
公開日2024.4.25
ヤリスの燃費性能を比較!ハイブリッドとガソリン、どっちを選ぶ?

優れた燃費性能が特徴で、人気の高いトヨタのコンパクトカー「ヤリス」。
2024年1月に一部改良を行い、性能がさらに進化しました。
この記事ではヤリスの購入を検討されている方向けに、燃費性能を比較し、ハイブリッドとガソリンのどちらを選ぶべきかについて解説します。
ヤリスの燃費性能

ヤリスは、以下の3つのグレードを用意しています。
- ・基本の装備を備えたシンプルモデルの「X」グレード
- ・バランスの良さが魅力のミドルモデル「G」グレード
- ・上質な装備を誇る最上級モデル「Z」グレード
それぞれグレード別にガソリン、ハイブリッドの燃費性能を比較してみます。
まずガソリンの燃費性能は以下のとおりです。
グレード | 駆動方式 | 燃費性能(※1) |
「X」 | 2WD 4WD |
19.0〜21.3km/L 19.1km/L |
「G」 | 2WD 4WD |
19.0〜21.0km/L 19.1km/L |
「Z」 | 2WD 4WD |
21.3km/L 19.0〜19.1km/L |
次にハイブリッドの燃費性能については以下のとおりです。
グレード | 駆動方式 | 燃費性能(※1) |
X |
2WD E-Four |
36.0km/L 30.2km/L |
G |
2WD E-Four |
35.8km/L 30.2km/L |
Z |
2WD E-Four |
35.4km/L 30.2km/L |
ヤリスは、コンパクトカーとして初めてTNGA(※2)コンパクトパッケージが採用されています。
「軽く、小さく、扱いやすく」のコンセプトのもと、徹底的にムダがそぎ落とされることで、運転のしやすさと操縦安定性、さらに高い燃費性能を兼ね備えています。
特筆すべきはハイブリッドの燃費性能で、世界トップレベル(※3)の低燃費を実現しています。
ハイブリッドモデルに採用されている1.5Lハイブリッドシステムは、電気系・機械系の損失を大幅に低減することで、低燃費に寄与するだけでなく気持ちの良い走りにも貢献しています。
(※1)記載の燃費性能は、WLTCモードによる数値。
(※2)TNGA:Toyota New Global Architecture
(※3) 2024年1月現在。ガソリン乗用車コンパクトクラス。トヨタ自動車(株)調べ。
ヤリスはガソリンとハイブリッドのどっちがおすすめ?
実際に購入を検討している方は、ガソリンかハイブリッドのどちらを選んだ方がいいのか迷うところかもしれません。
燃費性能だけでなくさまざまな面から検討してみましょう。
初期費用を抑えるにはガソリンモデル

ガソリンモデルはハイブリッドモデルより車両本体価格が低く設定されています。
車両本体価格について、Gグレードを例に比較すると、ガソリンモデル(1.5L・GVT・2WD) は1,953,000円であるのに対し、ハイブリッドモデル(1.5L・2WD)は2,299,000円と、約30万円の差があります。
車を購入するときの初期費用をなるべく抑えたい場合にはガソリンモデルがおすすめです。
ただし、燃費の良さはハイブリッドの方が優れているため、長距離運転が多い方や通勤などで走行する距離が多い方は、ハイブリッドモデルの方がトータル的に見ると安く済む場合もあります。
週末だけ使用する方や、送迎など主に短い距離での使用が多い方は、ガソリンモデルで十分でしょう。
ハイブリッドモデルなら減税の対象に

ハイブリッドの場合、全グレードにおいてエコカー減税(※1)の対象です。
エコカー減税とは、排出ガス性能や燃費性能などが優れている車が受けられる優遇措置で、環境性能の高さに応じて減税されます。
ヤリスの場合は、自動車重量税が約22,500円優遇され、さらに購入時に適用される環境性能割(※2)も非課税になります。
ご購入時期によっては軽減税率や減税率が異なる、もしくは減税対象外となる場合がありますので、詳しくはご相談ください。
(※1)「エコカー減税」の対象車は、自動車重量税の軽減措置が2024年1月1日から2025年4月30日までの新規登録車となります。
減税額はオプションを含まない車両重量、車両本体価格をベースに試算しており、諸条件によっては軽減措置の適用内容が変わる場合があります。
(※2)「環境性能割」は、燃費性能に応じて登録車は0~最大3%課税されます。燃費のいい車ほど税の負担が減る仕組みで、2025年3月31日までに自家用車として購入する場合、軽減が適用されます。
リセールバリューを考えるならハイブリッドモデル

ハイブリッドは、リセールバリューが高くなる傾向があります。
リセールバリューは市場での需要が大きく影響します。
中古車市場では特にハイブリッドの人気が高く、下取りや買取りに出した際の査定額が高くなる傾向があります。
下取り価格は次に乗る車の購入費用に充てることができるため、将来的に乗り換えを考えている方はハイブリッドモデルがおすすめです。
リセールバリューについて気になる方は、下記のコラムでリセールバリューの高い車の特徴について解説していますので、あわせてチェックしてみてください。
リセールバリューの高い車の特徴とは。再販価値の高い車3選も紹介
運転時に感じる乗り心地の違いで決める

ガソリンモデルとハイブリッドモデルでは運転時の感覚が異なるため、試乗してから決めるというのも選択肢の1つです。
走り出しやアクセルの伝わり方や静かさも異なり、乗り心地が違ってくるため、運転のしやすさや乗り心地を重視される方は好みに合わせて選ぶのが良いでしょう。
ヤリスを購入したい方はぜひ試乗して確かめてみてください。
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さあ、ヤリスに乗ろう!購入をお考えの方はぜひ試乗を!
今回は燃費性能の比較を通して、ガソリンとハイブリッドのどちらがおすすめなのかについて解説しました。
購入を検討されている方は、試乗なども行いながら最適なモデルを選んでください。
さらに燃費の良いトヨタ車についてもっと知りたい方は、以下の記事も参考にしてみてください。