公開日2023.7.31
車中泊におすすめの中古車とは?適した中古車の選び方を詳しく解説
レジャーに適した季節には、アクティブに動きたい方も多くなります。
キャンプなどのお出かけで車中泊を楽しみたいという方も多いのではないでしょうか。
車中泊は、オートキャンプ場やRVパークなどで体験することができます。
特にオートキャンプ場では、車中泊のメリットを多く感じられるでしょう。
テントと違いクッション性が高いシートで眠れることで、天候に左右されず楽しめるほか、車中泊ならではのメリットが多くあります。
この記事では、車中泊におすすめの中古車や、選び方のポイントなどを解説します。
車中泊に適した中古車の選び方
まず、車中泊に適した中古車の選び方について解説します。
購入する際にどのようなポイントをチェックすれば良いか見てみましょう。
シートをフルフラットにできる
シートをフルフラットにできるかどうかは、車中泊に適しているか見極める上で重要なポイントです。
車中泊では、シートをリクライニングして仮眠することもできますが、首や腰に負担がかかってしまうあるため、疲れがとれにくいと感じる方もいるでしょう。
シートをフルフラットにすることで、横になって寝ることができるため、ゆっくりと休むことができ、疲れのとれ具合に大きく影響します。
フルフラットにする場合、マットレスを敷いたり、寝袋や毛布などの寝具を用意することで、普段寝ているベッドや布団に近い感覚で眠れるでしょう。
シートに多少の凹凸があってもタオルのような布で調節するなど工夫することで、より快適に過ごすことができます。
室内長・室内幅が広い
車中泊を考えている方は、室内長や室内幅などの室内サイズを必ず見ておきましょう。
ボディサイズがコンパクトな車でも、室内長や室内幅がゆったり確保されている車種であれば、車内でも過ごしやすいでしょう。
車中泊は車内で過ごす時間が長くなるため、長時間過ごしても快適な車内が理想です。
ご自身はもちろん、同乗者が寝転んだときに負担にならないように、室内長に余裕がある車を選んでみましょう。
十分な室内高がある
室内高も、できる限り見ておきたいポイントの一つです。
十分な室内高があれば車内の行き来がしやすく、居住性の高さを求める方は注目したいポイントです。
特に、着替えのシーンや急な雨に降られて車内で過ごす場合でも、頭上にゆとりがあることでゆったりとストレスなく過ごせるでしょう。
ミニバンなどの車種であれば、室内高が高く設定されている車種が多く、小さなお子様であれば立ったまま着替えが可能な車種もあります。
特にお子様と一緒にお出かけする機会が多い方は、なるべく十分な室内高が取られている車が適しているでしょう。
ラゲージスペースが広い
見逃しがちですが、ラゲージスペースが広いかどうかも重視したいポイントです。
アウトドアシーンでは荷物が多くなりがちですが、ラゲージスペースの容量が少ない車種だと、荷物が入りきらず、後席にまで荷物を置かなければならないこともあるかもしれません。
ラゲージスペースがしっかり確保されていると、後席までゆったりと過ごせるでしょう。
また、ラゲージスペースの開口部が広い車種は、十分な収納力を発揮してくれるだけでなく、荷物の出し入れもしやすいため利便性にも優れています。
車中泊におすすめの車種とは?
車中泊を楽しみたい方に おすすめの車種はSUVやミニバンです。
それぞれの特徴をご紹介します。
車中泊におけるSUVの長所と短所
SUVは、街中での走行はもちろん、オフロードなど舗装されていない道での走行性に優れている点が魅力です。
そのため、特にアウトドアや屋外アクティビティなどでの使用シーンが多い方から高い人気を誇っています。
車中泊以外に加えて、山道をドライブしたい方や、絶景スポットを巡りたい方にとってSUVは最適な車種といえます。
スタイリッシュなデザインの車種や、アウトドアを連想させるような存在感あるデザインの車種が多く、お出かけ気分を高めてくれる点も魅力です。
一方で、シートをフルフラットにできる車種は限られているため、車内でゆっくりくつろぎたい方や、睡眠時に横になって寝たい方は注意が必要です。
また、室内長や室内高などは後述するミニバンの方が優れている車種が多く、複数人での車中泊を想定している場合はミニバンの方が向いているでしょう。
車中泊におけるミニバンの長所と短所
ミニバンは、人や荷物を多く載せるために車内空間が広めにとられたワゴンの一種を指します。
一般的にシートは3列ある車種が多く、6~8人程度乗車可能で、車内空間の広さが特徴です。
室内長や室内高が重視される車中泊では、ミニバンの車内空間の広さは大きな魅力といえるでしょう。
複数人での車中泊を考えているのなら、まず検討したい車種です。
一方で、悪路走破性はSUVが優れており、山の中など一般的に悪路といわれる環境にあるオートキャンプ場に向かうなどであれば、SUVがおすすめです。
また、ボディサイズが小さな車に慣れている方であれば、ボディサイズが大きいミニバンは、取り回しにくいと感じたり、見通しの悪い道で運転を不安に思ったりする方もいらっしゃるでしょう。
車中泊におすすめの中古車ベスト5
中古車は、新車よりお手頃な価格で購入しやすいというメリットがあります。
まずは予算を抑えながら車中泊が楽しめる車を購入したいとお考えの方は、中古車から選ぶのがおすすめです。
ここでは、車中泊におすすめの5車種を紹介します。
- ・ランドクルーザー
- ・カローラ クロス
- ・ヴォクシー/ノア
- ・シエンタ
- ・キャンパーアルトピアーノ
ランドクルーザー
ランドクルーザーは、本格的なオフロードも走破できるトヨタのフラッグシップSUVです。
世界中どんな道でも疲れない走りを実現するために誕生したランドクルーザーは、まさに唯一無二のSUVといえるでしょう。
旧型モデルの人気も高く、中古車市場での人気も高い車種の一つです。
大きなボディサイズに見合う車内空間の広さが特徴で、トヨタのSUVでは珍しい7人乗りをラインナップしている点も特徴です。
- ・室内長1,955mm(5人乗り)/2,755mm(7人乗り)
- ・室内幅1,640mm
- ・室内高1,210mm(チルト&スライド電動ムーンルーフ装着時は1,190mm)
(※)いずれも現行モデルのトヨタ自動車(株)社内測定値。旧型モデルの場合は数値が異なります。
7人乗りは3列目のシートを床下に格納できるため、フルフラットなラゲージスペースが広がります。
2列目シートも前に倒せば1,865mmのラゲージスペースが確保出来るため、大きさや長さを気にせず、様々なものを載せることができます。
また、2列目シートは折りたたみも可能なため、多少の凹凸はあるものの、マットや布を敷けばほとんど気にならないでしょう。
悪路の走破性と広々とした室内空間を両立したSUVが欲しい方に、ランドクルーザーはおすすめです。
ランドクルーザー・プラドの中古車情報|トヨタモビリティ神奈川
カローラ クロス
カローラ クロスは、トヨタの人気車種カローラのSUVモデルです。
コンパクトSUVへと変化を遂げたカローラ クロスは、カローラを愛用してきた方にとっては馴染みのあるものに感じられるでしょう。
特徴的なのは、クラストップレベルの積載容量(※2)です。
後席を両側倒せばフルフラットで、広がったラゲージスペースには最大で487Lもの荷物(※3,4)を収めることができます。
荷物が増えがちな車中泊では嬉しいポイントでフルフラットにできることから、寝転ぶのにも適しています。
- ・室内長1,800mm
- ・室内幅1,505mm
- ・室内高1,260mm(パノラマルーフ装着時は1,210mm)
(※)いずれもトヨタ自動車(株)社内測定値。
また、コンパクトなカローラ クロスは、最小回転半径が5.2mと、小回りが利く点もメリットの1つです。
車中泊を楽しみながらも、日常で扱いやすいコンパクトなSUVが好みの方に、カローラ クロスはおすすめです。
(※2)コンパクトSUVクラスでの比較。2021年9月現在、トヨタ自動車(株)調べ。
(※3)VDA法による社内測定値。
(※4)スペアタイヤまたはアクセサリーコンセント装着車、E-Four車は荷室容量および荷室高が異なります。
ヴォクシー/ノア
ヴォクシーとノアは、トヨタの代表的なミニバンとして知られます。
兄弟車種のため共通している部分が多く、どちらも7~8人乗りが可能で広々とした室内空間が特徴です。
室内長・室内幅・室内高も共通しており、大きく違いがあらわれる点は主にデザインです。
そのため、王道のデザインがお好みの方はノア、クールで個性的なデザインがお好みの方はヴォクシーなど、お好みに合わせて選ぶのも良いでしょう。
- ・室内長2,805mm
- ・室内幅1,470mm
- ・室内高1,405mm
(※)いずれも現行モデルのトヨタ自動車(株)社内測定値。旧型モデルの場合は数値が異なります。
ノア・ヴォクシーが車中泊におすすめの理由は、ミニバンだからこその広々とした車内空間です。
また、シートアレンジの方法も多彩で、後席を倒してフルフラットにできるだけでなく、3列目シートを跳ね上げて荷物を詰め込むことも可能です。
2列目シートを超ロングスライドさせれば、足元に余裕ができ、現行モデルではロングアシストグリップ(センターピラー左右)をはじめ、便利で使い勝手のいい装備が充実をしていることも特徴といえます。
ゆったりとした室内空間でゆとりをもって車中泊を楽しみたいという方には、ヴォクシーやノアがおすすめです。
シエンタ
シエンタは、コンパクトなボディが愛らしい5ナンバーのミニバンです。
最小回転半径は5.0mと小回り抜群で、街乗りでも運転しやすい実用性の高いファミリーカーとして支持されています。
さらに、近年では車中泊をはじめアウトドアシーンにも使えるミニバンとしても人気です。
- ・室内長2,030mm(5人乗り)/2,545mm(7人乗り)
- ・室内幅1,530mm
- ・室内高1,300mm
(※)いずれもトヨタ自動車(株)社内測定値。
トヨタのミニバンでは唯一の5人乗りと7人乗りがラインナップしており、使用シーンに応じてご自身に適したグレードを選べる点も魅力です。
室内長は7人乗りモデルの方が大きいですが、2列目シートを倒したフラットラゲージモード時、ラゲージスペースが2,045mmに広がる5人乗りモデルも、使い勝手がよく人気があります。
ボディサイズがコンパクトでありつつ、SUVと比べても車内空間は広く取られていることや、トヨタのミニバンの中ではお求めやすい価格帯であることもシエンタの魅力といえるでしょう。
普段は街乗りを中心に利用し、たまに家族と車中泊を楽しむといった使い方をするのであれば、シエンタがおすすめです。
キャンパーアルトピアーノ
タウンエースバンをベースにした「キャンパーアルトピアーノ」はトヨタモビリティ神奈川オリジナルの特別仕様車です。
ツートンカラーのデザインがスタイリッシュで、キャンピングカー人気ランキングで6ヶ月連続1位(※1)に選ばれた人気車種です。
- ・室内長2,045mm
- ・室内幅1,495mm
- ・室内高1,305mm
(※)ベース車両:タウンエースバンのトヨタ自動車(株)社内測定値。
(※1)「キャンピングカー比較ナビ」調べ。2021年9月「キャンピングカー閲覧総合ランキング」より。https://japan-crc.com/ccn/news/20211006-a/
運転しやすいサイズながら、後席のスペースが広く、テーブルや天井LED照明などが装備されているため、対面で食事を楽しむことができます。
シートアレンジで大人2人が横になれるフルフラットモードにすれば、車中泊の際もゆっくりくつろげます。
後席にシンクや冷凍・冷蔵庫を装備するなど、オプションで自分好みにアレンジができるため、キャンピングカーとしての機能性も抜群です。
普段使いにも適した本格キャンピングカーをお探しの方は、キャンパーアルトピアーノを探してみてはいかがでしょうか。
車中泊をより快適に過ごすポイントは?
ここからは、車中泊をより快適に過ごすためのポイントをご紹介します。
車中泊を快適にするアイテムを揃える
まずは車中泊用のアイテムは揃えておくと良いでしょう。
例えば、フルフラットになるシートでも、シートに若干の凹凸が生じるため、キャンプマットのようなアイテムやブランケットなどを用意しておけば、設置面をフラットにできてより良い寝心地に。
また、持ち運び可能な寝袋やエアーベッドを使うのもおすすめです。
丸めて収納できるため、持ち運びの際は場所を取らず、車中泊にはぜひ持っていきたいアイテムといえます。
耐寒性・耐熱性に優れた寝袋やエアーベッドもあり、夏や冬に車中泊をする際はぜひ検討してみてください。
目隠しや防音対策をおこなう
車中泊の際、人の目や通り過ぎる車のライトなどが気になる場合には、目隠しを設置すると良いでしょう。
サンシェードなどは、手頃な価格で入手できますが、遮光スクリーンなどしっかりと光を遮断してくれるアイテムもあります。
運転の際は、運転席や助手席の窓、前方窓に取り付けることが禁止されていますが、停車している間は付けていても問題ありません。
車内が暗くなりすぎる場合は、LEDランタンのようなアイテムを持っていくと、車中泊の雰囲気もより楽しめます。
より楽しむならルーフトップテントの設置もおすすめ
いつもと違う景色を楽しみたい方は、ルーフトップテントの設置もおすすめです。
先ほどご紹介したようなミニバンやSUVで車中泊をする場合、ゆったりと横になるのは大人2人程度が適当な人数です。
家族でアウトドアを楽しみたい方は、ルーフトップテントを設置することで、さらに2名横になって寝ることができます。
車の屋根部分にテントを設置するため、見晴らしが良く、いつもと違う気分を味わうことができます。
ルーフトップテントを設置するには、ベースキャリアを含むテントを車の屋根に設置します。
設置ができる車種は限られるため、設置を検討している方は購入したい車が対応しているか確認しておきましょう。
まとめ
車中泊におすすめの中古車や、選び方のポイントなどを解説しました。
近年はキャンプの人気とともに車中泊の人気も高まっていて、オートキャンプ場やRVパークなど、車中泊ができる場所も増えつつあります。
アウトドアに適した季節にレジャーを楽しみたい方は、ぜひ今回紹介したような車やアイテムなどを揃えて、車中泊を楽しんでください。
車中泊に使える中古車を検討されている方は、ぜひお近くのトヨタモビリティ神奈川の中古車取扱店舗にご相談ください。
また、信頼できるプロがしっかりと確認した中古車をお探しの方は、トヨタ認定中古車からお選びいただくのがおすすめです。
トヨタ認定中古車については、こちらの記事で詳しく解説しています。