公開日2023.10.14
中古車は走行距離8万キロ超えでも大丈夫?メリットや注意点を解説

中古車の走行距離が多いと、気にしてしまう方も多いのではないでしょうか。
例えば、せっかく他の条件は全て良いのに、走行距離が8万キロを超えた中古車だった場合に迷いが生じたりするかもしれません。
しかし、走行距離が8万キロを超えていても、しっかり選べば購入しても問題はありません。
ここでは、走行距離が8万キロを超えた中古車でも問題がない理由やメリット、購入時のポイントや注意点などについて解説します。
走行距離が8万キロを超えた中古車でも問題ない理由

一般的に、走行距離が10万キロは車の寿命と捉えられています。
10万キロを超えた車は評価が下がり、人気もあまりありません。
しかし、近年は技術の進歩により車の性能が向上し、10万キロを超えていても問題なく走れる車は多くあります。
走行距離が8万キロを超えた程度であれば、適切なメンテナンスがおこなわれていれば、安心して乗ることができるのです。
短期間や短距離で使用したい方には、特におすすめです。
購入価格が下がるので、単身赴任の間だけ利用したい方や、通勤や通学など短い距離で使用したい方など、数年ほど乗りたい方にとっては一層魅力的な中古車といえるでしょう。
走行距離が8万キロを超えた中古車のメリット

走行距離が8万キロを超えている中古車には、さまざまなメリットがあります。
ここで、主な2つのメリットを見てみましょう。
手頃な価格で購入できる
中古車は、一般的に走行距離が多いほど手頃な価格になっています。
今でも走行距離10万キロが車の寿命だと考える方は多く、走行距離が少ないものが好まれるためです。
走行距離5~6万キロや7~8万キロは価格が変わる境目で、その境を跨いだ中古車の価格は比較的手に取りやすいことがわかります。
価格を重視して、手頃な中古車を購入したい方にとっては大きなメリットがあるといえるでしょう。
選択肢が広がる
走行距離が多い中古車も含めれば、選択肢はぐっと広がります。
走行距離は重視される項目のため、走行距離が少ない中古車に絞っている方は多いでしょう。
しかし、走行距離〇キロ以内、年式〇年以内など、条件をつけるごとに選択肢は狭まってしまいます。
走行距離が8万キロを超えていても、問題なく走る中古車は多くあります。
選択肢を広げることで、以前憧れていた人気車種や、新車だと手が出なかったグレードの高い車種など、ご自身が満足できる車がきっと見つかります。
8万キロ超えの中古車を選ぶときのポイント

走行距離が8万キロを超えている中古車の中にも、安心して選べるものがあります。
ポイントは5つありますので、1つずつ確認してみましょう。
- ・メーカー系列ディーラーで取り扱っている
- ・整備記録簿がある
- ・パーツや消耗品の交換がされている
- ・以前のオーナーの扱いが丁寧
- ・装備やオプション、グレードが適切
メーカー系列ディーラーで取り扱っている
走行距離が多い中古車を選ぶ際、大切なのが適切なメンテナンスがおこなわれていたかどうかです。
そのため、メーカー系列のディーラーが扱っている中古車から選ぶことをおすすめします。
車は車種によってメンテナンス方法が分かれており、専門知識が必要です。
メーカー系列のディーラーであれば、同じメーカーの車種に関する知識を豊富に持っているため、適切なメンテナンスがおこなえます。
したがって、安心して購入したいのであれば、希望している車種のメーカー系列ディーラーから選びましょう。
整備記録簿がある
整備記録簿とは、その車がどのような整備や点検を受けたかを記録する書類です。
点検整備記録簿、あるいはメンテナンスノートとも呼ばれます。
車検時や定期点検時に作成されるもので、整備記録簿からは、どのようなメンテナンスがおこなわれたか、その中古車が問題なく走れるのかなどを読み取れます。
可能であれば、ぜひ確認するようにしましょう。
パーツや消耗品の交換がされている
走行距離が多い車は、安く購入できても、後々のメンテナンスや修理、パーツ交換などで費用がかからないかと不安になる方が多いでしょう。
パーツや消耗品の交換が済んでいるかを確認してください。
重視したいパーツはタイミングベルト
重要度が高いパーツとして、タイミングベルトが挙げられます。
タイミングベルトは、エンジンの回転を正常に伝える役割を持つパーツで、走行距離10万キロ前後で交換するのが目安です。
昨今増えているタイミングチェーンを採用した車であれば、メンテナンスがしっかりおこなわれていれば交換の必要はありません。
オイルや緩衝材などの消耗品もチェック
エンジンの故障を避けるためには、ダメージを軽減するエンジンオイルが適切に交換されている必要があります。
そのため、エンジンオイル交換がきちんとおこなわれている中古車であれば、その後のトラブルが起こりにくいと判断できます。
また、10年に近い中古車であれば、ゴム製で経年劣化が心配な緩衝材(ブッシュ)についても、交換されているか確認しておくのがおすすめです。
以前のオーナーの扱いが丁寧
オーナーについても、可能であれば確認しておくと良いでしょう。
公開されている情報には、「ワンオーナー」という項目があります。
ワンオーナーとは、売却されるまで、一人のオーナーによって所有されていたことを意味します。
あくまでも傾向ですが、複数のオーナーを経由していないため、大切にメンテナンスや掃除などがされていることがあります。
また、法人が所有していた車両であれば、定期的なメンテナンスがおこなわれていた可能性が高いでしょう。
装備やオプション、グレードが適切
中古車選びでは、装備やオプションも重視したいポイントです。
中古車は装備やオプションがあらかじめ付いており、カスタムが自由におこなえません。
そのため、同程度の価値を備えた中古車同士なら、装備やオプションも見比べる必要があるのです。
手頃な価格を求める方なら、不要な装備やオプションは付いていない方がお得に感じられるでしょう。
一方で、快適さを求める方は、ご自身に合ったものが付いた中古車の方が一層満足できるはずです。
同車種があればグレードも比較して、ご自身やご家族に合ったものを選んでください。
留意しておくべき注意点

走行距離が8万キロを超えていても、上記の選び方をすれば、トラブルが起こりにくい中古車を選べます。
ただ、注意しておきたい点が3つあります。
新車とは違いが表れる
走行距離が8万キロほどであれば、それなりに年数も経過しています。
そのため、真新しいデザインではなかったり、経年劣化によって使用感や汚れなどが見られたりすることがあります。
新車に近い状態の中古車を探している場合は、注意が必要です。
なお、トヨタモビリティ神奈川の中古車取扱店舗で扱っているトヨタ認定中古車は、「まるごとクリーニング」により、徹底的な洗浄をおこなっています。
まるごとクリーニング | トヨタ認定中古車 | トヨタ自動車WEBサイト
買取り額や下取り額は期待しづらい
走行距離8万キロを超えた車は、買取りや下取りに出した際のリセールバリューはあまり期待ができません。
将来売却を考えたときには、走行距離が10万キロを超えていたり、新たな人気車種が出ていたりして、需要が落ち込んでいることがあるためです。
また、買取りや下取りをした車は、中古車販売店が修理やメンテナンスをおこなう必要があります。
その際のコストを考慮するため、査定額があがりにくくなるでしょう。
性能は現行モデルの方が優れる
燃費をはじめ、さまざまな性能は現行モデルの方が優れていることが多いです。
走行距離が8万キロを超えているということは、新車として市場に並んでいたのは何年か前ということでしょう。
車種によってはモデルチェンジやマイナーチェンジなどがおこなわれ、性能の向上が図られていたり、先進的な安全装備を備えていたりします。
どうしても性能面を重視したいという方は、新車に近い状態の中古車を探した方が良いかもしれません。
おすすめの中古車とは
中古車と一口にいっても、車種が豊富で、どれを選べばよいか迷ってしまう方も多いでしょう。
ここからは、トヨタモビリティ神奈川の中古車取扱店舗がおすすめする中古車をご紹介します。
ヴェルファイア

家族で使える車をお求めの方には、ヴェルファイアをおすすめします。
大きく迫力のあるフロントグリルが特徴的なヴェルファイアは、広々とした室内空間や豪華な内外装を備えた高級ミニバンです。
ワンランク上の心地良さを目指したフラッグシップモデルのため、デザインだけでなく性能や快適装備、安全装備まで、徹底的にこだわられているのが特徴です。
ヴェルファイアには、7人乗りや8人乗りのモデルがあり、家族人数が多い方に向いています。
高級車種に憧れはあったものの手が届かなかったという方にも、中古車であれば手が届きやすい価格です。
ヴェルファイアの中古車をお探しの方はこちらから
ヴェルファイアの中古車はこちら
※在庫車の状況は日々変動します。予めご了承ください。
ハリアー

趣味にも使える車をお求めの方には、ハリアーがおすすめです。
ハリアーは、力強いエクステリアデザインと軽快な走りを実現したSUVです。
高級ラグジュアリーSUVの元祖ともいえる車種で、街中を優雅に駆け抜けるその姿に魅了された方は多いのではないでしょうか。
2013年12月モデルでは静粛性が高められ、空力性能の向上サスペンションの改良により高い操縦安定性も確保しています。
SUVはシート位置が高く見晴らしが良いことから、運転のしやすさで知られます。
ストレスなく運転でき、さまざまな用途で使用できるハリアーは、多くの方に魅力的な車種といえるでしょう。
ハリアーの魅力についてより詳しくは、こちらのコラムも参考にしてください。
ハリアーの中古車はこちら
※在庫車の状況は日々変動します。予めご了承ください。
プリウス

経済的な車をお求めの方には、プリウスがおすすめです。
プリウスは、燃費の良さや環境性能などにこだわったハイブリッド車です。
世界に先駆けて実用化された先進的なハイブリッド車で、デビューした1997年12月モデルから現在まで、根強い人気を誇ります。
2018年12月モデルからは、衝突回避支援システムToyota Safety Senseを全車に標準装備することで、安全性も高まりました。
最大5名まで乗車できるセダンのため、普段は少人数で使う方だけでなく、5名まで乗る予定がある方にも向いています。
燃費性能が良く、使い勝手の良いセダンをお求めの方にとって、プリウスはおすすめの車種です。
プリウスのモデル別スペックについては、こちらのコラムもぜひご覧ください。
プリウスの中古車はこちら
※在庫車の状況は日々変動します。予めご了承ください。
まとめ

走行距離が8万キロを超えた中古車でも問題がない理由とメリット、選ぶ際のポイントや注意点などについて解説しました。
中古車の走行距離は、多いものほど避けられがちです。
しかし、性能が向上した現在では、メンテナンスが適切におこなわれた中古車なら走行距離が8万キロでも問題なく走れ、リーズナブルな価格でおすすめです。
走行距離8万キロを超えている中古車を購入するか悩んでいる方は、ぜひ上記の選び方を参考に、ご自身が満足できる中古車を探してみてください。
トヨタモビリティ神奈川の中古車情報は、こちらからご確認頂けます。
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