公開日2023.6.27
若者にも人気のセダンとは?セダンのおすすめモデルと比較したい車

長年にわたって製造され、今も愛されているセダン。
日本では1960年代にマイカーブームが到来し、当時人気を博したことから、「車といえばセダン」という方は多くいます。
デザインや性能が向上し続けていることから若者の人気も集めるセダンですが、他にも検討したい車種があるのはご存知でしょうか。
今回は、セダンの定義やおすすめのセダン、比較検討したい車種などについてご紹介します。
セダンの定義と特徴

セダンは、最も基本的な形をした乗用車を指します。
3ボックス構造で、座席空間とガソリンエンジンルーム、ラゲージルームと3つのスペースから成り立つという特徴があります。
高級感のあるデザイン、乗り心地の良さなどから公用車や企業の役員向けの車用車としてのイメージが根強いのではないでしょうか。
快適さや上品さに気を配られたセダンは、まさに特別な人を乗せるのに相応しい車といえるでしょう。
なぜ人気?セダンが持つメリット

では、なぜセダンは若者にも選ばれているのでしょうか。
ここでは、セダンのメリットをご紹介します。
安定性の高さ
セダンのメリットとしてまず挙げられるのは、安定性の高さです。
セダンは基本的に車高が低く、ガソリンエンジンを始めとする重い部品が車両の下部に配置されています。
そのため重心が低く、安定した走りが実現しているのです。
風の影響も受けにくく、特にカーブや高速道路などで、安定した走りを見せてくれます。
乗り心地の良さと静音性
セダンは、乗り心地と静音性にも優れた車種です。
主に街乗りを想定し、4~5名が快適に乗れるよう作られるセダンは、サスペンションに柔軟なものが採用されます。
柔軟なサスペンションは、路面の凹凸による振動(ロードノイズ)を吸収してくれるため、長時間のドライブも快適で静かです。
また、基本的に3ボックス構造でラゲージルームが分けられているため、ラゲージルームの荷物から発生するノイズも聞こえにくく、静音性にも優れています。
上質さを感じさせる内外デザイン
セダンは、内外のデザインも上質です。
クラシカルで美しい曲線は、上品さや大人の雰囲気を感じさせます。
車の顔といわれるフロントグリルも大きめで、高級感が演出されたセダンもたくさんあります。
内装に木目調が取り入れられたり、手触りの良い本革シートが用いられたりと、こだわりを感じられる作りが特徴です。
セダンが若者に人気なのも、このような上質さを感じられるからだといえるでしょう。
1,500mmの車高制限に強み
セダンの車高は、平均すると1,500mmほどです。
この高さは、一般的な立体駐車場の高さ制限に引っ掛からず、どの立体駐車場でも駐車できるという強みがあります。
コインパーキングより立体駐車場を選ぶ方にとっては、この車高は大きなメリットでしょう。
高さ制限を気にしなくて済むため行動範囲も広がり、アクティブに動きたい若者にとっては選択肢の一つとなるようです。
若者に人気のセダン3選
次に、若者に人気の高いおすすめのセダンを3車種ご紹介します。
- ・カローラ
- ・カムリ
- ・プリウス
カローラ

カローラは、1966年に生まれたセダンです。
50年以上もの歴史を持つトヨタの代表的な車種として知られており、現在まで多くの方に支持されています。
人や時代に合わせて進化するカローラは、コンパクトなカローラ スポーツやSUVのカローラ クロスなど、派生車種が多いのも特徴といえるでしょう。
時代に求められるものを先取りするため、デザインも装備も時代と共に変わりますが、トヨタの長年愛されているセダンということは変わりません。
快適に座れる室内空間や安定した走行性能、優れた操作性や燃費の良さなど、セダンに求めるものが詰め込まれています。
上質でありながら比較的リーズナブルでもあり、コストパフォーマンスの高さも魅力といえるでしょう。
セダンを初めて買う方も、スタンダードなセダンを求めている方にもおすすめです。
カムリ

カムリも、カローラ同様に古い歴史を持つ車です。
元々はセリカの4ドアバージョンとして生まれた派生車で、「セリカ カムリ」として1980年に発表されましたが、セリカのサブネームが外れ「カムリ」として1982年にデビューしました。
これまで生産が止まることなく愛されて続け、2017年7月以降のモデルは10代目モデルに当たります。
2017年にはプラットフォームから見直されて、エッジの効いたスポーティなデザインに変更されました。
高出力と熱効率を両立した「ダイナミックフォースエンジン2.5」とハイブリッドシステムを積んだグレードは、優れた動力性能と燃費性能を持ちます。
ミドルクラスのセダンとして内外共に上質さを備え、高級感も漂うカムリは、大人びた車を選びたい若者の支持を得ています。
加速性能といった走行性能を求めている方にも選ばれている車です。
プリウス

1997年に初代モデルのプリウスがデビューしています。
世界初の量産ハイブリッド車として知られ、その優れた燃費性能は、プリウス最大の特徴といえるでしょう。
2015年12月に登場したプリウスは「Toyota New Global Architecture(TNGA)」の第1号車で、「E」グレードはカタログ燃費(※1)の最高値「40.8km/L」と、非常に高い数値を誇ります。
以降もトップクラスの燃費の良さを保っているため、特に燃費の良さをセダンに求める方におすすめです。
環境性能にも優れており、排出ガスが少ないことも嬉しいポイントです。
T-Connectナビゲーションシステム装着車は、「先読みエコドライブ」のような省エネルギーでの走行をサポートする機能も充実しています。
デザインは先進的で、静音性や乗り心地の良さ、走行性能などにも優れるので、一度乗ってしまえば以降ずっとプリウスという方も少なくありません。
プリウスのモデル別のスペックについては、下記の記事もぜひ参考してください。
(※1)燃費表示はWLTCモード、10・15モード又は10モード、JC08モードのいずれかに基づいた試験上の数値であり、実際の数値は走行条件などにより異なります。
同じく若者に人気があるSUVとは?
セダンと同じく若者に人気がある車種としては、SUVも挙げられます。
SUVとは、「スポーツユーティリティービークル(Sport utility vehicle)」の略語で、多目的な使い方ができる車種のことです。
悪路に強く、オフロードを気にせず走行できることや、大きな荷物を載せられるなどの特徴があります。
特にレジャーのようなシーンで活躍し、街以外にもさまざまな場所に出かけたい方にとっては、ぜひ検討したい車種といえるでしょう。
SUVのメリット

セダンとSUVは、よく比較検討される車種のため、どのような違いがあるか確認しておくと良いでしょう。
ここでは、セダンと違いが表れるSUVのメリットについてご紹介します。
広々とした車内空間
まず挙げられるのが、車内空間の広さです。
SUVはアウトドアのようなシーンでの使用が想定されるため、室内空間は広めに取られています。
荷物を多く載せたい、あるいは車中泊がしたいなどの要望も、シートアレンジで叶えることができるでしょう。
シート自体にも余裕があり、お子様がいるご家庭でも広々と乗れます。
乗車人数も車種によっては6~8人が乗車可能です。
耐久性が高く悪路でも走行できる
SUVを選択する方のほとんどが、アウトドアシーンでの利用を想定しているでしょう。
山や海に出かけると道中のどこかで悪路に出くわすことも考えられますが、SUVは車体全体の耐久力が高いため、走行性能が落ちることがありません。
また、最高出力も大きいため、長距離や条件の悪い道でも安定した走りを実現してくれます。
休日にはどこか遠出して、家族や友人と楽しみたいという方にとって、SUVのタフさはメリットといえます。
車高が高く自然なドライビングポジションに
車高が高く、自然なドライビングポジションを保てるのがSUVのメリットです。
SUVは車高が高いため、ドライバーの視点もそれに応じて高いという特徴があります。
視点が高ければより視界を広く保てるため、安全運転につなげることが可能です。
運転に不慣れな方や、家族や友人を乗せるので安全運転をしたいという方にとっては、セダンとはまた違ったメリットをSUVに感じることができるでしょう。
若者に人気のSUV6選
続いて若者に人気の高いおすすめSUVをご紹介します。
さまざまな趣味や目的にマッチした使い方ができるSUVは、セダンと違った格好良さや魅力を備えており、ぜひ比較検討したい車種です。
- ・ハリアー
- ・ヤリス クロス
- ・カローラ クロス
ハリアー

ハリアーは、1997年に発売された大型ラグジュアリーSUVです。
高級感を追求した外装や内装のデザインが特徴で、特に内装は、材質から徹底的にこだわっています。
カラーも落ち着いたトーンを選択できるなど、大人が乗るSUVの代名詞としても知られています。
車体の大きさに対して最小回転半径はやや小さく、2020年6月以降の現行モデルだと5.5~5.7mです。
そのため、大型SUVの中では小回りが利いて運転しやすい車といえるでしょう。
ラゲージスペースも広くフラットで、荷物を多く積載したい方にも人気です。
大型ならではの力強い走りも魅力で、多くの方に選ばれています。
ハリアーの魅力については、下記の記事もぜひ参考してください。
ヤリス クロス

ヤリス クロスは、以前から人気のあったヤリスの兄弟車種として登場したSUVです。
2020年8月に初代モデルが登場しており、ヤリスの人気と価格のお手頃さで、若者から支持されています。
軽快な走りと低燃費などの特徴をヤリスから受け継いでいるため、SUVに走行性能や燃費性能を求めている方に人気です。
重心も低く安定しているため、軽快なハンドリング操作や上質な乗り心地もヤリス クロスの特徴といえます。
ヤリスと比較するとスポーティな見た目が強調され、車体全体がやや大きい印象です。
それに伴ってラゲージスペースも増えており、積載量はSUVの中ではトップクラス(※2)を誇ります。
(※2)コンパクトSUVクラスでの比較。2020年8月現在、トヨタ自動車(株)調べ。
カローラ クロス

カローラ クロスは、歴史あるカローラのSUVバージョンとして2021年9月に発売されました。
SUV本来の多目的性を徹底的に追及されており、ボディサイズが活かされています。
カローラも室内空間は広く感じられるよう工夫が凝らされていますが、カローラ クロスはSUVならではの室内高が活かされ、一層余裕のある空間が生まれました。
ラゲージスペースも、SUVではヤリス クロスと並ぶトップクラス(※3)に作られており、大きな荷物も詰め込めます。
運転席の見晴らしも良好で、ディスプレイオーディオの上方配置により、視点移動が少なく運転に集中できる設計です。
ハイブリッド車とガソリン車がラインナップされており、それぞれ燃費も良いことから経済的な乗り方ができるのもカローラ クロスが若者に人気の理由の一つといえます。
(※3)コンパクトSUVクラスでの比較。2021年9月現在、トヨタ自動車(株)調べ。
まとめ

セダンは、古くからある車の一般的な形として知られ、現在もなお人気を博しています。
車体の見た目や燃費の良さ、内装のラグジュアリー感などがグレードアップし、大人びた雰囲気が若者にも人気です。
同様に若者から人気を集める車種としては、SUVが挙げられます。
SUVにはセダンからの派生車種もあり、高級SUVはセダンに並ぶ豪華さや上品さを備えます。
乗車人数やオフロードの走破性能などに違いがあるため、状況に応じてぜひ比較検討してみてください。
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