
買うならどっち?「新型プリウス」と「アクア」を徹底比較
公開日 2023.05.20

フルモデルチェンジされ、デザインが一新されたことから注目も高まっている「新型プリウス」。
プリウスは燃費の良さが人気の理由の一つですが、燃費の良い車種といえば「アクア」を思い浮かべる方も多いでしょう。
今回は新型プリウスとアクアについて、燃費性能や安全装備などを比較していきます。
燃費の良い車種、ハイブリッドカーへの乗り換えを検討されている方はぜひ参考にしてみてください。
買う前に知っておきたい!新型プリウスとアクアの概要
まずは新型プリウスとアクアの概要について解説します。
新型プリウス

プリウスは、1997年に世界初の量産ハイブリッドカーとして誕生し、これまでに4代のモデルが登場しています。
そして2023年1月、「Hybrid Reborn」をコンセプトに、5代目となる新型プリウスがデビュー。
新型プリウスは「一目惚れするデザイン」と「虜にさせる走り」を特徴に、デザインや性能を大幅に刷新しています。
グレード構成は、2.0Lハイブリッドエンジンを搭載した最上位グレード「Z」と厳選された装備の「G」、そして1.8Lハイブリッドエンジンを搭載したKINTO専用仕様車「U」の3つです。
最上位グレードの「Z」にはプラグインハイブリッド車も登場し、毎日の通勤やお買い物など、日々の移動のほとんどをEVモードだけで走行することができます。
駆動方法はプラグインハイブリッド車が2WDのみ、それ以外のグレードについてはそれぞれ2WDとE-Fourの2種類を設定し、さまざまなニーズに応えるハイブリッド車です。
アクア

アクアは2011年に登場し、コンパクトクラスのハイブリッドカーとして根強い人気を誇っています。
2021年にフルモデルチェンジされ、ハイブリッドシステムの小型・軽量・高効率化などにより、より軽快な走りを実現しました。
アクアもプリウスと同様、すべてハイブリッド車で、2WDとE-Fourの2種類の駆動方式を用意。
また、モノトーン11色・ツートーン6色の全17色あるボディカラーも人気の理由の一つです。
豊富なバリエーションの中から、自分にぴったりのボディカラーを手に入れられます。
さらに、2022年11月には一部改良をおこない、新たに「GR SPORT」も登場したことで、さらに注目が高まっています。
どっちを買うべき?新型プリウスとアクアの特徴を徹底比較
次に、下記の3つの点でプリウスとアクアの特徴を比較していきます。
- ・ボディサイズ・デザイン
- ・燃費・走行性能
- ・安全装備
ボディサイズ・デザイン

最初にボディサイズの比較について紹介します。
全長 | 全幅 | 全高 | 最小回転半径 | |
新型プリウス(「G」,「Z」) | 4,600mm | 1,780mm | 1,430mm | 5.4m(※1) |
アクア(全グレード) | 4,050mm | 1,695mm | 1,485[1,505]mm(※2) | 4.9m(※3) |
ボディサイズに関しては、新型プリウスの方が全長・全幅・全高ともにアクアよりも大きいですが、室内の広さは4人程度の少人数の乗車であれば、そこまで差を感じないでしょう。
ただし、プリウスはラゲージ容量が410L(※4)確保されており、広くフラットな開口部は荷物の積み込みやすさにも配慮されています。
対して、アクアはコンパクトサイズかつ、最小回転半径が4.9mと非常に小回りが利くのが特徴です。
住宅街などの狭い道幅での走行や車庫入れ、縦列駐車時もスムーズに運転できるため、少人数での移動が多い方、ちょっとしたお出かけや普段使いに仕様したい方に便利な1台です。
次に、デザインを比較すると、新型プリウスは低重心かつスポーティさを感じるかっこいいデザインで、アクアはシンプルで万人受けするデザインです。
プリウスは独自のデザインである「モノフォルムシルエット」を代々継承しており、新型となる5代目プリウスでは、低重心でワイドなシルエットが特徴のため、スポーツカーのようなデザインがお好みの方におすすめです。
対して、アクアは飽きのこないデザインですが、ボディカラーのバリエーションが豊富なため、カラー選びで個性を表現できます。
(※1)195/60R17タイヤ&61/2Jスチールホイールを装着した場合、5.3mとなります。
(※2)[ ]はE-Fourです。
(※3)14インチタイヤ装着車(2WD車)の場合。15インチタイヤ装着車およびE-Four車の場合は、5.2m。16インチタイヤ装着車および17インチタイヤ装着車の場合は、5.3m。
(※4)数値は「Z」または「G」の場合で、VDA法による社内測定値。「U」は422Lとなります。スペアタイヤ装着車は荷室容量が異なります。
燃費・走行性能

次に、燃費と走行性能について見ていきましょう。
燃費
まずは燃費です。
2WD | E-Four | |
新型プリウス(「Z」,「G」,「U」) | WLTCモード:28.6〜32.6km/L(※5) | WLTCモード:26.7〜30.7km/L(※6) |
アクア(「Z」,「G」,「X」,「B」) | WLTCモード:33.6〜35.8km/L(※7) | WLTCモード:30.0〜30.1km/L |
グレードによる違いはあるものの、2WDでは1.5Lエンジンを搭載したアクアで35.8km/L(WLTCモード)の燃費を実現しています。
対して、E-Fourの場合、新型プリウスの方がやや優れており、「U」グレードでは30.7km/L(WLTCモード)の低燃費を実現しています。
しかし、新型プリウスはグレードによって燃費性能や走行性能に違いがあるため、「G」「Z」のE-Fourでは、26.7lm/L(WLTCモード)の燃費となっています。
燃費よりも走行性能を重視する方はプリウス、燃費性能を重視する方にはアクアが向いているでしょう。
また、プリウスの「G」「Z」では19インチの大径タイヤが標準装備されていますが、アクアの方は15インチタイヤが装備されています。
プリウスは高いグリップ力により、思った通りに運転できる気持ちの良い走りを実現しています。
アクアは、プリウスよりタイヤのサイズが小さいため、タイヤ交換費用を抑えることができるため、走りの良さよりも経済的かどうかを重視する方にぴったりの車です。
(※5)195/60R17タイヤ&17×61/2Jスチールホイールを装着した場合、各モード燃費はWLTC:31.5km/L、市街地:28.3km/L、郊外:35.5km/L、高速道路:30.7km/Lとなります。
(※6)195/60R17タイヤ&17×61/2Jスチールホイールを装着した場合、各モード燃費はWLTC:29.2km/L、市街地:25.2km/L、郊外:32.3km/L、高速道路:29.3km/Lとなります。
(※7)「Z」「G」グレード…195/55R16タイヤ&16×6Jアルミホイールを装着した場合、各モード燃費はWLTC:32.0km/L、市街地:33.0km/L、郊外:34.0km/L、高速道路:30.3km/Lとなります。
「X」グレード…スペアタイヤまたはトヨタチームメイト[アドバンストパーク(パノラミックビューモニター〈シースルービュー機能〉付)]または運転席ターンチルトシートを装着した場合、各モード燃費はWLTC:33.6km/L、市街地:34.3km/L、郊外:36.0km/L、高速道路:31.8km/Lとなります。
「B」グレード…スペアタイヤを装着した場合、各モード燃費はWLTC:35.1km/L、市街地:35.1km/L、郊外:38.4km/L、高速道路:33.2km/Lとなります。
走行性能
新型プリウスはなめらかな走りと操縦安定性の高さが魅力です。
国内初(※8)となる第2世代TNGAプラットフォームにより、狙ったラインをそのまま走れる操縦安定性の高さと静粛性が向上しています。
走りのテイストを自由に選択できる「ドライブモードセレクト」(※9)により、ダイナミックな加速を楽しみたい時、穏やかに走りたい時など、ドライバーの気分に合わせて走りのテイストを変えられます。
新型プリウスは、一度乗ったら虜になる気持ちの良い走りを体感できます。
一方、アクアは運転のしやすさや乗り心地の良さが魅力です。
コンパクトカーは振動がダイレクトに伝わりやすいものの、アクアはTNGAプラットフォームのもと低重心化を図り、ハンドルを切った際の揺れも少なく、快適な乗り心地を実現。
トヨタハイブリッド初(※10)となる「快感ペダル」(※11)の採用により、「POWER+」モードを選択すれば、加速の力強さとアクセルオフの減速度が増すため、ペダルの踏み変えが減り、快適な走りを楽しめます。
また、どちらもハイブリッドカーならではの静粛性も魅力で、室内での会話のしやすく、後席まで快適な室内空間を実現しています。
(※8)2023年1月現在。
(※9)「Z」「G」は、ECO/NORMAL/SPORT/CUSTOMのモードが標準装備。「U」はECO/NORMAL/POWERのモードが標準装備。
(※10)「POWER+」モードを採用、2021年7月現在。
(※11)「GR SPORT」「Z」「G」「X」に標準装備
安全装備

新型プリウス、アクアはともに「Toyota Safety Sense」を標準装備(※12)。
ぶつからないをサポートする「プリクラッシュセーフティ」や、車間距離を保ちながら追従走行を支援する「レーダークルーズコントロール」などを搭載しています。
また、「トヨタチームメイト」については、新型プリウスが「Z」グレードに標準装備、アクアは「B」以外のグレードにメーカーオプションで用意しています。
駐停車時における操作をアシストしてくれる「アドバンストパーク」や、前後進行方向に加え側方の静止物も対象に、警報とブレーキ制御で接触回避を支援する「パーキングサポートブレーキ」を搭載。
2車種とも最新の予防安全パッケージ・高度運転支援を搭載し安全性能に優れているため、どちらを選ぶべきか迷う方は他の特徴も比較しながら購入するのが良いでしょう。
(※12)新型プリウス…「U」は緊急時操舵支援(アクティブ操舵機能付)+フロントクロストラフィックアラート[FCTA]+レーンチェンジアシスト[LCA]のセットでメーカーオプション。
どっちが最適?新型プリウスとアクアを比較して用途に合ったハイブリッド車を手に入れましょう!
今回は新型プリウスとアクアの比較をご紹介しました。
ハイブリッドカーや燃費の良い車をお探しの方は今回の内容を参考に、購入を検討されてみてはいかがでしょうか。
新型プリウスが気になる方は、ぜひお近くのトヨタモビリティ神奈川へお気軽にご相談ください。
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新型プリウスが先代モデルからどのように変わったのかについて知りたい方はこちらの記事もご確認ください。
新型プリウスの燃費やスペックを旧型のモデルと徹底比較!
こちらでは、新型プリウスとカローラツーリングを動画で分かりやすく比較しています。
どちらもスポーティなデザインかつ沢山の荷物が積める車ですので、購入を検討している方はぜひ参考にしてみてください。