
公開日2025.5.12
【軽自動車とコンパクトカー】車選びで重要な維持費や性能を比較!

購入時の費用を抑えて車を購入したいと考えている方は、軽自動車の購入を考えている方も多いのではないでしょうか。
しかし、近年は車の性能が上がっていることもあり軽自動車とコンパクトカーの価格差は縮まってきています。
この記事では、軽自動車とコンパクトカーでどちらがおすすめなのか、維持費や性能、価格などを比較していきます。
軽自動車とコンパクトカーでどちらを購入しようか迷っている方は参考にしてみてください。
軽自動車とコンパクトカーの違いを比較
車選びの参考になるように、今回は「サイズ」「走行性能」「車両本体価格」「維持費」の4つの視点から、軽自動車とコンパクトカーを比較していきます。
サイズの違い

軽自動車とコンパクトカーのボディサイズ自体は大きな差はありませんが、一番大きな違いに乗車定員が挙げられます。
軽自動車では乗員定員が4名なのに対し、コンパクトカーでは5名まで乗車可能です。
ボディサイズについては、軽自動車には以下のような規格が設けられています。
全長 |
3,400mm以下 |
全幅 |
1,480mm以下 |
全高 |
2,000mm以下 |
一方で、コンパクトカーには明確な定義がありませんが、一般的には5ナンバー車の小型自動車は以下のような基準の車とされています。
全長 |
4,200mm以下 |
全幅 |
1,700mm以下 |
全高 |
2,000mm以下 |
大きな違いはないものの、コンパクトカーの方が乗員定員と大きさともにややゆとりがあることがわかります。
走行性能の違い

軽自動車とコンパクトカーの違いは乗車定員やボディサイズだけではなく、排気量も以下のような違いがあります。
軽自動車の排気量 | 660cc以下 |
コンパクトカーの排気量 | 1500cc以下 |
排気量はパワーや加速性能にも影響するため、走行性能においてはコンパクトカーの方が優れているといえます。
そのため普段使いだけでなく、坂道が多い地域に住んでいたり、複数人を乗せたり重い荷物を積んだりする機会が多い方はコンパクトカーがおすすめです。
また高速道路を利用する際にも、振動やノイズが気にならず加速がスムーズという点でコンパクトカーがおすすめです。
車両本体価格の違い

次に車両本体価格を比較していきます。
軽自動車とコンパクトカーの価格をトヨタの軽自動車「ピクシス エポック」と、コンパクトカー「ヤリス」のエントリーモデルで比較してみましょう。
車種 | 車両本体価格 (消費税込) |
ピクシス エポック(「B”SA Ⅲ”」グレード/2WD) | 992,200円 |
ヤリス(「X」グレード/ガソリン車/ 2WD) | 1,501,000円 |
ヤリス(「X/ハイブリッド車/2WD) | 2,044,000円 |
車両本体価格においては、軽自動車のピクシス エポックの方が手頃な価格で購入できます。
初期費用を抑えて購入したい方は軽自動車の方がおすすめです。
ただし、先述したように軽自動車の性能も上がっていることから、車種によっては車両本体価格が200万円を超える車もあります。
必要な装備やオプションをつけると、価格差があまりない場合もあるため、必要な機能を加味して検討するようにしましょう。
維持費の違い

次に軽自動車とコンパクトカーの維持費の違いを比較していきます。
ここでは軽自動車はピクシスエポック(0.66L/ガソリン車/2WD)、コンパクトカーはヤリス(1.0L/ガソリン車/2WD)で比較していきます。
税金
自動車の税金は軽自動車の場合「自動車税・軽自動車税」、普通車の場合は「自動車重量税」「環境性能割」があります。
購入時に支払う「環境性能割」はここでは割愛し、維持費という観点で「自動車税・軽自動車税」「自動車重量税」の2つをみていきます。
軽自動車(ピクシス エポック)とコンパクトカー(ヤリス)の維持費でかかる税額は以下の通りです。
ピクシスエポック(0.66L/ガソリン車/2WD) | ヤリス(1.0L/ガソリン車/2WD) | |
「自動車税・軽自動車税」 |
10,800円(※1) |
25,000円(※2) |
「自動車重量税」(年額) | 8,200円(※3) | 8,200円(※3) |
購入後にかかる税金で比較すると、軽自動車の方が約15,000円の費用を毎年抑えられると言えます。
ただし、コンパクトカーでもハイブリッドモデルを選んだ場合はエコカー減税の対象となるケースもあるため、より詳細に知りたい方は販売店におたずねください。
(※1)横浜市、四輪以上(排気量660cc以下)の乗用の軽自動車の税率 (年税額)。
(※2)2019年10月1日以降に初回新規登録した場合の1,000cc以下の税額(エコカー減税の適用は含めず)。
(※3)国土交通省、乗用車1トン以下の1年分(エコカー減税の適用は含めず)。
保険
次に、新車購入時から初回車検までの3年+1ヶ月の計37ヶ月で自賠責保険を契約した場合の料金を比較していきます。
軽自動車の場合は24,010円、自家用乗用自動車では24,190円(※1)ですので、年間にしてもほとんど差はありません。
法定費用以外に任意保険も必要となりますが、任意保険料は車種や年式、契約するプランによって異なります。
任意保険を契約する場合は気になっている車種を選んで、保険会社に確認してみましょう。
自動車損害賠償責任保険基準料率 2023年1月18日届出(損害保険料率算出機構)
燃費
次に燃費の比較です。
車種 | 燃費(WLTCモード) |
ピクシス エポック(「B”SA Ⅲ”」グレード/2WD) | 25.0㎞/Ⅼ |
ヤリス(「X」グレード/ガソリン車/ 2WD) |
20.2㎞/Ⅼ(※1) |
ヤリス(「X/ハイブリッド車/2WD) | 36.0㎞/Ⅼ(※2) |
ガソリンモデルの燃費のみで比較すると、ピクシス エポックの方が優れています。
しかし、ハイブリッドモデルも含めるとヤリスの方が燃費性能が優れています。
昨今はガソリン価格も高騰しており、ハイブリッドモデルを選ぶ方が購入価格から維持費までのトータルコストを抑えられることがあります。
特に長期間乗ることを想定している場合はハイブリッドモデルを選ぶのがおすすめです。
(※1)スペアタイヤと寒冷地仕様を同時装着した場合、またはターンチルトシート(運転席)、ターンチルトシート(助手席)のいずれかを装着した場合、各モード燃費はWLTC:20.0km/L、市街地:14.9km/L、郊外:21.4km/L、高速道路:22.5km/Lとなります。
(※2)スペアタイヤ、ターンチルトシート(運転席)、ターンチルトシート(助手席)のいずれかを装着した場合、各モード燃費はWLTC:35.4km/L、市街地:36.1km/L、郊外:39.3km/L、高速道路:32.9km/Lとなります。
「軽自動車」と「コンパクトカー」どっちを選ぶ?
ここまで軽自動車とコンパクトカーの違いについて解説してきました。
最後に軽自動車とコンパクトカーで迷っている方向けに、どのような基準で選ぶべきかについて紹介します。
軽自動車が向いている人

軽自動車は買い物や家族の送迎など、普段使いとしての購入を考えている方におすすめです。
軽自動車はよりコンパクトなサイズがメリットで、狭い道での取り回しや駐車のしやすさを感じられます。
普段使いとして短距離の移動であれば、走行性能やノイズなども気にすることなく走行できます。
コンパクトカーが向いている人

コンパクトカーは4人以上で乗車することがある方や、荷物を多く乗せることがある方におすすめです。
コンパクトカーは走行性能や燃費性能に優れた車種が多いのがメリット。
高速道路を使用してロングドライブする機会がある方は、コンパクトカーを選ぶことで維持費を抑えられます。
走行距離によってはコンパクトカーを購入する方が、軽自動車よりも維持費を抑えられるケースがあります。
燃費と走行距離を計算して維持費を比較してみてから、最適な車種を選んでください。
また軽自動車と比較すると、コンパクトカーは室内空間にゆとりがあるのがメリットです。
振動なども少なく、よりゆったりと過ごせるため 「性能の良い車種がいいけど、購入費用もできるだけ抑えたい」という方にも適しています。
軽自動車とコンパクトカーで迷っている方はトヨタモビリティ神奈川までご相談ください!
今回は軽自動車とコンパクトカーの比較を紹介しました。
最近は価格の差も小さくなってきており、用途によってはコンパクトカーの方がお得に購入でき、使い勝手も良いケースがあります。
ぜひ今回の内容を参考に、用途に合った車を見つけてください。
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