ひゃくばん倶楽部 第26話 この特等席に、もっと素敵な呼び名を
2019.07.29
ひゃくばん倶楽部』へようこそ。
私の名前は『ひゃくばん』、この『ひゃくばん倶楽部』の案内人。一般的には、初代クラウンと呼ばれている。
さて、今日は『特等席』について話をしよう。
『特等席』…あなたがドライバーだとしたら、大切な人を乗せる際にはどの席に案内するだろうか。
ビジネスシーンなら後席に案内するかもしれない。
だが、一緒にドライブを楽しみたい相手ならばこの席ではないだろうか。

大きなフロントウィンドウから光が降りそそぎ、どこまでも見渡せるこの席。
子どもから大人まで、この席に座りたい!と思う『特等席』だと私は考える。
では、一体なぜこの席を『助手席』というのだろう。
それにはきちんとした理由がある。
では、この席が『助手席』と呼ばれるようになった時代のことを思い出してみよう。

ちょうど100年前、馬車が車に変わった頃。
車のエンジンを始動するためにクランクを手動で回す作業が必要だった為、この作業を隣に座る人が担当してくれていた。

そして60年前、国内にタクシーが普及し始めた頃。
今と違って自動ドアなどない時代には、お客様を乗せる際に後部のドアを開ける担当者が同乗していた。

そして今でもラリー競技の際にはこの席でドライバーの道案内をする担当が同乗している。
つまり、エンジンをかけたり、ドアを開けたり、道案内をしてドライバーをサポートしてくれる人が座る席、つまり本当の『助手』席だったのだ。
しかし今、私たちの日常では運転席でボタンを押せばエンジンは始動し、タクシーの後席は自動で開閉する。
道案内もナビゲーションにお任せだ。
この席がいつまで『助手席』と呼ばれるかは分からない。
だが、この『特等席』にふさわしい、もっと素敵な呼び名があってもいいのではないかと私は思う。
それではまた、「ひゃくばん倶楽部」で逢おう。
■どうして私が、「ひゃくばん」と呼ばれているのか…ご存知ない方は「ひゃくばん物語」をご覧いただきたい。

【ひゃくばん物語】私の名前は“ひゃくばん”。1955(昭和30)年生まれの64歳。一般的には初代クラウンと呼ばれている。
私の名前は『ひゃくばん』、この『ひゃくばん倶楽部』の案内人。一般的には、初代クラウンと呼ばれている。
さて、今日は『特等席』について話をしよう。
『特等席』…あなたがドライバーだとしたら、大切な人を乗せる際にはどの席に案内するだろうか。
ビジネスシーンなら後席に案内するかもしれない。
だが、一緒にドライブを楽しみたい相手ならばこの席ではないだろうか。

大きなフロントウィンドウから光が降りそそぎ、どこまでも見渡せるこの席。
子どもから大人まで、この席に座りたい!と思う『特等席』だと私は考える。
では、一体なぜこの席を『助手席』というのだろう。
それにはきちんとした理由がある。
では、この席が『助手席』と呼ばれるようになった時代のことを思い出してみよう。

ちょうど100年前、馬車が車に変わった頃。
車のエンジンを始動するためにクランクを手動で回す作業が必要だった為、この作業を隣に座る人が担当してくれていた。

そして60年前、国内にタクシーが普及し始めた頃。
今と違って自動ドアなどない時代には、お客様を乗せる際に後部のドアを開ける担当者が同乗していた。

そして今でもラリー競技の際にはこの席でドライバーの道案内をする担当が同乗している。
つまり、エンジンをかけたり、ドアを開けたり、道案内をしてドライバーをサポートしてくれる人が座る席、つまり本当の『助手』席だったのだ。
しかし今、私たちの日常では運転席でボタンを押せばエンジンは始動し、タクシーの後席は自動で開閉する。
道案内もナビゲーションにお任せだ。
この席がいつまで『助手席』と呼ばれるかは分からない。
だが、この『特等席』にふさわしい、もっと素敵な呼び名があってもいいのではないかと私は思う。
それではまた、「ひゃくばん倶楽部」で逢おう。
■どうして私が、「ひゃくばん」と呼ばれているのか…ご存知ない方は「ひゃくばん物語」をご覧いただきたい。

【ひゃくばん物語】