
公開日2025.3.19
車の黄砂対策!車に傷をつけないための洗車方法も解説

黄砂の季節になると車のボディや窓ガラスが汚れやすくなり、気になる方も多いのではないでしょうか。
さらに、汚れがついた状態で間違った洗車をしてしまうと、愛車に傷をつけてしまうこともあります。
この記事では、黄砂による車へのダメージを抑えるための効果的な予防策と、車を傷つけずに洗うための正しい洗車方法を詳しく解説します。
黄砂とは

黄砂とは、中国大陸の砂漠地帯から風によって巻き上げられ、日本に運ばれてくる砂やほこりです。
黄砂が飛来すると、目や鼻、皮膚などのアレルギー症状を引き起こしたり、呼吸器疾患につながったりと人体への悪影響があります。
また、車にとっても、塗装を傷つけたり視界を悪くしたりなどの悪影響があります。
黄砂の飛来時期

黄砂は3月から5月頃の春に多く飛来します。
春になり気温があがると、砂漠で砂嵐が発生しやすくなるためです。
この砂が偏西風によって日本に運ばれてくるのです。
黄砂時期の洗車頻度と適切な洗い方を解説
黄砂は車の塗装面に細かい傷をつける可能性があります。
また、黄砂に含まれる汚染物質が塗装に浸透することで、光沢が失われたりシミになったりなどの影響があります。
そこで次は黄砂時期の洗車の頻度や最適な洗い方について解説していきます。
洗車の頻度

黄砂の時期はこまめな水洗いが有効です。
とくに黄砂が塗装面に付着している状態で雨に濡れると、汚れとなって固まってしまいます。
一度固まってしまうと落としづらくなり、シミの原因になることもあるため、固まる前に洗いながしましょう。
黄砂の時期には週1度程度の洗車が理想的です。
洗車に最適な日はいつ?

洗車のタイミングも重要です。
こまめに洗車をするといっても、黄砂が飛来しやすい日に洗車をすると、すぐに汚れてしまいます。
ポイントは天気が良くて風のない穏やかな日です。
一方で風の強い日は、黄砂も飛びやすくなるためおすすめできません。
また前述したとおり、雨のあとは汚れが固まってしまうことが多いため、雨が降る前に洗車をした方が塗装面へのダメージを抑えられるでしょう。
天気予報で天気と黄砂の情報を確認しながらこまめに洗うようにしましょう。
洗車の手順

洗車の仕方を間違えると、きれいにしているつもりでも黄砂でボディを傷つけてしまう恐れがあります。
洗車をする際は、特に手順を守って丁寧に行うことが大切です。
ここからは、ボディを傷つけることなく黄砂を落とすための洗車方法を解説します。
はじめに水で洗い流す
黄砂が付着したボディを乾いたタオルやスポンジで拭くと、傷の原因となるため、はじめに水でしっかり洗い流しましょう。
ホースの水流をうまく利用したり、高圧洗浄機を使用したりするのが効果的です。
なかには「素早く洗車機で洗いたい」と考える方もいるでしょう。
しかし洗車機の強力なブラシが擦れることで傷の原因となるため、事前に水で汚れを洗い流しておくと良いでしょう。
カーシャンプーを泡立てて洗う
水で黄砂を落としたら、カーシャンプーをしっかりと泡立てて、柔らかいスポンジでボディを洗いましょう。
泡が潤滑剤となり、傷つけることなくボディを洗えます。
洗い流してしっかり拭く
最後は泡を十分に洗い流し、吸水性の高い車専用のタオルで拭き上げます。
拭き残しはシミの原因となることもあるため、しっかり乾燥させましょう。
黄砂によるダメージを最小限に抑えるための予防策
ここからは黄砂によるダメージを最小限に抑えるために、事前にできる対策について解説します。
コーティングやプロテクションフィルム、ご自身で施工できるカーワックスなどが有効です。
コーティング

車にコーティングを施すことは、有効な黄砂対策のひとつです。
車のコーティングとは車の表面を保護する膜を作ることで、主にガラスコーティングやセラミックコーティング、ポリマーコーティングなどの種類があります。
事前にコーティングを施すことで、塗装面を保護すると、黄砂による細かい傷を防げます。
効果も長く続くため、新車購入時に施工しておくと被害を抑えられるでしょう。
汚れも付きにくくなり、洗車もしやすくなります。
プロテクションフィルム

プロテクションフィルムとは、塗装面やガラス面を保護する特殊なフィルムのことです。
プロテクションフィルムは柔軟性と伸縮性が高く、車を美しく保つよう保護してくれます。
厚みがあるため、飛び石など外部からの衝撃を受けたときにも塗装面やガラスを傷つけることなく守ります。
保護性能の高いプロテクションフィルムも黄砂に対して事前に施せる有効な対策です。
プロテクションフィルムに傷がついた場合も張り替えが可能ですが、費用が高額なため、見積りをとってから検討することをおすすめします。
カーワックス

カーワックスはご自身で対策可能な黄砂対策のひとつです。
ワックスは車の表面を滑らかにする効果があり、黄砂の付着を防ぎます。
ただし、ワックスの効果は2週間程度と持続性に限りがあるため、こまめなメンテナンスが必要です。
ボディカバー

最も簡単にできる黄砂対策として、保管時にボディカバーを使用することもおすすめです。
車全体を覆うことで、黄砂以外にも花粉やホコリ、紫外線などからも車を守ることができます。
屋外の駐車場を利用している方や、手軽に対策をしたいという方におすすめです。
ただし、すでに車体に黄砂が付着してしまっている場合は、カバーとの摩擦でボディに傷がついてしまう恐れもあるため注意しましょう。
大切な愛車を黄砂から守りましょう!
今回は車の黄砂対策と、車に傷をつけないための洗車方法について解説しました。
今回の内容を参考に愛車を美しく保ちましょう。
トヨタモビリティ神奈川では会員制無料WAX洗車サービスをおこなっているほか、ボディコーティングの施工を承っておりますので、ぜひお気軽にご相談ください。
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