
公開日2024.9.2
車を運転中にゲリラ豪雨に遭遇。対処法と事前にできる対策を解説

夏の時期に発生しやすい"ゲリラ豪雨"。
突発的な大雨や雷を伴う激しい雨は、運転中に遭遇すると、ワイパーを使用しても前方が見えづらくなるため、不安に感じる方も多いでしょう。
今回は運転中にゲリラ豪雨に遭遇した時の対処法と、事前にできる対策について解説します。
【対処法】ゲリラ豪雨に遭遇したときはどう対応する?
まずは運転中にゲリラ豪雨に遭遇したときの対処法について解説します。
安全な場所に停車する

ゲリラ豪雨のように、滝のように大雨が降る場合では、ワイパーのスピードを上げても対処しきれず、前方が見えづらくなります。
前方の視界が制限され危険を感じたら、いち早く車を安全な場所に停車させて、雨が収まるのを待ちましょう。
対処が遅れてしまった結果、なかなか停車できる場所が見つからないというケースも考えられるため、早めの判断が大切です。
街中を走行中ならコンビニや大型ショッピングモールなど、高速道路走行中ならサービスエリアやパーキングエリアに入るなど、止めやすい場所で一時待機をしましょう。
周辺に施設がない場合は、周囲の車に注意しながら路肩に寄せて一時停車するのも良いでしょう。
その際には、ハザードランプを点灯させ、ブレーキを踏み続けて後続車にアピールしましょう。
安全を確保できたら、webサイトやアプリなどを使って雨雲の推移を調べ、状況を確認するのも良いでしょう。
スピードを落として走行する

幹線道路や高速道路などを走行している場合はすぐに停車できないケースもあり、先行車両への追突のリスクが高まります。
すぐに停車できない状況でゲリラ豪雨に遭遇した場合は、車間距離をあけてスピードを落として進みましょう。
特に雨で滑りやすくなっている路面を高速走行すると、ハイドロプレーニング現象が起こりやすいです。
ハイドロプレーニング現象とは、濡れた路面を高速で走行した時にタイヤと路面の間に水の膜ができて、タイヤが水の上を滑るような状態になり、ハンドルやブレーキがコントロールできなくなる現象です。
急ハンドルと急ブレーキを避けながら安全確保のためにゆっくりと走行しましょう。
また、激しい雨の中でもできるだけ視界を確保できるよう、昼間であってもライトを点灯しましょう。
後続車に知らせる

ゲリラ豪雨時には追突事故防止のため、後続車に自分の存在を知らせることも重要です。
停車中もハザードランプを点滅させ、ブレーキランプを踏み続けて後続車に知らせましょう。
後続車も視界が悪いのは同じであるため、見えにくい中でも視認性を高め、気付いてもらう工夫が必要です。
冠水した道路を走行した場合は点検を

ゲリラ豪雨による冠水も想定されます。
河川の近くやアンダーパス、高架下など、増水・冠水の危険がある場所は避けて走行し、できるだけ高い場所を走行しましょう。
冠水した道路を走行した場合はマフラーからエンジン内部に水が入ってしまい、エンジンが停止する可能性もあります。
早めに対処することで危険を回避しつつ、やむを得ず冠水した道路を走行した場合は、車両に異常が感じられなくても点検するようにしましょう。
ゲリラ豪雨から愛車を守るための事前対策
次に、ゲリラ豪雨を事前に避けつつ、仮にゲリラ豪雨に遭遇した時でも冷静に対処するための事前対策を解説します。
お出かけ前には天気予報をチェックする

ゲリラ豪雨が起こりやすい季節は特に、出掛ける前に天気予報をチェックしましょう。
webサイトなどで雨雲レーダーを確認すると、あとどのくらいの時間で、どのくらいの量の雨が降るのか、ある程度予測できます。
天気予報をチェックした上でゲリラ豪雨による危険が予測される場合は、出かける時間をずらすなどの対策をとりましょう。
車にゲリラ豪雨対策を施す

突然のゲリラ豪雨でも安全を確保し愛車を守るために、車に事前対策を施しておくことをおすすめします。
車の点検
ゲリラ豪雨に遭った時の被害を最小限に抑えるために、普段から車の点検をしておくことも重要です。
ライトが切れていないか、ワイパーが劣化していないか等を点検し、ゲリラ豪雨の中でもより良好な視界を確保できるように対策しておきましょう。
また、ゲリラ豪雨の中でタイヤが浮いてハンドルやブレーキがきかなくなるのを防ぐため、タイヤの溝も日頃から点検しておくと安心です。
ガラスコーティングを施工する
フロントガラスに撥水効果をもたらすコーティングを施しておくと、大雨の中を走行しても雨水をしっかり弾き、良好な視界を得やすくなります。
汚れも付着しにくくなることから、安全走行につながるだけでなく、普段のお手入れも楽になります。
ガラスコーティングについて気になる方はぜひ以下のページも確認してみてください。
クルマのお手入れについて詳しく見る
脱出のための備え

万が一、水没してしまった時は、落ち着いて脱出することが大切です。
まずはシートベルトを外し、ドアを開けられる場合はドアやパワーウィンドウから脱出しましょう。
上記のどちらも難しく、車内から出られなくなってしまったときに備えて、「シートベルトカッター」や「緊急脱出用ハンマー」を車内に常備しておくと安心です。
ハンマーとカッターが一体型になった商品も販売されています。
既に脱出用具を持っている方も、使用期限が切れていないか、劣化していないかを定期的にチェックしておきましょう。
連絡先の確認

ゲリラ豪雨による冠水で車が動かなくなってしまった時のために、ロードサービスの契約状況や連絡先などを確認しておきましょう。
事前に確認しておくことで、いざという時に焦らず対処できます。
また、トヨタ車では「T-Connect」(※1)を契約することで、急なトラブルに見舞われたときに専用のオペレーターに繋がるサービスを利用でき、速やかに状況を判断して消防や警察に緊急通報します。
ゲリラ豪雨や大雨によるトラブル以外でも活用できるため、選択肢の一つとしてぜひご検討ください。
(※1)車種とご契約プランにより利用できるサービスが異なります。
事前対策と早めの対処でゲリラ豪雨から愛車を守りましょう!
今回は運転中にゲリラ豪雨に遭遇した場合の対処法と、事前にできる対策について解説しました。
乗り換え予定の方は、「T-Connect」などのサービスも車選びの際に検討してみてください。
トヨタモビリティ神奈川ではオンラインでの相談も承っておりますので「お店に行くまでにまずは相談してみたい」という方はぜひお問い合わせください。
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