登り窯 火入れ
2018.12.10
こんにちは!
ブログ「神奈川 大好き!だって“生まれも育ちも働く場所も神奈川県」のウッチです!
今回は、11月12日にお送りしたブログ「初めての陶芸♪」で作った陶器を「窯」に入れて焼く、「火入れ」を見てきたのでそれをお送りします。
“窯”と言っても種類があり、現在使われている主なものは ガス窯、灯油窯、電気窯登り窯などです。
その名の通り、それぞれの燃料はガス、灯油、電気で、登り窯の場合はアカマツの薪です。
窯の特徴によって焼き上がりが違うので、作りたい作品に合わせて窯を選びます。
ガス窯、灯油窯、電気窯は比較的に安心して使用できるため一般家庭でも使われています。
今回取材をさせて頂いた「陶工房くれい」さんでは薪の調達や窯の設置場所にも制限があり、温度調節も難しい“登り窯”を使っています。
しかしその温度の具合や火の当たり方によって自然な模様や色合いが作品に味わいとなって現れるといった良さもあります。
厚木市にある「陶工房くれい」さんの「菁莪(せいが)窯」です。

想像していたよりも数倍大きくて迫力がすごい!!
天候のことなどもあり、前日から火を入れていたそうで、すでに窯は燃えたぎっています。
窯全体が鼓動を打ち、生きているようで、思わずジブリ映画の「ハ○ルの動く城」を思い出しました!
「菁莪(せいが)」とは、窯の近くに昔あった菁莪小学校から取り、校長先生が考えた名で『菁』は、青々と茂るさま(すくすく育つ)『莪』は、青臭い、若者といった意味があります。
未来ある若い子供たちがすくすく育つ場にしたい、という思いが込められています。
それを知った陶工房くれいの石垣先生と先生のお師匠で、縁起が良い、と「菁莪窯」と名付けました。
菁莪窯は設置されて10年になるそうで、窯も火入れをする度に中の壁が強くなり育っていくそうです。
登り窯の燃料はアカマツですがその理由としては
1.火がつきやすく、高温を保つことができる
ナラやカシではなかなか火がつかず、窯に投入すると温度を下げてしまうスギなどではすぐに燃え尽きてしまう
2.ほとんどが灰になって燃え尽きてくれるため、赤松の灰は自然釉として活かせる
アカマツの薪の灰が焼いている陶器の素地に付着して焼成するとガラス質になり空気や水を通すのを防ぎ、耐食性や強度が増すとともに器に美しい光沢を与える
があります。
アカマツはとても貴重な木材で、窯で焼く際には長野県からトラックで大量に運んできてもらうそうです。
そのアカマツを三日三晩寝ずに火の色や大きさを目で確かめながら投入し焼き上げていきます。
この時、石垣先生は右手を負傷したため、左手でアカマツを投入し続け、とても大変そうでした。
私も何本か投入させてもらったのですが、1mほど近づくと熱くて顔の皮膚がパリパリするのが分かりました。
この作業を3日間夜も関係なく続け、1週間ほど窯を冷やしたのち作品の窯出しが行われます。
次回はその模様についてご案内します。
どんな素敵な作品が出来上がっているのでしょうか!!楽しみです‼
ブログ「神奈川 大好き!だって“生まれも育ちも働く場所も神奈川県」のウッチです!
今回は、11月12日にお送りしたブログ「初めての陶芸♪」で作った陶器を「窯」に入れて焼く、「火入れ」を見てきたのでそれをお送りします。
“窯”と言っても種類があり、現在使われている主なものは ガス窯、灯油窯、電気窯登り窯などです。
その名の通り、それぞれの燃料はガス、灯油、電気で、登り窯の場合はアカマツの薪です。
窯の特徴によって焼き上がりが違うので、作りたい作品に合わせて窯を選びます。
ガス窯、灯油窯、電気窯は比較的に安心して使用できるため一般家庭でも使われています。
今回取材をさせて頂いた「陶工房くれい」さんでは薪の調達や窯の設置場所にも制限があり、温度調節も難しい“登り窯”を使っています。
しかしその温度の具合や火の当たり方によって自然な模様や色合いが作品に味わいとなって現れるといった良さもあります。
厚木市にある「陶工房くれい」さんの「菁莪(せいが)窯」です。



想像していたよりも数倍大きくて迫力がすごい!!
天候のことなどもあり、前日から火を入れていたそうで、すでに窯は燃えたぎっています。
窯全体が鼓動を打ち、生きているようで、思わずジブリ映画の「ハ○ルの動く城」を思い出しました!
「菁莪(せいが)」とは、窯の近くに昔あった菁莪小学校から取り、校長先生が考えた名で『菁』は、青々と茂るさま(すくすく育つ)『莪』は、青臭い、若者といった意味があります。
未来ある若い子供たちがすくすく育つ場にしたい、という思いが込められています。
それを知った陶工房くれいの石垣先生と先生のお師匠で、縁起が良い、と「菁莪窯」と名付けました。
菁莪窯は設置されて10年になるそうで、窯も火入れをする度に中の壁が強くなり育っていくそうです。
登り窯の燃料はアカマツですがその理由としては
1.火がつきやすく、高温を保つことができる
ナラやカシではなかなか火がつかず、窯に投入すると温度を下げてしまうスギなどではすぐに燃え尽きてしまう
2.ほとんどが灰になって燃え尽きてくれるため、赤松の灰は自然釉として活かせる
アカマツの薪の灰が焼いている陶器の素地に付着して焼成するとガラス質になり空気や水を通すのを防ぎ、耐食性や強度が増すとともに器に美しい光沢を与える
があります。
アカマツはとても貴重な木材で、窯で焼く際には長野県からトラックで大量に運んできてもらうそうです。
そのアカマツを三日三晩寝ずに火の色や大きさを目で確かめながら投入し焼き上げていきます。
この時、石垣先生は右手を負傷したため、左手でアカマツを投入し続け、とても大変そうでした。
私も何本か投入させてもらったのですが、1mほど近づくと熱くて顔の皮膚がパリパリするのが分かりました。
この作業を3日間夜も関係なく続け、1週間ほど窯を冷やしたのち作品の窯出しが行われます。
次回はその模様についてご案内します。
どんな素敵な作品が出来上がっているのでしょうか!!楽しみです‼