初代クラウン 1955年製 型式 5RS
主なレストア箇所
内装・外装の全部位
メッキ部品は再メッキ塗装(外部業者)
作業期間
約2カ月
4月13日~6月中旬
板金9名/塗装3名/メカ2名/ガラス1名
内装・外装の全部位
メッキ部品は再メッキ塗装(外部業者)
作業期間
約2カ月
4月13日~6月中旬
板金9名/塗装3名/メカ2名/ガラス1名
レストアした背景
ひとりのオーナー様によって60年間、大切に乗られてきた愛車です。
オーナー様は、この愛車を「転売しないこと」「今後も一人でも多くの人に見てもらうべく努めること」の2つを条件に、神奈川トヨタに託されました。私たちはこの約束を守り、レストアし、新車のようによみがえらせ、県内各所で巡回展示などを実施しております。
“初代クラウン”が64年の時を越えて、今も元気に走り続けています。
オーナー様は、この愛車を「転売しないこと」「今後も一人でも多くの人に見てもらうべく努めること」の2つを条件に、神奈川トヨタに託されました。私たちはこの約束を守り、レストアし、新車のようによみがえらせ、県内各所で巡回展示などを実施しております。
“初代クラウン”が64年の時を越えて、今も元気に走り続けています。
よみがえる初代クラウンの様子
初代クラウンは内外装・ガラス・インパネ類・ボディーASSY・エンジン・各パネル分解できる部位はすべて分解してレストア作業を行いました。
複数のエンジニアでパート別に分かれて、各パネルの修復と板金→塗装全剥離→内外装全塗装→フレーム&サスペンションのさび落とし及び全塗装→復元という流れで初代クラウンは甦りました。
複数のエンジニアでパート別に分かれて、各パネルの修復と板金→塗装全剥離→内外装全塗装→フレーム&サスペンションのさび落とし及び全塗装→復元という流れで初代クラウンは甦りました。
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分解できる部位は分解し、フレームのみとなった初代クラウン
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塗装前に丁寧にサビを落とします
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塗装され輝き始めた初代クラウン
オリジナルとの違い
もともと初代クラウンを所有していたお客様による仕様変更部位がありました。
左右のロッカーパネル、クォーターパネル、フロアパネルの欠損部位はオリジナルと変更しています。
当時のソリッド塗装はクリヤーが入っていなかったが、環境・塗料の仕様変更により、トップコートにクリヤーを塗る仕上げとしました。
*当時はボディパネル(鉄板)に下地処理の防錆塗装をし、その上にカラーを塗るソリッド塗装でしたが、現在はカラーの上にクリヤーをのせることで塗膜を保護するとともに、光沢と耐候性を持たせています。
左右のロッカーパネル、クォーターパネル、フロアパネルの欠損部位はオリジナルと変更しています。
当時のソリッド塗装はクリヤーが入っていなかったが、環境・塗料の仕様変更により、トップコートにクリヤーを塗る仕上げとしました。
*当時はボディパネル(鉄板)に下地処理の防錆塗装をし、その上にカラーを塗るソリッド塗装でしたが、現在はカラーの上にクリヤーをのせることで塗膜を保護するとともに、光沢と耐候性を持たせています。
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塗装前
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塗装後
レストア作業に苦労したところ
初代クラウンは初めての全部位のレストア作業となりました。
全工場の板金を専門とするエンジニアを集めて、車の部位ごとに担当パートを分けて修復にあたりました。
初代クラウンは約60年前に販売されていた車のため、部品の固着や欠損により脱着は思い通りにいかず、入手出来なかった部品のパネル作成に苦労しました。
オリジナルの初代クラウンは室内、パネル裏はザラザラの塗装がされていたため、ボディシーラーを吹き付けることでオリジナルに近づけることも苦労しました。
ステアリングホイールの割れが直らず、何度も修復作業を行いました。
全工場の板金を専門とするエンジニアを集めて、車の部位ごとに担当パートを分けて修復にあたりました。
初代クラウンは約60年前に販売されていた車のため、部品の固着や欠損により脱着は思い通りにいかず、入手出来なかった部品のパネル作成に苦労しました。
オリジナルの初代クラウンは室内、パネル裏はザラザラの塗装がされていたため、ボディシーラーを吹き付けることでオリジナルに近づけることも苦労しました。
ステアリングホイールの割れが直らず、何度も修復作業を行いました。
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初の大がかりなレストアに試行錯誤しながら進めていきました。
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初代クラウンは室内、パネル裏がザラザラとした塗装
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ボディシーラーを吹き付けることでオリジナルのザラザラとした塗装に近づけました
60年前に発売された初代クラウンを整備した経験はないので、当時の写真を見たり、構造を考えながら修復作業をすることはとても難しかったです。
また、調達できる部品が限られているため、代わりの部品を作るのに手探りで試行錯誤しました。
作業を進めていくと、直したい部分がどんどん出てきて、オリジナルに近づけたいというこだわりが強くなりました。
初代クラウンは、社内担当者が工場までよく来てくれて、一緒に話し合いながら作業できたことは大変助かりました。レストアをする上で、お客様のご要望を密に伺いながら作業できるととてもやりやすいと思います。
初代クラウン展示場所
トヨタモビリティ神奈川の他店舗やイベントにて展示している場合もございます。
展示スケジュールに関しましては下記の連絡先にお問合せいただきますようお願いいたします。
展示スケジュールに関しましては下記の連絡先にお問合せいただきますようお願いいたします。
展示場所 | ビジネスモビリティセンター 横浜市都筑区川向町880-1 |
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お問合せ | 045-534-3414 |
営業時間 | 9:00~17:30 |
定休日 | 土曜・日曜・祝祭日 |