公開日2024.1.18
クラウンの中古車が狙い目といわれる理由。歴史やおすすめの選び方

クラウンに憧れがありいつかは乗ってみたいと思っている方も多いのではないでしょうか。
60年以上の歴史を持つクラウンは、国内外で知られ、憧れる方が多い車種です。
そんなクラウンの中古車が、いま狙い目といわれていることをご存知でしょうか。
この記事では、クラウンの中古車が狙い目といわれる理由や、クラウンの歴史、おすすめの選び方まで、ご紹介します。
クラウンの中古車が狙い目といわれる理由とは?

クラウンの中古車が狙い目といわれるのは、2023年に、新型クラウンシリーズが発表されているためです。
新型クラウンシリーズは、2022年のクラウンクロスオーバーを皮切りに、2023年10月にはクラウンスポーツが、11月にはクラウンセダンが発売されています。
また、2024年にはクラウンエステートが続いて発売されることが予定されています。
このように新型モデルが発売されることで、中古車市場には下取り車が多く流通するため、新型モデルが続々と発売されている今のタイミングが狙い目といわれているのです。
「いつかはクラウン」というフレーズでも知られるクラウンですが、新車ではなかなか手が出しにくいという方でも、中古車であれば購入できるかもしれません。
また、現行となる新型モデルのクラウンは、これまでのクラウンと比べてデザインが大幅に変わっています。
昨今のトレンドである大径タイヤや鋭いヘッドランプなどが採用されていますが、旧型の方が好みのデザインだという方もいらっしゃるでしょう。
王道のセダンタイプの車がお好みという方は、中古車で旧型のクラウンを購入するのもおすすめです。
トヨタのフラッグシップを担うクラウンは、走行性能や、安全性能、静粛性や乗り心地など、さまざまな点にこだわられた上質な高級車種です。
今までクラウンになかなか手が出せなかったという方も、この機会に検討してみてはいかがでしょうか。
クラウンの歴史

クラウンの歴史は、1955年1月に売り出されたトヨペットクラウンから始まっています。
第二次世界大戦が終結した1945年以降、日本の自動車メーカーは、外国に比べて技術的な遅れを抱えていました。
そのため当時は、外国の自動車メーカーの協力を得て、外国から輸出された部品を国内で組み立てるノックダウン生産という方法で車を生産するのが主流でした。
しかし、トヨペットクラウンは海外の協力を得ることなく、トヨタが独自に完成させています。
純国産方式で生まれたトヨペットクラウンは、当時の日本に適したバランスを備えていたため、社用車や公用車などの他、タクシーとしても人気を集めました。
2023年10月に出た新型を含めて、16代目モデルまで登場しています。
その時々で、「観音開きのクラウン」や「くじら」のような愛称で親しまれながら、日本の代表的な高級セダンとして、現在まで多くの方に愛されています。
クラウンのより詳細な歴史につきましては、下記のコラムもぜひ参考にしてください。
トヨタ クラウンの歴史を振り返る。歴代モデルから最新モデルまで一挙紹介
クラウンのグレードの特徴

クラウンの中古車を購入するにあたって、どのようなグレードがあるかも把握しておきましょう。
ここでは、クラウンのグレードの特徴をご紹介します。
14代目モデル(2012~2018年)のグレード
14代目モデルまでのクラウンは、主に「アスリート」グレードと「ロイヤル」グレードで構成されています。
「アスリート」グレードはスポーティな外観と走りを備え、「ロイヤル」グレードはラグジュアリーな外観と上質な乗り心地が意識されているのが特徴です。
そのため、フロントグリルの形状やホディカラー、インテリアデザイン、ガソリンエンジン、走行性能などに違いがあります。
例えば、「アスリート」グレードには2L直噴ターボエンジン搭載車があり、「ロイヤル」グレードには、運転席8ウェイパワーシートや電動式リヤサンシェードを標準搭載したグレードがあります。
力強く軽快な走りを求めているのであれば「アスリート」グレードから、上品さと上質な乗り心地を優先するのであれば、「ロイヤル」グレードから選ぶと良いでしょう。
15代目モデル(2018~2022年)のグレード
15代目モデルのクラウンは、上記のグレード構成を廃止し、主に「RS」「G」「S」「B」の4つのグレード構成に変化しています。
「RS」グレードは14代目モデルの「アスリート」グレードに、「G」グレードは「ロイヤル」グレードに当たるグレードです。
2018年 6月のモデルでは、「RS」グレードにはリヤのルーフスポイラーが標準装備されてスポーティな印象を作っています。
同年式のモデルだと、「G」グレードには後席パワーシートが標準装備されている違いがあり、タイヤサイズの違いから、「RS」グレードよりも最小回転半径が僅かに小さいといった特徴があります。
「B」グレードは、お求めになりやすい価格のベースグレードです。
性能は大きく変わらず、衝突回避支援システムToyota Safety Senseや「車載通信機DCM」も全車に標準装備されていることから、他グレードと大きな差は感じないでしょう。
「S」グレードは、「B」グレードと「G」グレードの中間で、バランスの良いグレードです。
例えば、2018年 6月のモデルでは、アルミホイールが「G」グレードと同様の17インチ標準で、サンルーフやムーンルーフがオプションで選択できるなどの違いがあります。
クラウンの中古車はどう選ぶのがおすすめ?

クラウンの中古車を選ぶ際には、下記の3つのポイントを押さえましょう。
- ・走行距離よりも整備歴を気にして選ぶ
- ・コネクティッド機能の有無を選ぶ
- ・ボディカラーで選ぶ
走行距離よりも整備歴を気にして選ぶ
クラウンは、車好きの方に選ばれる車種です。
また、ゴルフなどが好きな方やドライブが趣味の方などにも選ばれやすい車種のため、総走行距離が多いことがあります。
そこで、気にしたいのが整備歴です。
総走行距離が多くても、しっかりと整備されていれば、安心して乗れるケースが多くあります。
これまでの整備歴や、整備記録簿があるかなど、中古車販売店に確認するようにしましょう。
また、水没や事故などがなかったかも気にしておくことで、より良いクラウンを選ぶことができます。
コネクティッド機能の有無を選ぶ
クラウンの中古車には、コネクティッド機能が搭載されているものもあります。
例えば2015年10月から発売されたクラウンの14代目モデルには、コネクティッド機能として「ITS Connect」が世界初採用されています。
「ITS Connect」は、道路設置の交通安全支援システム(DSSS)や、対応した通信機を搭載した車と通信し、交通状況の把握を手伝ってくれる機能です。
※ITS Connectは、他の年式のクラウンでもメーカーオプションとして付けられている場合があります。
他にも、2018年6月以降の15代目モデルには、全車にコネクティッド機能を搭載した車載通信機DCMが標準搭載されています。
車載通信機DCMにより、「eケアサービス」や「LINEマイカーアカウント」など、さまざまなサービスを利用可能です。
便利なコネクティッド機能を利用したい方は、中古車販売店のスタッフに、コネクティッド機能の有無も確認しましょう。
ボディカラーで選ぶ
ボディカラーも、クラウンの中古車を選ぶときに重視したい要素の一つです。
例えば、クラウンには、ピンククラウンと呼ばれる特別仕様車があります。
期間限定で注文を受け付けた「アスリートG“ReBORN PINK”」グレードは世界に約610台、「アスリートG i-Four“ReBORN PINK”」グレードは世界に約40台しか存在しません。
また、クラウンの誕生60周年を記念した特別仕様の空色editionと若草色 editionも、期間限定のため、流通台数そのものが少ないという特徴があります。
これらが中古車販売店に並ぶのは稀ですが、より個性的なカラーを求める方や、人とは違うクラウンに乗りたいという方には必見のボディカラーです。
また、クラウンのボディカラーには、人気色があります。
人気色といわれているボディカラーは、高級感漂うパール系やブラック系などです。
これらの人気色は、中古車市場では他のボディカラーに比べて高いことが多いでしょう。
購入費用を抑えたい方は、人気色を避けて選んでみるのもおすすめです。
まとめ

今回は、クラウンの中古車が狙い目といわれる理由や、クラウンの歴史、おすすめの選び方などについてご紹介しました。
クラウンは、新型クラウンスポーツが発売されて以降、ますます人気が高まっています。
中古車市場にも注目が集まり、理想のクラウンの中古車と出会えることもあるかもしれません。
クラウンに憧れていた方は、ぜひこの機会にクラウンの中古車を探してみてください。
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