
トヨタの電気自動車をはじめEV(電動車)3車種を比較!
公開日 2023.03.06

環境に優しい車として、注目が高まっているEV(電動車)。
EVは、Electrified Vehicleを略した言葉で、日本語では電動車と訳されます。
電動車とは、車両の動力に電気を使うクルマのことを指します。
一方で、EVと聞くと電気自動車(BEV)を思い浮かべる方が多いのではないでしょうか。
電気自動車はBattery Electric Vehicleを訳した言葉で、BEVやEVと略されます。
電動車と同じく「EV」と表現をされることがあるため、混同してしまいがちですが、電動車(EV)と電気自動車(BEV)では意味が異なります。
EV(電動車)は、「PHEV」「BEV」「FCEV」などに分けられ、トヨタからもいくつかの種類が発売されています。
今回はトヨタのEV3種類(「PHEV」「BEV」「FCEV」)の違いについて比較しながら、それぞれの特徴やおすすめポイントなどを車種別にご紹介します。
トヨタのEV3種類「PHEV」「BEV」「FCEV」を徹底比較
トヨタの電動車(EV)には、「PHEV」「BEV」「FCEV」の3種類がラインアップしています。
まずはそれぞれの違いを比較していきましょう。
PHEVについて

PHEVとは”Plug in Hybrid Electric Vehicle”の略で、プラグインハイブリッド車のことです。
プラグインハイブリッド車の特徴は、ハイブリッド車よりも電気のみで走行できる距離が長く、バッテリーが無くなるとエンジン併用のハイブリッドカーとして走行できることです。
そのため、普段使いとして近距離を走る際はモーター走行によってコストを抑えられ、旅行やアウトドアなどで長距離を走行する際もバッテリー切れの心配なく走行できます。
自宅に充電設備を設置すれば気軽に車載バッテリーを充電でき、自宅に設置できない場合はディーラーや高速道路のサービスエリアなどの充電スタンドで充電可能です。
BEVについて

BEVとは“Battery Electric Vehicle”の略で、「バッテリー式電気自動車」のことです。
自宅や充電スタンドなどから充電し、モーターを動力として走行します。
従来のガソリン車やハイブリッド車と違い100%電気で走るため、走行中の二酸化炭素の排出がなく、環境性能に優れています。
税制面でも、BEVはハイブリッド車・ガソリン車・ディーゼル車に比べて優遇されるため、お得に購入できる点も魅力です。
PHEV と同様にBEVに関しても自宅に充電設備を設置し、充電すれば電気料金を抑えられるため、維持費の節約につながります。
FCEVについて

FCEVは“Fuel Cell Electric Vehicle”の略で、燃料電池自動車のことです。
FCEVは燃料電池を搭載しており、水素と酸素の化学反応によって発電した電力を使用して走行します。
BEVと同様にガソリンを使用することなく、二酸化炭素の排出をゼロに抑えられます。
また、燃料は専用の水素ステーションで充填可能です。
FCEVも税制面での優遇制度があるため、購入を検討されている方は事前に調べておくのがおすすめです。
トヨタのEV3種類「PHEV」「BEV」「FCEV」のおすすめ車種を紹介!
上述したトヨタのEV3種類「PHEV」「BEV」「FCEV」には、それぞれ下記の車種がラインアップしています。
PHEV | ハリアー(Z)、RAV4 (Z)、プリウス(Z) |
BEV | bZ4X |
FCEV | MIRAI |
【トヨタのPHEV】ハリアー Z (PHEV)

ハリアー PHEVは、2022年の一部改良時にハリアーの新たなグレードとして登場しました。
高出力モーターにより、システム最高出力225kW(※1)という力強い走りを実現しています。
力強い走りなのに驚くほどなめらかで静かな走りを楽しめ、上質なドライブを楽しみたい方にはぴったりです。
また、EV走行性能を大幅に高める高容量のリチウムイオンバッテリーを採用することで、満充電からのEV走行距離は、93kmを実現。(※1)
バッテリー切れを心配することなく運転を楽しめます。
デザイン面にもPHEVならではのこだわりが感じられるのが特徴で、アルミホイールはエレガントさと上品さを感じるPHEV専用デザイン、ボディカラーもPHEV専用色のグレーメタリックが選択可能です。
スマートフォンをワイヤレスで充電できる「おくだけ充電」が標準装備されているなど、利便性にも優れており、スマートにドライブを楽しめます。
(※1)エンジンとモーターにより、動力性能として発揮できる出力。社内算定値。
【トヨタのPHEV】RAV4 PHV

RAV4 PHVは、オフロード走行に最適なスタイルとPHEVならではの「走る」以外にも電力を使えるのが魅力の1台。
大容量のバッテリーに備えた電力を、ラゲージに設置しているコンセント(※2)から車内で使用でき、付属のヴィークルパワーコネクターを使用すれば、100Vの外部給電コンセントとしても使用できます。
合計1500Wまで対応可能で、消費電力の大きな電気製品も使用可能です。
キャンプなどに出かけた際はもちろん、災害時など万が一のことが起きた際にも安心です。
SUVならではの走破性の高さと、豊富なラゲージ容量も確保しており、アウトドアをよく楽しむ方におすすめです。
(※2)AC100V・100Wはガソリン車にメーカーオプション、AC100V・1500W(ヴィークルパワーコネクター付)は「Z」に標準装備、AC100V・1500W(非常時給電システム付)はハイブリッド車にメーカーオプション。
こちらでは、ハリアーPHEVとRAV4 PHEVを分かりやすく動画で比較しています。
トヨタのPHEVが気になっている方は合わせて参考にしてください。
【トヨタのBEV】bZ4X

kinto専用車として2022年5月から申し込み受付を開始した bZ4X。
洗練されたデザインと、ゆとりのある開放的な室内空間が魅力の1台です。
一充電走行距離(※3)はFWDで559km(※4)を確保し、ロングドライブ時も安心です。
トヨタの予防安全パッケージ「Toyota Safety Sense」も装備し、ぶつからないをサポートする「プリクラッシュセーフティ」や、ついていくをサポートする「レーダークルーズコントロール」が、安全運転をサポートします。
初期費用を抑えつつ、最新の車を運転したい方はbZ4Xを検討してみてはいかがでしょうか。
bZ4Xのカタログは以下よりご請求いただけます。
bZ4X(トヨタ)│カタログ資料請求 | トヨタモビリティ神奈川
(※3)交流電力量消費率および一充電走行距離は定められた試験条件のもとでの値です。お客様の使用環境(気象、渋滞等)や運転方法(急発進、エアコン使用等)に応じて値は大きく異なります。
(※4)メーカーオプションの235/50R20タイヤ&20×7 1/2Jアルミホイールを装着した場合、512km。
また、こちらではbZ4Xについて分かりやすく動画で解説しています。
bZ4Xが気になっている方はこちらも参考にしてみてください。
【トヨタのFCEV】MIRAI

トルクフルで力強い加速を誇りながら、驚くほど静かな走行が特徴のMIRAI。
一充填走行距離(参考値)は約850km(※5)を誇り、1回あたり3分程度(※6)の水素充填時間で長距離の走行が可能です。
また、MIRAIは走行中のCO2排出ゼロはもちろん、発電のために吸い込んだ空気をろ過し、浄化された空気を排出するため、走れば走るほど空気をクリーンにします。
高速道路や自動車専用道路で本線上の運転を支援する「アドバンスト ドライブ」や、安全・安心でスムーズな駐車を支援する「アドバンスト パーク」を設定したトヨタチームメイト(※7)も搭載。
さらに、「Toyota Safety Sense」も全車に標準装備しており、安全性能も充実している1台です。
MIRAIのカタログ請求はぜひ以下よりお問い合わせください。
MIRAI (トヨタ)| カタログ資料請求 | トヨタモビリティ神奈川
(※5)G“Executive Package”、G“A Package”、Gの場合。
JEVS Z 902-2018に基づいた燃料電池自動車の水素有効搭載量[kg]と、WLTCモード走行パターンによる燃料消費率[km/kg]とを乗算した距離であり、水素ステーションの充填能力によっては、高圧水素タンク内に充填される水素搭載量が異なり、お客様の使用環境(気象、渋滞等)や運転方法(急発進、エアコン使用等)に応じて燃料消費率は異なるため、実際の距離も異なります。
(※6)SAE規格(J2601)の標準条件(外気温20℃、高圧水素タンク内の圧力10MPaからの充填)に基づいた水素充填圧82MPaステーションでの充填作業におけるトヨタ測定値。
(※7)将来の自動運転へとつながる新たな先進技術の総称。
トヨタのEV3車種からお気に入りの1台を見つけてみよう
今回はトヨタのEV3種類の違いと、それぞれのおすすめ車種についてご紹介しました。
ガソリン価格の高騰や、地球環境への配慮などからEVの注目が高まっています。
環境性能にこだわりのある方や車の維持費を抑えたいという方はぜひトヨタのEVを検討してみてください。
下記の記事では今回も紹介したbZ4Xの特徴を紹介していますので、ぜひご覧ください。