クラウン通がかよう 「ひゃくばん倶楽部」 第17話 :からくり給油口
2018.11.08
“ひゃくばん倶楽部”へようこそ。私の名前は“ひゃくばん”。
この“ひゃくばん倶楽部”の案内人。一般的には、初代クラウンと呼ばれている。
皆さんは神奈川に伝わる伝統工芸“箱根寄木細工”の代表的な作品“秘密箱”を知っているだろうか。
この箱は施された仕掛けを解除しないと箱が開かない。
実は、歴代クラウンのガソリン給油口は箱根寄木細工のように、ガソリンスタンドのスタッフを困惑させる“からくり給油口”だった。
ご覧のように、私(初代クラウン)の給油口は赤い丸の部分、トランク内のフロアにある。
理由は燃料タンクがこの下にあるから、燃料パイプなしで設置できたのだ。
しかし、荷物を積んでしまうと給油口が隠れてしまう為、給油する度に荷物を降ろさなければならなかった。
昭和33年のマイナーチェンジで、給油口は利便性を考慮してテールランプ裏に移動された。
テールランプ右上にある鍵穴にキーを差し込み、ドアキーのように回すとテールランプが開き給油口があらわれた。
三代目と四代目のクラウンは、ガソリン給油口がリアのセンターにレイアウトされていた。
クラウンらしい装飾がほどこされており、とてもガソリン給油口には見えない。
まさに“からくり給油口”だった。
五代目以降のクラウンはもちろん、今では、ほとんどのガソリン車(国産セダン)が、ボディサイドに給油口をレイアウトするようになっている。
燃料電池車のMIRAIの水素注入口もボディサイドだ。
プリウスPHVの場合はボディサイド左側にガソリン注入口、右側に充電口がレイアウトされている。
何故サイドにレイアウトするようになったのかは分からないが、分かりやすくなって一番嬉しかったのはガソリンスタンドのスタッフではないだろうか…。
それではまた、「ひゃくばん倶楽部」で逢おう。
■どうして私が、「ひゃくばん」と呼ばれているのか…ご存知ない方は「ひゃくばん物語」をご覧いただきたい。
【ひゃくばん物語】
私の名前は“ひゃくばん”。1955(昭和30)年生まれの63歳。一般的には初代クラウンと呼ばれている。
「博物館でしかお目にかかれない」などという人もいるが、私は今でも地面さえあれば何処へでも走っていける。
もちろん、こうして今も元気に走り続けていられるのには理由がある…続きを読む
サーキット試乗研修会 in 袖ヶ浦フォレストレースウェイ
2018.10.19
こんにちは 神奈川トヨタです。
今日は、袖ヶ浦フォレストレースウェイで行われた「社内研修」の様子をお届けします。
この研修は、86/BRZレースに参戦している「神奈川トヨタDTEC TEAM MASTER ONE」プロドライバーと「さなげアドベンチャーフィールド」のインストラクターの方々にもご協力頂き、“クルマの性能”など我々の商品の魅力体感するという内容で行われました。
まずは、「クラウン試乗プログラム」です。
コース上に設定された各セクションで「3.5HV」「2.5HV」「2.0ターボ」を乗り比べました。
ホームストレートでの圧倒的な「3.5HV」の加速性能に驚かされました。
次は、「タイヤ乗り比べ“86”試乗プログラム」です。
ここでは、86に3種類のタイヤを装着して試乗します。
体感したスタッフは「同じサイズなのにハンドルを切った時のグリップ感が全然違う!」「乗りはじめから違いが判る!」と、驚いていました。
そして、当社オリジナル商品「“DTEC ボディーダンパー”体感プログラム」では、ボディーダンパー装着済の新型クラウンを試乗しました。
新型クラウン用のボディーダンパーは、開発したばかりの新商品です。
開発スタッフも同乗しての試乗では、説得力のある話を聞くことが出来ました。
コース上では、凸凹路や速度域を設定したスラロームコース、高速コーナーでその機能の効果を実感しました。
ランドクルーザープラドの試乗プログラムは、大きな丸太を乗り越えるコースと階段昇りコースです。
搭載されている技術の高さに圧倒されました。
これは、アクティブトラクションコントロール体験シーンです。
アクティブトラクションコントロールとは、スリップを検知すると空転した車輪にブレーキをかけ、残りの車輪に駆動力を配分する機能です。
助手席側の後輪が空転してしまっていますが、慌てる必要はありません。
こんな時もグググッと力強く脱出してしまうのです。
日も落ち始めた最後には、協力頂いたプロドライバーによる同乗疑似レース体験です。
プロドライバーの運転を直に感じたスタッフは、みんな最高の笑顔で“86”から降りてきました。
今年の86BRZレースも残すところあと1レースとなりましたが、神奈川トヨタ一丸となって応援していきます。
皆様も応援の程、宜しくお願いします。
【ラウンド8】10/27 鈴鹿サーキット
https://toyotagazooracing.com/jp/86brz/
今回は、とても貴重な体験が出来た研修になりました。
このようなクルマの楽しさを皆さまにお伝えできるよう、今後も社内行事についてもご紹介していきたいと思います。
クラウン通がかよう 「ひゃくばん倶楽部」 第16話 : 観音開き
2018.10.16
“ひゃくばん倶楽部”へようこそ。私の名前は“ひゃくばん”。
この“ひゃくばん倶楽部”の案内人。一般的には、初代クラウンと呼ばれている。
「これ!“観音開き”のやつでしょ?」
私(初代クラウン)を見て開口一番、このように口にする年配の方は多い。
“観音開き”は、私の代名詞にもなっているが、どうしてそうなったのかを知る人は少ない。
そこで今日は“観音開き”の話をしよう。
私を開発するにあたって、担当者はまず販売店やタクシー会社をまわって、どんなクルマをつくったらよいかを聴いて歩いた。
ある時、タクシー会社の人がこんなことを言った。
「後ろのドアは、後方に開いた方が、開口部が広くなって乗り降りがしやすいんじゃないか?」
「ドアノブも中央にあった方が、お客様をお乗せする際に素早く操作できる!」
“ドアノブが中央にあると、素早く操作できる”ってどういうこと?と、思われる方も多いだろう。
今ではタクシーのドアは自動開閉があたりまえだが、当時のタクシーでは文字どおり助手席には助手が座っていて、お客様の乗降にあたっては助手が後部ドアの開閉を行っていたのだ。
こうしたタクシー会社の声が、私を“観音開き”にしたのだ。
ちなみに“観音開き”の初代クラウンは、1955年1月~1962年9月迄に116,400台生産されている。
二代目以降に観音開きが採用されなくなった理由は、「ライバル車との競争が激化し、綺麗なシルエットを重視したからだ」と言われているが、私は理由は一つじゃないと思っている。
二代目が登場する1960年代になると、日本も高速時代を迎えた。
“観音開き”は、後部ドアを半ドア状態で走行した場合、風にあおられて開いてしまう危険性があったのではないのだろうか。
色々な事情から“観音開き”はなくなってしまったが、今後も私の代名詞として語り継がれることは間違いないだろう。
それではまた、「ひゃくばん倶楽部」で逢おう。
■どうして私が、「ひゃくばん」と呼ばれているのか…ご存知ない方は「ひゃくばん物語」をご覧いただきたい。
【ひゃくばん物語】
私の名前は“ひゃくばん”。1955(昭和30)年生まれの63歳。一般的には初代クラウンと呼ばれている。
「博物館でしかお目にかかれない」などという人もいるが、私は今でも地面さえあれば何処へでも走っていける。
もちろん、こうして今も元気に走り続けていられるのには理由がある…続きを読む
第18回「ファンケル クラシック」 優勝副賞に新型クラウン
2018.08.01
こんにちは、神奈川トヨタ 渉外広報部です!
神奈川トヨタでは8月17日(金)・18日(土)・19日(日)、静岡県裾野市の裾野カンツリー倶楽部にて開催されるPGAシニアツアー第18回「ファンケル クラシック」の優勝副賞として新型クラウン ハイブリッド2.5L RSを提供します。
「ファンケル クラシック」は株式会社ファンケル様が2001年より取り組まれている社会貢献活動で「シニアの元気が日本の元気!!」を大会スローガンに掲げ、シニアの活躍の場を提供し「シニアの元気を応援する」ことを目的としています。
ちなみに今回、第18回大会の賞金総額は7,200万円!
神奈川トヨタと株式会社ファンケル様はともに神奈川県を地元とする企業です。そんなご縁から第16回大会より優勝副賞としてクラウンを提供しています。
なお、第18回「ファンケル クラシック」はBSジャパンで8月18日(土)12:00~14:30、19日(日)12:00~15:00、いずれも生放送が予定されていますのでぜひご覧ください。
第18回「ファンケル クラシック」公式ホームページはこちら
https://www.fancl.jp/golf/index.html
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