
公開日2024.12.16
定年後の車にコンパクトカーとコンパクトSUV、どっちがおすすめ?

定年後に車の乗り替えを検討する方は、ご自身のライフスタイルや今後の暮らしを考えて、コンパクトな車種から選びたいと考えている方も多いのではないでしょうか。
この記事では定年後の車におすすめなのはコンパクトカーとコンパクトSUVのどちらなのか、それぞれの特徴を比較していきます。
車の買い替えを検討されている方は参考にしてみてください。
定年後の車を選ぶときのポイント
まずは定年後に車を購入する際の、車選びのポイントについて解説していきます。
定年後の車を選ぶ時は以下の3点を確認するようにしましょう。
- ・乗り心地の良さ
- ・維持費の安さや燃費の良さ
- ・安全性能が優れている
それぞれ理由を説明していきます。
乗り心地が良い

1つ目は乗り心地です。
乗り心地の良さを判断するポイントはいくつかありますが、「小回りが利く」「乗り降りがしやすい」などのポイントを確認するとよいでしょう。
小回りの利く車種であれば街中や道幅の狭い住宅街などでも運転しやすく、立体駐車場のような狭い空間でも周囲の人や物に接触するリスクを抑えられます。
また、低床フロアやアシストグリップなどの装備は乗り降りがしやすく便利です。
また、運転席からの視界や取りまわしの良さについては実際に乗ってみないとわからないことも多いため、お目当ての車種が見つかったら事前に試乗して確かめてみるようにしましょう。
維持費の安さや燃費の良さ

2つ目は維持費の安さや燃費の良さです。
定年退職後は、これまでより収入が少なくなる方が多いでしょう。
また、ご自宅のリフォームや通院費など、思わぬ出費がかさむことも考えられます。
そのため、いざという時のために貯蓄は残しておきたいという方もいるでしょう。
燃費の良い車種であれば、ガソリン代などの燃料費を抑えられ、コストを節約できます。
また、自動車税は車の大きさや排気量によって課税される金額が変わるため、ボディサイズがコンパクトで排気量も大きくないコンパクトカーであれば、税金を抑えることができるでしょう。
コンパクトカーであれば、タイヤサイズも小さいためタイヤ交換費用などの維持費も抑えることができます。
安全性能が優れている

3つ目は安全性能です。
最新かつ優れた安全技術や装備が搭載されている車種であれば、安全運転をサポートし、事故のリスクを抑えてくれます。
また事故を未然に防ぐだけでなく、万が一、事故に遭った際にも被害の軽減に寄与してくれます。
特に、自動ブレーキや、ペダル踏み間違い時加速抑制装置などの誤発進抑制機能が搭載されていたり、全方位モニター用カメラなどが装備されていたりする車種が良いでしょう。
定年後にちょうど良いコンパクトカーとコンパクトSUV
定年後の車としておすすめのコンパクトカー、コンパクトSUVですが、具体的にはどのような点がおすすめなのでしょうか。
そこで次はコンパクトカーとコンパクトSUVが定年後に乗る車としておすすめの理由を解説します。
コンパクトカーがおすすめの理由

コンパクトカーには「小回りが利く」「軽自動車に比べると走行性能に優れている車種が多い」「燃費性能に優れている」などの魅力があります。
最小回転半径が小さく、日本の道路事情にピッタリなサイズ感のコンパクトカー。
今は問題なくても、今後加齢によって運転操作へ影響がないか不安に思っている方は、コンパクトカーであれば不安を軽減できるでしょう。
コンパクトカーは軽自動車を比較すると、走行性能や燃費性能の点で優れている車種も多いです。
特に夫婦で普段使いできる車種を選びたい方や、価格だけでなく燃費や走行性能も重視して車を選びたい方におすすめです。
コンパクトSUVがおすすめの理由

コンパクトSUVは「街乗りに最適なサイズ感」「オフロード走行にも最適」などの魅力があります。
趣味や買い物などで普段使いとして使いやすいのはもちろん、SUVならではの走行性能の良さも魅力。
子供の手が離れた夫婦だけでなく、若い世代からも人気の高い車です。
また、コンパクトSUVはコンパクトカーと同様に手に取りやすい価格で、低燃費な車種も多いです。
旅行などで遠出をする機会がある方や運転を楽しみたい方、コストを抑えて人気のSUVに乗りたい方におすすめです。
定年後の車におすすめのトヨタ車を紹介!
最後に、コンパクトカーとコンパクトSUVで、定年後におすすめの車種をそれぞれ紹介していきます。
コンパクトカー
まずはコンパクトカーのおすすめ車種として「ヤリス」「アクア」「ルーミー」を紹介していきます。
ヤリス

コンパクトカーのおすすめ車種1つ目は「ヤリス」です。
1.5Lハイブリッドシステムを搭載し、ハイブリッド世界トップレベル(※1)の低燃費と爽快な走りが魅力の1台です。
燃費は「X」グレードのハイブリッドモデルで最高36.0km/L(※2)を達成し、非常に高い燃費性能を実現しています。
ガソリン代など維持費が気になる方にもおすすめです。
トヨタの先進安全機能である「Toyota Safety Sense」が標準装備で、プリクラッシュセーフティやレーンディパーチャーアラート[LDA]などを搭載しており、安全運転をサポートします。
エンジンタイプはガソリン車とハイブリッド車から選択可能で、駆動方式も2WD、4WDで選択可能。
豊富なグレード展開のため、ご自身のライフスタイルに合わせて最適な1台を選びやすいのもおすすめのポイントです。
都市部でも取り回しのしやすいコンパクトさと、運転を楽しみたいとお考えの方におすすめです。
(※1)2024年1月現在。ガソリン乗用車コンパクトクラス。トヨタ自動車(株)調べ。
(※2)WLTCモード。スペアタイヤ、ターンチルトシート(運転席)、ターンチルトシート(助手席)のいずれかを装着した場合、各モード燃費はWLTC:35.4km/L、市街地:36.1km/L、郊外:39.3km/L、高速道路:32.9km/Lとなります。
アクア

コンパクトカーのおすすめ車種2つ目は「アクア」です。
アクアはトヨタを代表するハイブリッドコンパクトカーです。
優れた燃費性能はもちろんのこと、運転のしやすさにもこだわっており、長距離ドライブにおいても快適に運転しながら燃費を抑えることができます。
アクティブな印象のヤリスと比較すると、アクアは飽きのこない上品なデザインが印象的です。
バックドアの開口部は荷物の出し入れがしやすいように開口長を拡大。
奥行きも開口幅もしっかり確保していることで、ゆとりのあるラゲージスペースに設計しています。
快感ペダルの採用により、驚くほど静かで滑らかな走行を実現しており、アクセルペダルによる自在な加減速コントロールが可能。
乗り心地や静粛性にも優れているため、お友達やご家族を乗せる際にも快適な移動を実現できます。
ヤリスと同様に「Toyota Safety Sense」を標準装備しており、衝突回避や被害軽減のための機能が充実しています。
普段使いが中心ながら、お買い物やお出かけでの利便性を重視される方はアクアがおすすめです。
ルーミー

コンパクトカーのおすすめ車種3つ目は「ルーミー」です。
コンパクトカーでありながら、広々とした室内空間が特徴のルーミー。
特に後部座席の足元や頭上スペースを広く確保しているのが特徴で、お孫さんを乗せたり荷物を多く積んだりする場合でも快適に移動できます。
両側パワースライドドア(ワンタッチオープン・挟み込み防止機能付)を装備しており、狭い駐車場でもドアの開閉が楽ちん。
低床フロアなど、誰もが乗り降りしやすいように配慮した設計になっているため、お孫さんを連れてお出かけする機会がある方にはおすすめです。
またシートアレンジも多彩で、荷物をたくさん積みたい時にはフルフラットにすることもでき、シーンに合わせて簡単に空間を模様替えできます。
安全装備にはスマートアシストを搭載しており、衝突警報機能(対車両・対歩行者[昼夜])、衝突回避支援ブレーキ機能(対車両・対歩行者[昼夜])、ブレーキ制御付誤発進抑制機能(前方・後方)などを装備しています。
広々と快適に過ごしたい方や、夫婦での使用以外にお友達やご家族を乗せる機会がある方はルーミーがおすすめです。
ルーミーについて詳しく見る
コンパクトSUV
次にコンパクトSUVのおすすめ車種として「ライズ」「ヤリスクロス」の2車種を紹介していきます。
ライズ

コンパクトSUVのおすすめ車種1つ目は「ライズ」です。
ライズはコンパクトSUVでありながら、存在感のあるデザインと広い室内空間を備えています。
取り回しのしやすいサイズ感ながら、SUVらしい力強いスタイリングも特徴です。
荷室容量は369L(※1)を確保し、コンパクトSUVクラストップレベル(※2)の大容量。
後席乗車時でも荷物をたっぷりと積み込め、普段使いからアウトドアやゴルフなどのレジャーシーンまで幅広いシーンで活躍できます。
走りの楽しさと低燃費を両立した1.0Lターボエンジンを採用したグレードは、高速道路でもストレスを感じない加速性能を実現。
また、予防安全機能「スマートアシスト」を装備し、ブレーキ制御付誤発進抑制機能(前方・後方)や標識認識機能などを搭載しています。
話題のSUVに乗ってみたいという方や、趣味にも使える車をお探しの方はライズを選んでみてください。
ライズについて詳しく見る
(※1)荷室容量はデッキボード下段時のVDA法による社内測定値。デッキボード上段時の荷室容量は303Lとなります。
(※2)2021年11月現在、トヨタ自動車(株)調べ。
ヤリスクロス

コンパクトSUVのおすすめ車種2つ目は「ヤリスクロス」です。
ヤリスの利便性を引き継ぎながら、都市部での運転にも映えるスタイリッシュなデザインと走行性能で、SUVらしさを存分に体感できます。
最小回転半径は5.3mを実現し、細い路地に入る時やUターン時、車庫入れや縦列駐車時の取り回しがスムーズに行えます。
普段使いとして優れたコンパクトSUVです。
さらに、燃費は「X」グレードのハイブリッドモデルで最高30.8km/L(※1)を達成。
街中での走行はストップ&ゴーが多くなりがちですが、ヤリスクロスのハイブリッドモデルであればSUVらしい力強い走りの楽しさと低燃費を両立できます。
また、「Toyota Safety Sense」を標準装備しており、プリクラッシュセーフティ(歩行者[昼夜]・自転車運転者[昼夜]・自動二輪車[昼]検知機能付衝突回避支援タイプ/ミリ波レーダー+単眼カメラ方式)やレーダークルーズコントロール(全車速追従機能付)などの機能を搭載しています。
衝突回避や先行車追従、車線変更時の補助など、さまざまなシーンで安全運転をサポートしてくれます。
SUVらしい力強さと安全性能を兼ね備え、普段使いにもレジャーにも最適なモデルです。
(※1)スペアタイヤまたは運転席ターンチルトシートを装着した場合、各モード燃費はWLTC:30.2km/L、市街地:31.8km/L、郊外:32.5lm/L、高速道路:28.4km/Lとなります。
おすすめ車種を比較
ここでご紹介したおすすめ車種を比較します。
ヤリス | アクア | ルーミー | ライズ | ヤリスクロス | |
車両価格帯(税込) | 1,501,000円~2,694,000円 | 2,146,000円~2,837,000円 | 1,742,400円~2,294,600円 | 1,800,700円~2,442,000円 | 1,907,000円~3,156,000円 |
燃費(WLTCモード) | 19.0〜36.0 km/L | 33.6〜35.8 km/L | 16.8〜18.4 km/L | 17.4〜28.0 km/L | 17.6〜30.8 km/L |
荷室長/荷室幅/荷室高(mm) | 630/1,000/830 | 656/1,153/824 | 740/1,300/1,080 | 755/1,000/865 | 820/1,400/850 |
ヤリス、アクアは燃費の良さが魅力で、ルーミー、ライズ、ヤリスクロスは荷室の広さが魅力です。
また、ヤリスとルーミーは車両価格帯も他の車種に比べるとお求めやすいので、価格を抑えて購入したい方におすすめでしょう。
コンパクトカーとコンパクトSUVを比較しながら定年後のライフスタイルを充実させましょう!
今回は定年後の車としておすすめの、コンパクトカーとコンパクトSUVの比較をご紹介しました。
それぞれ魅力のある車ですが、普段使いが中心の方はコンパクトカー、アウトドアなどで長距離ドライブをする方はコンパクトSUVを選ぶのがおすすめです。
細かな違いで好みが分かれることもありますので、定年後のライフスタイルを想像しながら試乗などもしてみてください。