
公開日 2023.04.24
【初代から新型までを振り返る】プリウスの歴代モデルを一挙紹介

ハイブリッドの先駆者として世界を牽引してきたプリウス。
初代の発売から20年以上が経ち、燃費性能やスペックは大きく変化しました。
今回は新型プリウス発売に際して、初代から新型までのプリウスの歴代モデルを振り返ります。
車の買い替えを検討されている方や、新型プリウスについて気になる方はぜひ最後まで読んでみてください。
新型の発売に際して、プリウスの歴代モデルを振り返る
まずは、初代プリウスから4代目までの歴代モデルを振り返っていきます。
- 初代プリウス(1997年〜)
- 2代目プリウス(2003年〜)
- 3代目プリウス(2009年〜)
- 4代目プリウス(2015年〜)
初代プリウス(1997年〜)

「21世紀に間に合いました」をキャッチコピーに、1997年に発売された初代プリウス。
「プリウス」はラテン語で「〜先立って」を意味し、「地球の未来を築いていくクルマを」との願いを込めて名付けられました。
ガソリン車に劣らない走行性能を確保しながら、28km/L(10・15モード)の低燃費を実現。
プリウスに込めた願いの通り、まさに化石燃料から脱却し地球環境に配慮した車を追求しています。
低燃費とCO2排出量減少を実現できた理由は、新駆動システム「THS(トヨタハイブリッドシステム)」にあります。
エンジンと電気モーターを組み合わせ、システム制御による高効率運転と、回生ブレーキとエンジン停止システムなどの効果により、従来のガソリン搭載者のオートマチック車に比べ、約2倍の燃費性能とCO2排出量半減を実現。
他にも、従来の油圧式に比べてより燃費の良い電動パワーステアリングや、転がり抵抗の少ない低燃費タイヤなども採用し、あらゆる点で環境性能にこだわって作られました。
エクステリアはプリウス独自のデザインである「モノフォルムシルエット」をベースに、先進的でありながら、ワイド&ローの安定感のあるデザインに仕上げています。
2代目プリウス(2003年〜)

初代が発売されてから約6年後、2003年に2代目プリウスが誕生します。
セミノッチバック4ドアセダンから5ドアハッチバックへボディスタイルを変更し、室内スペースが拡大。
先代からさらに発展した「THS Ⅱ」により、35.5km/L(10・15モード)という世界トップレベルの燃費性能を実現しました。
安全確認とブレーキによる速度調整だけを操作し、ステアリングは操作することなく後退駐車できる「インテリジェントパーキングアシスト」や、旋回時や滑りやすい道路の走行時でも車両が安定するようにアシストしてくれる「S-VSC」など、世界初(※1)の先進技術も搭載。
スイッチを押せば時速約55km以下で一定の距離をモーターだけで走行する「EVドライブモード」などの便利な機能も追加され、燃費性能だけでなく運転性能も充実されました。
エクステリアは「トライアングルモノフォルム」と名付けたキャビンを頂点にして前後方向に傾斜をかけ、三角形をモチーフとしたデザインに変化しました。
3代目プリウス(2009年〜)

3代目プリウスは2009年に誕生しました。
2代目と同様の「トライアングルモノフォルム」を採用し、ルーフピークの位置変更やバンパーサイドの形を変更したことで、世界トップレベル(※2)の空力性能を実現するとともに、居住性の高さを両立。
さらに、システムを一新した「リダクション機能付きTHS Ⅱ(※3)」、トヨタ初となる電動式冷却水ポンプ、排気熱再循環式ヒーターシステムを採用。
優れた空力性能と新たなシステムの採用により、燃費は38.0km/L(※4)とさらに向上しました。
(※2)量産ガソリン乗用車での比較。2009年4月現在。トヨタ自動車(株)調べ。
(※3)THSⅡ : TOYOTA Hybrid SystemⅡ
(※4)10・15モード走行燃費。国土交通省審査値/Lグレードの場合。
4代目プリウス(2015年〜)

4代目プリウスは2015年誕生。
「トライアングルモノフォルム」を継承しつつ、よりアグレッシブなデザインへと変化しました。
ハイブリッドシステムの小型・軽量・低損失化などにより、燃費性能は40.8km/L(JC08モード)を実現。
視線移動を減らすため、エアコンのスイッチやステアリングスイッチを直感的に操作できるように配置・配色し、シートは座面の部位によって素材や厚みを変えています。
安全かつ快適に運転でき、長距離の移動でも疲れにくいのが魅力です。
また、高性能な遮音吸音材を使用しているため、走行時の静粛性も向上しています。
「エモーショナルレッド」「サーモテクトライムグリーン」「スティールブロンドメタリック」といった新色もラインナップし、よりアクティブでスポーティな印象になりました。
ついに発売の新型プリウス。5代目は歴代モデルから何が進化した?

そして2023年1月、5代目となる新型プリウスがついに登場しました。
新型プリウスは「モノフォルムシルエット」を継承しながらも、歴代モデルよりもさらに低重心でワイドになったことで、これまでのイメージを覆すスタイリッシュかつスポーティなデザインへと変化しています。
エンジンは2.0Lと1.8Lの2種類のハイブリッドシステムを採用し、燃費性能はKINTO専用車の「U」グレードで32.6km/L(WLTCモード)、「G」・「Z」グレードで28.6km/L(WLTCモード)(※5)を実現。
これまで燃費性能を追い求めてきたプリウスが、走りの快適さやデザインを追求することで、乗れば乗るほどに愛着が湧くようなクルマへと進化しました。
マスタード〈5C5〉とアッシュ〈1M2〉の新色も登場し、都会的でエモーショナルなカラー展開です。
12.3インチディスプレイオーディオ(コネクティッドナビ対応)(※6)の採用やトップマウントメーターの設置など、使いやすさにも配慮した設計で、運転に集中しやすいコックピットに進化しています。
さらに、「Toyota Safety Sense」を全車に標準装備(※7)し、「Z」グレードには「トヨタチームメイト」も標準装備。
新型プリウスは安全性能も充実しており、街中を走行する際も安心です。
(※5)195/60R17タイヤ&17×61/2Jスチールホイールを装着した場合、各モード燃費はWLTC:31.5[29.2]km/L、市街地:28.3[25.2]km/L、郊外:35.5[32.3]km/L、高速道路:30.7[29.3]km/Lとなります。([ ]はE-Fourです。)
(※6)「Z」に標準装備。
(※7)「U」は緊急時操舵支援(アクティブ操舵機能付)+フロントクロストラフィックアラート[FCTA]+レーンチェンジアシスト[LCA]のセットでメーカーオプション。
プリウスについて詳しくはこちら
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車の買い替えを検討している方は新型プリウスの魅力を体感してみては
今回は歴代のプリウスと、新型プリウスについてご紹介しました。
プリウスは代を重ねるごとに燃費性能が進化しているのとともに、燃費性能以外の機能・装備も充実しています。
車の買い替えを検討している方はぜひさらに進化したプリウスの魅力を体感してみてください。
新型プリウスについてより詳しく知りたい方はぜひこちらもご確認ください。
新型プリウスのおすすめグレードは?それぞれの特徴と違いを解説!
また、こちらでは新型プリウスと旧型プリウスを比較することで、進化したポイントを分かりやすく動画で解説しています。
新型プリウスが気になっている方はチェックしてみてください。