
公開日2025.9.1
全車種HEVに!カローラシリーズの改良点を解説

2025年5月、カローラシリーズの「カローラ」「カローラツーリング」「カローラスポーツ」「カローラクロス」が一部改良されました。
今回はそれぞれの変更点について解説します。
選べる自由、変わらぬ信頼。ライフスタイルに寄り添うカローラ

今回解説する「カローラ」「カローラツーリング」「カローラスポーツ」は、トヨタの「TNGA(Toyota New Global Architecture)」プラットフォームを共通して採用しています。
これにより、低重心・高剛性なボディ構造となり、いずれの車種も高い操縦安定性と乗り心地を実現しました。
ここからは、それぞれの特徴をご紹介します。
セダンの王道、「カローラ」が誇る安心感と快適性

王道のセダンタイプであるカローラは、日本の街中でも運転しやすいサイズ感が魅力です。
クリーンで落ち着きがあり飽きの来ないスタイルで、幅広い年齢層から支持されています。
インテリアは使い勝手と快適性を重視し、後席の足元スペースもしっかり確保されているため、どの席に座っても快適にドライブできます。
また、セダンならではのトランクは荷物の積載にも便利で、ゴルフバッグやスーツケースなども余裕を持って収納可能です。
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実用性とスタイルを兼ね備えた万能ワゴン「カローラツーリング」

カローラツーリングはステーションワゴンタイプながら、スタイリッシュなデザインが特徴です。
前後に伸びたボディラインとシャープなフロントフェイスで、都会的な雰囲気とアウトドア感のバランスを両立しています。
大容量のラゲージとリヤシートを倒せばフルフラットになる構造で、キャンプ用品はもちろん自転車など大きな荷物もラクラク載せられます。
フロアが低く、荷物の出し入れがしやすいのも魅力のため、レジャーにも便利です。
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アクティブ派に最適、走りを存分に楽しめる「カローラスポーツ」

カローラスポーツは5ドアハッチバックタイプのコンパクトカーです。
全体的に低重心で、フロントグリルやリヤデザインにスポーティなアクセントが効いています。
クーペのようなシルエットは、特に若年層やデザイン重視の方から高い人気があります。
コンパクトながら、リヤシートを倒せば広い荷室が生まれるため、アウトドアにも対応できる万能型です。
コーナリングに優れ、ステアリングフィールの軽快なカローラスポーツは運転が楽しくなる一台です。
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HEV一本化で、走りも環境もスマートに
今回の改良で最も注目すべきポイントは、すべてのカローラシリーズがHEV(ハイブリッド車)に移行したことです。
これは、カーボンニュートラルの実現に向けた取り組みの一環であり、燃費性能の向上とCO₂排出量削減を両立するものです。
HEVは、ガソリンエンジンと電気モーターの組み合わせにより、低速時にはモーターのみで走行、高速時にはエンジンと連携することで高い燃費効率を発揮します。
これにより、市街地・郊外を問わず快適かつ経済的な走行が可能になります。
また、アクセサリーコンセントを選択した際の給電アタッチメントを標準装備しました。
車からの電力供給ができるため、災害時やキャンプなどのアウトドアレジャー時に活躍します。
より使いやすく、より安全に。3モデルそれぞれの改良点は?
その他、今回の一部改良では、主に安全性と快適性の向上を図っています。
それぞれの改良点を解説します。
「カローラ」「カローラツーリング」の一部改良点
「カローラ」と「カローラツーリング」の主な改良点は以下のとおりです。
従来メーカーオプションとなっていた機能・装備を標準設定しました。
ドライブレコーダー(前方+バックガイドモニター/簡易録画機能付)「W×B」グレード

今回「W×B」グレードに標準設定したドライブレコーダー(前方+バックガイドモニター/簡易録画機能付)は、「常時録画」「イベント録画」「手動録画」の3種類の記録が可能です。
「常時録画」では、エンジンスイッチがONの間常時録画し、「イベント録画」ではエアバックが作動したときや一定以上の衝撃を受けたときに録画が開始します。
また、「手動録画」は任意のタイミングで音声認識等を用いて録画できます。
いずれの記録方法の場合も車載カメラの映像を内蔵カメラに録画するため、別のカメラを後付けする必要がありません。
録画した映像はディスプレイオーディオですぐに再生でき、操作性も向上しました。
バッグガイドモニターは走行中だけでなく、駐車時の安全確認にも役立ちます。
ブラインドスポットモニター+安心降車アシスト、パーキングサポートブレーキ(後方接近車両)「W×B」「G」グレード

「W×B」と「G」グレードに標準装備したブラインドスポットモニター+安心降車アシスト、パーキングサポートブレーキ(後方接近車両)は、隣接車線の死角にいる車両を検知し、ドアミラーのインジケーターでドライバーに知らせる安全装備です。
降車時には後方からの接近車両を検知し、ドアを開ける際に注意喚起を行います。
さらに、パーキングサポートブレーキが駐車場などでの後退時に後方からの車両接近を検知し、必要に応じてブレーキを自動制御するため、事故のリスクを大幅に低減します。
16インチタイヤ+アルミホイール、LEDフロントフォグランプ「G」グレード

外装においては、16インチタイヤ+アルミホイールを「G」グレードに標準装備しました。
これにより、高い走行安定性とスタイリッシュなデザインを両立しています。
また、LEDフロントフォグランプを採用し、夜間走行も安心の視界を確保しました。
デジタルキー、ディスプレイオーディオplus「W×B」グレード

装備の面では、デジタルキー、ディスプレイオーディオplusを「W×B」グレードに標準装備。
デジタルキー(※1)はスマートフォンに専用アプリをインストールすることで、車の施錠・解錠やエンジン始動が可能になる機能です。
スマートフォンがあればドアの操作や走行ができるため、利便性が向上し、家族や友人とのキーの共有も可能です。
また、ディスプレイオーディオplusでは、使い勝手の良い最新のオーディオシステムからの快適な車内エンターテイメント環境を実現しています。
(※1)デジタルキーが利用できない状況に備えて、常にクルマのキーも携帯いただくことを推奨いたします。
ご利用にはT-Connect契約、「TOYOTAアカウント」の取得が必要です。デジタルキーのオプションサービスに加入が必要となります。
「カローラスポーツ」の一部改良点
「カローラスポーツ」においても、メーカーオプションだった機能・装備が標準化されました。
ドライブレコーダー 前方+バックガイドモニター (簡易録画機能付)「G“Z”」グレード

ドライブレコーダー 前方+バックガイドモニター (簡易録画機能付)を「G“Z”」グレードに標準化し安全装備を拡充しました。
ドライブレコーダー 前方+バックガイドモニター (簡易録画機能付)は、上記「カローラ」「カローラツーリング」と同様です。
ブラインドスポットモニター+安心降車アシスト、パーキングサポートブレーキ(後方接近車両)「G」グレード

ブラインドスポットモニター+安心降車アシスト、パーキングサポートブレーキ(後方接近車両)は、「G“Z”」に加え「G」グレードに標準装備しました。
車線変更や、車の降車時、駐車場での安全対策を向上させています。
LEDフロントフォグランプ「G」グレード

LEDフロントフォグランプ「G」グレードに標準装備。
周囲の状況をより把握しやすくなりました。
デジタルキー、ステアリングヒーター、ディスプレイオーディオplus「G“Z”」グレード

装備の面において、カローラスポーツ「G“Z”」グレードでは、デジタルキー、ディスプレイオーディオplusを標準化しています。
さらに、ステアリングヒーターを標準装備し、冬のドライブをより快適にサポートします。
次世代カーへ!環境にも配慮した新カローラシリーズ
今回は「カローラ」「カローラツーリング」「カローラスポーツ」の変更点について解説しました。
車の買い替えを検討されている方はぜひ参考にしてみてください。
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