
公開日2025.4.14
クラウンエステート18年ぶりの復活!新型ラージSUVの魅力に迫る

クラウンシリーズ4タイプ目となる新型クラウンエステートが発売されました。
今回は特徴や魅力について詳しく解説していきます。
クラウンエステートの概要

1955年の誕生 以来、日本経済の発展と共に歴史を重ねてきたクラウン。
これまで大切にされてきた「革新と挑戦」のDNAを受け継ぎながら、よりお客様のニーズに応えるために、商品を「単一」でなく「群」として開発し、4つの個性豊かなモデルをクラウン群として、世界初公開しました。
クロスオーバー、スポーツ、セダンの3つのモデルを経て今回発売となったエステートはダイナミックな造形や、仲間や家族とのアクティブライフを楽しむことができるユーティリティが追求されています。
パワートレーンはハイブリッド車(HEV)とプラグインハイブリッド車(PHEV)を設定し、大人のアクティブキャビンとして、さまざまなライフスタイルに寄り添います。
クラウンエステートの特徴
クラウンエステートの特徴について、デザインや走行性能などのいくつかの視点から解説していきます。
デザイン

まずは、デザインについて解説していきます。
クラウンエステートのデザインは、ワゴンとSUVの融合から生まれた新しいデザインです。
ダイナミックな走りを予感させる伸びやかなシルエットが、スタイリッシュで洗練された印象を与えます。
さらには機能性も追求された余裕と上質を兼ね備えたデザインで、乗る人をアクティブな体験へと誘います。
エクステリア

車両中心からの張り出しや前後を貫くシャープなショルダーラインなど、伸びやかでありながらダイナミックなプロポーション。
フロントマスクにはバンパー一体型フロントグリルを導入されており、ボディと同色になっていることで、スタイリッシュながらも独自性が感じられます。
また、21インチの幅広大径タイヤ (アルミホイール)を装着することで、力強くダイナミックな印象に。
水平基調のデイライトランプを採用したハンマーヘッドフェイスや、バッグドア面の一文字リヤコンビネーションランプがワイド感と先進性を強調します。
都会とも自然の景色とも調和するアクティブなスタイリングです。
インテリア

インテリアにおいてもアクティブライフに寄り添う空間を実現しました。
まず、クラウンシリーズ共通で採用されている「アイランドアーキテクチャー」を採用しています。
「アイランドアーキテクチャー」とは、ディスプレイやシフトなどの各種機能をひとくくりにして、島(アイランド)のように配置するデザインです。
コックピットは、メーター・ディスプレイを水平に配置し、視線移動を最小限にとどめたことで、運転に集中できるよう配慮しました。
また、シート表皮には本革を採用。
洗練された上質な乗り心地で全席特等席となる室内空間です。
ボディサイズ
クラウンエステートのボディサイズは以下のとおりです 。
全長 | 全幅 | 全高 | |
「RS」(PHEV) | 4,930m | 1,880mm(※1) | 1.625mm |
「Z」(HEV) | 4,930m | 1,880mm | 1.625mm |
どちらのグレードもサイズに違いはありません。
(※1)充電ポート(充電リッド)を全開にした状態での全幅の測定値は2,130mm(社内測定値)
ラゲージ

クラウンエステートのラゲージスペースは荷物を乗せて運ぶだけではなく、くつろぎの空間としての役割も果たします。
まず、荷室容量は通常時に570L(※1,2)、リヤシート格納時は1,470Lを確保しました。
後席を折りたたむと、長さ約2mの完全フルフラットスペース(※3)が出現。
大切な楽器やゴルフバッグ、スーツケースなどの大きな荷物をラクラク乗せられます。
この広さがあれば、アウトドアシーンや車中泊でも窮屈さを感じることはありません。
荷室でありながら上質な素材を使用することで、くつろぎの空間としての使い心地を追求しました。

さらに、「RS」グレードには、引き出し式のデッキチェアやデッキテーブルなど、フルフラットスペースで過ごす時間をより魅力的にするアイテムを標準装備。
シックな色合いで、クラウンの王冠マークをあしらったデザインのアイテムは、外出先での時間をより特別なものとしてくれることでしょう。
(※1)数値は車内測定値(ノーマルルーフ時)
(※2)スペアタイヤを選択した場合、506Lになります。
(※3)スペアタイヤを選択した場合、前倒ししたシート背面とラゲージデッキボードの間に段差が発生します。
走行性能

クラウンエステートは「大人のアクティブキャビン」のコンセプトに基づき、しっかりとした操舵感や質感高い乗り心地が得られるようなサスペンション設計を行いました。
「ノーマルモード」、「スポーツモード」、「リヤコンフォートモード」の3つのドライブモードを選択でき、ドライバーや同乗者の好みに合わせた走りを提供します。
2.5Ⅼプラグインハイブリッドシステム
PHEVの「RS」グレードでは、2.5Lプラグインハイブリッドシステムを採用。
搭載した出力密度の高い駆動用モーターが気持ち良い加速と静粛性を両立し、会話の弾む、静かなプライベート空間を実現しています。
また、ハイブリッド車に比べてよりスポーティな走りで、加速の魅力や微妙なアクセルワークでのコントロールが味わえます。
EV走行距離は89km(※1)と買い物や家族の送迎など、日常生活のほとんどをEV走行のみで行えます。
(※1) WLTCモード・充電電力使用時走行距離。国土交通省審査値。エンジン、駆動用バッテリーの状態、エアコンの使用状況や運転方法(所定の車速を超えるなど)によっては、バッテリー残量に関わらずEV走行が解除されエンジンが作動します。
2.5Ⅼハイブリッドシステム
ハイブリッド車の「Z」グレードには高効率ハイブリッドシステムを搭載しました。
効率向上と性能向上を追求し、クラウンクロスオーバーやクラウンスポーツに搭載されているシステムに対して、フロントモーターの出力を約5割向上しています。
アウトドアギアを多く積み込んでのレジャーシーンでもストレスのない加速を可能にし、余裕のある走りで長距離移動も快適に過ごせます。
燃費
クラウンエステートの燃費性能 は以下のとおりです。
燃費(WLTCモード) | |
「RS」(PHEV) | 20.0km/L |
「Z」(ハイブリッド) | 20.3km/L |
ガソリン走行時の燃費性能は「Z」の方が少し高くなっています。
より燃費性能を求める方は「Z」、スポーティな走りをお求めの方や、PHEVに乗りたいとお考えの方は「RS」を選ぶのがおすすめです。
安全装備

クラウンエステートは「Toyota Safety Sense」を全車に採用しています。
プロアクティブドライビングアシスト[PDA]は、「歩行者の横断」「飛び出してくるかもしれない」など、運転の状況に応じたリスクの先読みを行い、危険に近づきすぎないように運転操作をサポートしてくれるシステムです。
必要に応じて、ステアリングやブレーキ操作をさりげなくサポートし、より安心してドライブが楽しめるようになりました。
また、高速道路走行時にはレーダークルーズコントロールが、車間距離を保ちながらの走行をサポート。
ミリ波レーダーと単眼カメラの検知範囲が拡大したことで、前方認識範囲が拡大しました。
停止と発進を繰り返す渋滞時は、ドライバーも神経を使い疲れやすい場面ですが、先行者や先々行車を認識し、進路判定などの状況判断をサポートしてくれるほか、割り込み車などに対しても優れた認識性能を確保しています。
さらに、高度運転支援「トヨタチームメイト」の[アドバンストパーク]にはリモート機能を採用。
車外で専用スマートフォンアプリを操作することで、遠隔から駐車、出庫が可能です。
安全な場所にひとまず車を停めて、お子さんや高齢の方の降車を手助けしてから遠隔操作で車を駐車したり、遠隔操作でガレージ等から出庫して、広い場所で荷物を積み込んだりする時に便利です。
カラーバリエーション

最後にカラーバリエーションについて紹介します。
クラウンエステートのボディカラーは、モノトーン5色とバイトーン5色の10色展開 です。
〈モノトーン〉
・プレシャスホワイトパール(※1)
・マッシブグレー(※2)
・ブラック(※2)
・エモーショナルレッドⅢ(※1,2)
・プレシャスブロンズ(※1,3)
<バイトーン>
・ブラック×プレシャスホワイトパール(※2,4)
・プレシャスメタル×マッシブグレー(※1,5)(※PHEV専用)
・ブラック×マッシブグレー(※1,2)
・ブラック×エモーショナルレッドⅢ(※2,4)
・ブラック×プレシャスブロンズ(※2,4)
ブラックやプレシャスホワイトパールは定番カラーで、リセールバリューも考慮している方にはとくにおすすめです。
エモーショナルレッドはより個性を一層際立たせ、ブロンズは大人のアウトドアシーンによく似合います。
インテリアカラーは以下の3色展開です。

・ブラック
・グレイッシュブルー
・サドルタン
グレイッシュブルーとサドルタンではビンテージ調の「雲柄」をトリム部分にあしらいました。
高級感にアクセントを加えたデザインです。
グレイッシュブルーはPHEV専用色となります。
また、サドルタンはHEV設定色でご希望の場合はご注文時にご指定が必要です。
(※1)メーカーオプション<55,000円(消費税抜き50,000円)>となります。
(※2)シャークフィンアンテナはブラックとなります。
(※3)シャークフィンアンテナはボディ色となります。
(※4)メーカーオプション<99,000円(消費税抜き90,000円)>となります。
(※5)シャークフィンアンテナはプレシャスメタルとなります。
新型クラウンエステートの購入を検討してみては
今回はクラウンシリーズから、新型クラウンエステートの特徴について解説しました。
クラウンエステートが気になる方はぜひ他のクラウンシリーズとも比較しながら、購入を検討してみてください。
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