
公開日2024.5.27
災害時だけじゃない?トヨタの給電機能とおすすめの対応車種を紹介

皆さんは外出先で地震などの災害が起きた場合、どのように対応しますか。
渋滞や災害など、不測の事態をゼロに抑えることはできないため、万が一のことが起きた時に備えて普段から対策しておくことが重要です。
今回は災害時に役立つトヨタの給電機能と、おすすめの対応車種を紹介します。
「トヨタの給電」とは
トヨタの給電機能を使えば、車はもう走るだけの存在ではありません。
車から電気を取り出すことで「移動できる電源」として活用できるのです。
私たちの暮らしは電力に頼るところが大きいですが、「トヨタの給電機能」を活用すれば、場所を選ばず電気が使える心強い機能です。
ここではトヨタの給電機能の使い方などについて詳しく解説していきます。
もしもの給電

大きな災害が起きたとき、はじめの3日間は人命救助が最優先となります。
ライフラインの復旧や物資の支援、道路の復旧はその後です。
そのため、家庭ではまず3日間を乗り切る備えが必要です。
災害時の不安は、食事のこと、夜の暗さや冬なら寒さ、そして最新の情報が得られるかどうかなどがあげられます。
車から給電できると 、お湯を沸かす、ご飯を炊くなどの調理が可能になるため、非常時に温かい食事を食べられるという良さもあります。
また、明かりをつけたり、電気ストーブや電気毛布で暖をとったりすることも可能です。
さらに、連絡手段や情報を得る手段となるスマホの充電も可能です。
スマホが継続的に使用できれば最新の情報を得られ、安心感にもつながります。
また、避難時は、小さなお子様がいるご家庭 では周りの目が気になったり、気が休まらなかったり と、プライバシー保護が難しいと感じるシーンもあるでしょう。
さらにペットと暮らす方の中には、一緒に避難ができないということも考えられます。
そういった場合にも、車は非常時にプライベートな空間を確保し、一息つける場所となります。
普段からもしものときには車で過ごせる環境を備えておくと、いざというときに役立ちます。
防災グッズを用意したものの、家の中のどこに配置しておいたらいいかわからない、と感じたことはありませんか。
車を我が家の防災拠点と考え、防災グッズを車の中に置いておくのが良いでしょう。
防災グッズとしては水や非常食の他に、LEDランタン、ホイッスル、軍手、アルミブランケット、携帯トイレなどをひとまとめにしておきましょう。
いつもの給電

トヨタの給電は災害時だけの活用に留まりません。
プラグインハイブリッド車であれば、普段から車を移動電源として活用できます。
車でスマホやタブレットの充電ができるため、出掛けた先で電池残量を気にせず音楽や動画を楽しんだり、仕事をしたりと、車をもうひとつの部屋として使えます。
キャンプに出かけた時などは、電源を使って調理をしたり、夜にランプを点けたりと、より快適に楽しめるでしょう。
給電機能のある車はこれまでのような移動手段としてだけでなく、外出先でも大活躍してくれるのです。
給電機能の使い方

トヨタの給電にはHEVに対応するアクセサリーコンセント(AC100V・1500W/非常時給電システム付)や、PHEVに対応するAC外部給電システム(ヴィークルパワーコネクター)などがあります。
アクセサリーコンセント(AC100V・1500W/非常時給電システム付)は車両の走行機能を停止した状態で電気製品を使うことができ、車内にあるコンセントに電化製品のプラグを差し込んで使います。
AC外部給電システム(ヴィークルパワーコネクター)では、PHEVの充電インレットに付属のヴィークルパワーコネクターを差し込むと、AC100V/1,500Wの外部給電コンセントに早変わり。
AC外部給電システムは、非常時以外でも給電機能が使いやすく活用の幅が広がるため、普段からアウトドアレジャーなどで給電機能を使いたい方などにおすすめです。
車種によっては、ドアと窓を閉じたまま電源コードが出せる外部給電アタッチメントが付いており、野外でも虫などの侵入を防ぎながら給電が可能です。
給電機能を備えたおすすめ車種
トヨタの給電はコンパクト、ミニバン、セダン、ワゴン、SUVなど20種類以上に対応しています。
その中からおすすめの車種をご紹介します。
HEV
ハイブリッド全グレードにおいてアクセサリーコンセント(AC100V・1500W/非常時給電システム付)が標準装備となっている車種の中から、「アクア」と「アルファード・ヴェルファイア」をご紹介します。
アクア

アクアは 日々の暮らしに丁度いいサイズ感と燃費の良さが特徴のコンパクトカーです。
ハイブリッド世界トップレベル(※1) の低燃費を実現しており、「X」グレードの燃費はWLTCモードで34.6km/Lを達成。
経済的にドライブを楽しみたい方におすすめの車種です。
さらにトヨタチームメイトのアドバンストパークを装備すれば、駐車をスムーズにサポートしてくれ、毎日の運転がさらに快適になるでしょう。
ハイブリッド車はガソリンが満タンで、消費電力が1時間あたり400Wの場合、約5日間(※1)電力の供給が可能です。
外部給電アタッチメントも全グレード標準装備しており、ドアと窓を閉めたまま電源コードを出して給電が可能です。
車内へ虫などの侵入を防ぐほか、雨天時の水の侵入を防ぐなど、野外での給電シーンでも心強い1台です。
アクアについて詳しく見る
(※1)2024年4月現在。ガソリン乗用車コンパクトクラス。トヨタ自動車(株)調べ。
(※2)アクセサリーコンセント使用時。一般家庭が日常使用する電力量:1日あたり10kWh(家庭での1時間あたりの消費電力400W)として試算した場合。
アルファード・ヴェルファイア

ミニバンならではの広々とした室内空間と、ラグジュアリーさが魅力のアルファード・ヴェルファイア。
乗車人数やシーンに合わせてシートアレンジが可能で、上質なインテリアと快適な乗り心地が人気の理由です。
セカンドシートとサードシートを倒した、リヤシートフルリクライニングモードにすると、車中泊も楽々です。
ロングドライブで疲れたときにひと休みするのはもちろん、災害時にはプライベート空間にも早変わり。
給電機能と快適な居住性で家族の生活を支えます。
アルファードについて詳しく見るヴェルファイアについて詳しく見る
PHEV
いつもは電気のみで走行し、必要な時なだけガソリンを使って走るプラグインハイブリッドシステムは、長距離を移動するときにも安心感を与えてくれます。
PHEV車からはプリウスをご紹介します。
プリウス

世界初の量産ハイブリッド車として誕生したプリウスの進化はとどまるところを知りません。
プリウス PHEVモデルでは、満充電からのEV走行距離は87㎞(※1)を実現しています。
買い物や通勤、家族の送迎など、日々の走行をEVモードで移動できます。
給電モードは下記の2つ(※2)から選べます。
- ・エンジンをかけずバッテリーだけを使って給電し、バッテリー残量が所定値を下回ると給電を終了する「EV給電モード(※3)」
- はじめはバッテリーのみで給電し、バッテリー残量が所定値を下回るとエンジンがかかり給電を継続する「HV給電モード(※4)」
EV給電モードはキャンプやアウトドアなどのレジャーで使いやすく、HV給電モードは災害時の電源として長時間の使用が可能です。
プリウスについて詳しく見る
(※1)19インチタイヤ装着車の場合。
(※2)ヴィークルパワーコネクター使用時。
(※3)EV給電モードでは、満充電の状態から消費電力400Wで供給した場合、約11時間(※電力変換効率80%、補機消費電力160W想定での試算値になります)の電力を供給可能です。
(※4)HV給電モードでは、満充電・ガソリン満タンの状態から消費電力400Wで供給した場合、約5.5日(社内シミュレーターでの試算値になります)の電力を供給可能です。
トヨタの給電機能で新しい車との付き合い方が見えてくる
今回はトヨタの給電機能について紹介しました。
トヨタの給電機能は、災害時だけでなくアウトドアなどでも役立つ機能です。
車の買い替えを検討している方はぜひ今回の内容を参考に、最適な1台を購入してください。