
SUVを買うなら2WDと4WDどっちを選ぶ?2つの違いも解説
公開日 2023.05.20

SUVといえば、オフロードでも安定して走行できる4WDをイメージされる方が多いでしょう。
しかし、近年は2WDのSUVも人気が高まっています。
今回は2WDと4WDの違いにも触れながら、SUVを買う際はどちらがおすすめなのかについてご紹介していきます。
SUVを買うなら知っておきたい2WDと4WDの違いとは
2WDや4WDの”WD”は「Wheel Drive(ホイールドライブ)」の略で、それぞれの車の駆動方式の違いを表しています。
まずは2WDと4WDの違いについて解説します。
2WDのSUVの特徴

はじめに2WDの特徴についてご紹介します。
その名称の通り、2WDは二輪駆動とも言われ、前輪もしくは後輪のみが駆動する車のことを表します。
2WDは、エンジンの搭載位置と駆動する場所によって、以下の4つに分類されます。
FF(フロントエンジン・フロントドライブ) | 車体の前方にエンジンがあり、前輪を駆動するタイプ |
FR(フロントエンジン・リヤドライブ) | 車体の前方にエンジンがあり、後輪を駆動するタイプ |
RR(リヤエンジン・リヤドライブ) | エンジンが後輪の後ろにあり、後輪を駆動するタイプ |
MR(ミッドシップエンジン・リヤドライブ) | エンジンが前後輪の間にあり、後輪を駆動するタイプ |
2WDはエンジンやトランスミッションなどの部品をコンパクトに設計しているものが多く、その分室内空間を広く確保しやすいという特徴があります。
また、2WDのなかでもFF車はFR車よりも後輪周りなどの部品が少ないため、後部座席やラゲージスペースを広く取れるのが特徴です。
部品が少ない分、車体重量を抑えられるため燃費性能が高い車種が多いことも特徴です。
FR車はFF車よりも高出力のエンジンに対応できるため、スポーツタイプやセダンタイプなどに採用されることが多いです。
また、2WDはSUV以外にコンパクトカーやセダンなどほとんどの車種に採用されている駆動方式のため、豊富な選択肢から最適な1台を選べます。
4WDのSUVの特徴

次に4WDの特徴をご紹介します。
4WDは四輪駆動とも言われ、4輪全てが駆動する車のことを表します。
4輪全てに動力が伝わることから雪道や未舗装道路などの悪路を走行する時の走破性に優れています。
オフロードはもちろん、降雪時などの路面状況が悪い場合でも運転しやすいため、雪が良く降る地域などでは4WDの方が人気です。
また、キャンプなどのアウトドアシーンでもぬかるみにはまった場合も、4WDであれば4輪全てに動力が伝わるため、2WDよりも抜け出しやすいのがメリットです。
また、走行安定性が高く、2WDよりもリセールバリューが高い傾向にもあります。
SUVは2WDと4WDのどちらを選ぶべき?

SUVには2WDと4WDのどちらも用意されていることが多いですが、SUVを購入する場合はどちらを購入するのが良いのでしょうか。
2WDは、基本的には街乗りが多く、アウトドアでの使用がない場合や、雪道での運転があまりないという方におすすめです。
また、ガソリン代を抑えたいなどランニングコストを抑えた経済的なクルマが欲しいという方にもおすすめです。
4WDは、走行安定性が高いことからアウトドアをよく楽しむ方や、路面状況に左右されず安定した走りをしたい方におすすめです。
また、リセールバリューの高い車に乗りたい方や乗り換えを楽しみたい方にもおすすめといえるでしょう。
【目的別】おすすめのトヨタのSUV3車種を紹介
最後にトヨタ車でおすすめのSUVとして、下記の3車種をご紹介します。
- ・ヤリス クロス
- ・RAV4
- ・ランドクルーザー プラド
燃費を重視したSUVを選ぶならヤリス クロスがおすすめ

1つ目にご紹介するSUVはヤリス クロスです。
TNGAプラットフォーム(2015年プリウスの採用からはじまったToyota New Global Architecture)を採用し、操縦安定性が高く、コンパクトなボディサイズで運転しやすい点も魅力のSUVです。
コンパクトSUVトップクラス(※1)となる390Lのラゲージ容量(デッキボード下段時)(※2)と、シートアレンジが多彩なことから、使い勝手が良いSUVです。
ガソリン車とともにハイブリッド車もラインナップしており、ハイブリッド車の燃費は「X」グレード(2WD)で30.8km/L(WLTCモード)(※3)を実現しています。
特に低燃費な車をお探しの方は2WDを選ぶのがおすすめです。
4WDの場合は、路面状況に合わせた走行支援を3つのモードから選択できる「マルチテレインセレクト」が採用されているため、オフロードや滑りやすい路面での走破性が優れています。
「Toyota Safety Sense」も全車に標準装備しており、走行性や燃費性能の高さだけでなく安全性能に優れている点もおすすめポイントです。
(※1)コンパクトSUVクラスでの比較。2020年8月現在、トヨタ自動車(株)調べ。
(※2)2WD車かつデッキボード非装着状態の数値。デッキアンダートレイを含む容量です。VDA法による社内測定値。
(※3)スペアタイヤまたは運転席ターンチルトシートを装着した場合、各モード燃費はWLTC:30.2km/L、市街地:31.2km/L、郊外:33.0km/L、高速道路:28.2km/Lとなります
。
アウトドアによく出かけるなら本格的SUVのRAV4がおすすめ

2つ目にご紹介するSUVはRAV4です。
1994年に初代が登場し、2019年に現行型の2代目が誕生。
力強いデザインとオンロード・オフロード両方を走行できる本格的SUVとして、多くの人気を集めています。
また、クラストップレベル(※4)となる580L(※5)のラゲージ容量(デッキボード下段時)を確保し、荷物が多いアウトドアシーンでも問題なく積載できます。
オフロードを想起させる「Adventure」や都会的な「G」「X」、スポーティかつエレガントな「Z」など、グレードによってスタイルが異なるため、用途やお好みに合わせでご自身にぴったりな1台を見つけやすいのも魅力です。
ガソリン、ハイブリッドのほかにPHVもラインナップしており、走破性が高く、環境にも配慮した車をお探しの方にもおすすめです。
(※4)ミディアムSUVクラスでの比較。2019年4月現在、トヨタ自動車(株)調べ。
(※5)「Z」は490L。デッキボード上段時は542Lとなります。2段デッキボードは「Z」を除く全車に標準装備しています。VDA法による社内測定値。
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街乗りにも映えるデザインのSUVならランドクルーザー プラドがおすすめ

3つ目にご紹介するSUVはランドクルーザー プラドです。
1990年に発売されてから長年愛され続けているSUVで、走破性の高さも魅力ですが、街乗りにも映えるスタイリッシュデザインから多くのファンがいる1台です。
ランドクルーザープラドの駆動方式はすべて4WDで、パワフルな運転を楽しみたい方や、路面状況に左右されず安定した走行をしたい方におすすめです。
エンジンはガソリンエンジンとディーゼルエンジンの2種類を用意。
2020年の一部改良ではディーゼルエンジンのターボチャージャーのサイズアップにより最高出力がアップし、より力強い走行が可能に。
走行支援を5つのモード(MUD&SAND/LOOSE ROCK/MOGUL/ROCK&DIRT/ROCK)から選べる「マルチテレインセレクト」(※6)では、オフロード走行時に路面状況に応じてエンジンスロットル特性などを変えることで、高い走破性と安全性を実現します。
ユーティリティも充実しており、普段使いとしても便利で、街乗りにもアウトドアに出かける際にも使えるSUVです。
(※6)「TZ-G」にメーカーオプション。
お気に入りのSUVを見つけ、用途に合わせて2WD・4WDを選びましょう!
今回は2WDと4WDの違いと、SUVを買うならどっちがおすすめなのかご紹介しました。
2WDと4WDにはそれぞれ異なるメリットがありますが、メリットを活かすためには用途を考慮した上で車を選ぶ必要があります。
ぜひ今回の内容を参考に、ご自身に合ったSUVを選んでみてください。
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