史を振り返る
クラウンは、初代誕生から70年が経った今も進化を続けています。
ここからは、歴代クラウンのモデルごとの特徴や歴史を振り返ります。
初代トヨペット・クラウン(RSD) ※1955~1962年
1955年、当時の国内自動車メーカーは、海外メーカーから協力を得ながら乗用車を生産していました。
トヨタ自動車の創業者である豊田喜一郎氏は、「日本人の手で、純国産車をつくる」という理念のもと、多くの技術者が開発に携わり、1955年1月に初代クラウンが誕生しました。
観音開きのドアが特徴で、「観音開きのクラウン」とも呼ばれ、タクシー・ハイヤーの定番として活躍しました。
2代目クラウン(RS41)※1962~1967年
2代目クラウンは、初代が登場してから7年後の1962年に誕生しました。
日本のカーライフや道路事情の変化に合わせて設計やデザインが一新され、世界的に流行していたボンネットとトランクがフラットな「フラットデッキスタイル」やヘッドライト4灯式を採用するなど、近代的なスタイルに進化しました。
クラウンのトレードマークである「王冠エンブレム」も2代目から採用され、高級車として歩み始めていきます。
3代目クラウン(MS51)※1967~1971年
「消防車や救急車と混同する」として制限されていた白色のボディカラーが解禁された1965年。
3代目クラウンは、「白いクラウン」として売り出され、自家用車として瞬く間に憧れの的になりました。
このころ、「自家用車=クラウン」というイメージが世間に定着し、車のトップブランドとしての地位を不動のものにしました。
4代目クラウン(MS60)※1971~1974年
4代目クラウンは、丸みを帯びたエレガントなフォルムが採用され、愛称「くじら」として親しまれました。
このモデルから車名も「トヨペット・クラウン」から、現在の「クラウン」に変更されました。
5代目クラウン(MS85)※1974~1979年
5代目クラウンは、初代クラウンの発売から20年の節目に登場しました。
「美しい日本のクラウン」をキャッチコピーに、広告には吉永小百合さんが起用され、当時の人気を集めました。
この世代から高級グレードとして「ロイヤルサルーン」も登場しました。
6代目クラウン(MS112)※1979~1983年
6代目クラウンは80年代の「新しい時代を開く伝統の最高級車」をモットーに登場しました。
直線を基調とした正統派デザインながら、運転席パワーシートやクルーズコンピューター、電子チューナー付きオーディオなど、当時の最先端の機能が搭載されており、その斬新さで話題に。
迫力のあるフロントマスクが特徴的で、ファンの間では「鬼クラ」と呼ばれることもあります。
7代目クラウン(MS125)※1983~1987年
バブル経済前の1983年、7代目クラウンは「いつかはクラウン」という有名なキャッチコピーを掲げ登場しました。
先代より洗練された曲線を取り入れたデザインと、歴代で唯一搭載されたクリスタルピラーが特徴です。
8代目クラウン(MS137)※1987~1991年
8代目クラウンは、「いつかはクラウン」を踏まえた「いつかはクラウンに。その想い、今こそ…」というキャッチフレーズから、「いつクラ」という愛称で世間に親しまれました。
「日本をリードする高級乗用車」から「世界が認めるトップレベルの高級乗用車」を目指し、最先端のハイテク装備を積極的に搭載したのが特徴です。
9代目クラウン(JZS143)※1991~1995年
バブル経済崩壊直前の不安定な世界情勢の中、“威厳”という名のクラウンの新モデル「マジェスタ」が登場。
自動車で世界最高レベルの静粛性を実現しました。
10代目クラウン(JZS155)※1995~1999年
10代目クラウンは、「美しく、走る。日本のクラウン。」というキャッチフレーズの通り、走行性能を見つめなおし、車を走らせる時のフィーリングや室内空間の快適さを重視しました。
また、4WDモデルも10代目からラインアップされています。
11代目クラウン(JZS175)※1999~2003年
11代目は、20世紀に発売されたクラウンの集大成として「21世紀へ。このクラウンで行く。」という印象的なキャッチフレーズで登場しました。
若い世代向けの「アスリート・シリーズ」や、世界で初めて搭載された「マイルドハイブリッドシステム」により、世界中から高く評価されたモデルです。
12代目クラウン(GRS182)※2003~2008年
12代目クラウンは「ゼロクラウン」の愛称で親しまれ、歴代のなかでも人気の高いモデルです。
21世紀に突入し、改めて原点に立ち返ることでゼロから開発したことが由来です。
歴代の印象を一新すべく、王冠エンブレムの書体も12代目から変更されました。
13代目クラウン(GRS202)※2008~2012年
13代目では、環境への配慮から「ハイブリッド」モデルが登場。
環境への配慮が拡がる時代の中、車の新しい選択の先駆けとして、世間の関心を集めました。
また、先代のイメージを残しつつ、曲線の中にシャープさを取り入れたデザインも特徴です。
14代目クラウン(AWS210)※2012~2018年
14代目クラウンは「CROWN Re BORN」をキャッチコピーに、一目で新型とわかる個性と躍動感に満ちたデザインに刷新されました。
エンジンも8速に多段化され、内部も大幅に進化しました。
「ピンク・クラウン」が登場したのもこの頃で、後期には「茜色」「空色」「若草色」など、日本の伝統的な色使いや詩をベースにした珍しいボディカラーで注目を集めたモデルです。
15代目クラウン(AZSH20)※2018~2022年
15代目は、車両の根本性能である「走る・曲がる・止まる」を見直し、過酷なサーキットとして有名なドイツのニュルブルクリンクで鍛え上げられました。
これにより、当時の歴代クラウンの中でも最もスポーティなクラウンとして、若年層からも高い支持を集めました。
16代目クラウン※2022年~現在
16代目クラウンは、「革新と挑戦」というブランドDNAを受け継ぎ、現代の多様なライフスタイルに応える新たなステージへと進化しました。
従来のセダンという枠を超え、クラウンの高級車としての価値を幅広く体現するために、セダン・スポーツ・エステート・クロスオーバーという4つのボディタイプを展開。
お客様一人ひとりの価値観や用途に寄り添うクラウンシリーズとして再構築されました。
「クラウン」は、格式ある佇まいと先進技術を融合した王道のセダンスタイル。ショーファーカーとしての品格と、乗る人すべてに上質な快適性を提供します。
「クラウンクロスオーバー」は、SUVの力強さとセダンの上品さを融合させた新感覚のフラッグシップ。都市にも自然にも似合うオールラウンダーとして人気を集めています。
「クラウンスポーツ」は、流麗なデザインと俊敏な走りを両立。走る喜びを求める人に応えるアクティブなモデルです。
「クラウンエステート」は、広い室内と荷室を備え、日常からレジャーまで多様なシーンに対応。上質さと機能性を両立した新時代のワゴンです。
16代目クラウンは、カーボンニュートラル時代にふさわしい多様な電動パワートレーンをラインアップしていることも特徴です。
「クラウン」は水素で走るFCEV(燃料電池車)モデルを、「クラウンスポーツ」と「クラウンエステート」にはPHEV(プラグインハイブリッド)モデルが設定されています。
ゼロエミッションと走る楽しさを両立し、環境性能と上質なドライビング体験の両方を追求しています。
さらに、約40か国・地域で販売されるグローバルモデルとしても展開され、伝統を守りながら常に進化を続ける姿は、まさに「クラウン」の象徴です。
歴代のクラウンから一新。新時代のクラウンを体感しよう
今回はクラウンの名前の由来や、歴代クラウンの歴史を紹介しました。
最新の16代目クラウンは、歴代のクラウンから一新され、4つのシリーズが登場しています。
ご興味のある方は、ぜひお近くのトヨタモビリティ神奈川の店舗へお問い合わせください。
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