更新日 2026.4.10
中古車の取り置きや購入予約はできる?購入時に必要なことや流れ、注意点などを紹介
車は高額な買い物なので、じっくり比較・検討したいと考える方が多いでしょう。
一方で、中古車は一点ものが多いため、迷っているうちに売れてしまうこともあります。
「気になる車を取り置きしてもらえるの?」「家族と相談する時間がほしいけれど、その間に売れてしまわないか心配」「キャンセル料がかかってもいいので購入予約はできる?」といった疑問を持つ方も多いのではないでしょうか。
この記事では、中古車の取り置きや購入予約は可能なのかをはじめ、取り置き・購入予約をする際に必要な手続きや、購入までの流れ、注意点についてわかりやすく解説します。
中古車の取り置きや購入予約は可能?
まず、中古車の取り置きや購入予約が可能かどうかは、中古車販売店の方針や状況によって異なります。
トヨタモビリティ神奈川をはじめとするトヨタディーラーの場合は、基本的に取り置きは行っていません。
中古車販売店によっては、取り置きや購入予約に対応している中古車販売店もありますが、対応している場合でも店舗ごとにルールや確保できる期間が異なることもあります。
例えば、その中古車に他の問い合わせがない場合や、「当日中に来店できる」といった条件付きであれば、取り置きや購入予約に応じてもらえることがあります。
また、商談中で購入を迷っている状況では、当日中や数日であれば待ってもらえるケースもあります。
中古車販売店によっては、前払金が必要な場合もあり、キャンセル時の扱いなども様々です。
取り置きや購入予約を希望する場合は、対応の可否だけでなく、申し込み方法やキャンセル時の条件まで、事前にしっかり確認しておきましょう。
中古車の取り置きや購入予約時に必要な前払金の種類
中古車の取り置きや購入予約をする際には、申込金や手付金といった前払金が必要になる場合があります。
申込金と手付金は、名称が似ていますが、意味や扱いは異なります。
ここでは、それぞれの違いについて紹介します。
申込金(申込証拠金)
申込金(申込証拠金)とは、売買契約を結ぶ前に購入意思を示す目的で支払うお金のことです。
一定期間、他に購入希望者が現れても、ご自身が優先的に契約を進めることができ、いわば取り置きのための預り金といえます。
申込金は、契約が成立した時に、そのまま購入代金の一部に充てられるのが一般的です。
キャンセル時の扱いは中古車販売店によって異なりますが、申込金は法的に明確な定めがないことから一般的には全額返金されるケースが多いとされています。
しかし、申込書に「キャンセル時の返金不可」といった特約がある場合は、返金されない可能性もあります。
そのため、申込金だからといって安心せず、支払う前に申込書の内容をしっかり確認することが大切です。
手付金
手付金とは、契約が成立した証として支払うお金のことです。
契約の締結を前提として支払われるもので、手付契約が成立したことを意味し、法律上は「証約手付(しょうやくてつけ)」と呼ばれます。
中古車を購入する場合は、申込金と同様に、そのまま購入代金の一部に充てられます。
一方で、キャンセル時の扱いは申込金とは異なります。
基本的に、買主の都合で契約を解除する場合は、支払った手付金は全額返還されません。
これは「解約手付(かいやくてつけ)」と呼ばれる考え方です。
また、中古車の引き渡し準備が整っているのに購入しないなどの契約違反(債務不履行)があった場合には「違約手付(いやくてつけ)」として扱われ、支払った手付金は戻ってこないことがあります。
手付金を支払うということは、正式な契約を結ぶという意味を持つため、支払う前に契約内容やキャンセル条件をしっかり確認することが大切です。
取り置きや購入予約ができた後に必要なこととは?
中古車の取り置きや、購入予約ができた後には、スムーズに購入手続きを進めるために、いくつか準備しておきたいことがあります。
ここでは主に3つのやるべきポイントを紹介します。
来店日を決める
取り置きや購入予約ができたら、あらためて来店する日を決めましょう。
中古車を確保してもらえる期間は限られており、長期間待ってもらえるとは限りません。
中古車販売店によっては、確保してもらえる期間が短い場合もあるため、できるだけ早めに来店日を決め、予約しておくと安心です。
予約せずに来店した場合、混雑していて待ち時間が発生したり、対応してもらったスタッフが不在だったりすることも考えられます。
取り置き・購入予約の期限内に来店できるよう、スケジュールを確認しておきましょう。
買い替える場合は車を手放す準備を進める
現在の車から買い替える場合は、手放す準備も少しずつ進めておくとスムーズです。
下取りや買取りの査定では、車内外を清掃しておくだけでも、大切に乗られていたという印象につながります。
一度で完璧にきれいにできなくても、時間のあるときに少しずつ清掃しておくと、汚れやニオイの軽減が期待できます。
また、新しい車へ積み替える荷物や付属品がある場合は、あらかじめ整理しておきましょう。
カスタマイズをしている場合は、可能であれば純正の状態に戻しておくのもポイントです。
取扱説明書やスペアキーが揃っているかなども合わせて確認しておきましょう。
中古車の購入に必要なものを揃える
中古車の購入に必要なものも、できる範囲であらかじめ揃えておきましょう。
必要な書類は状況によって異なりますが、下取りをしてもらうのであれば、次のような準備が必要です。
- ・自動車検査証(車検証)
- ・自賠責保険証
- ・自動車税納税証明書
- ・自動車リサイクル券
- ・実印
- ・印鑑証明書
- ・委任状
- ・車庫証明書
- ・保管場所の所在図・配置図
- ・保管場所使用承諾証明書または自認書
- ・整備手帳・取扱説明書
- ・譲渡証明書
早めに準備を始めておくことで、契約から納車までの手続きがスムーズに進みます。
来店日までにすべて揃えられなくても、納車前までに揃えれば良いものもあるため、不安な点は中古車販売店のスタッフに確認しながら準備を進めましょう。
取り置きや購入予約から、購入するまでの主な流れ
中古車の取り置きや購入予約をしてから実際に購入するまでの流れは、具体的に下記の通りです。
- ①中古車や中古車販売店を探し、問い合わせる
- ②確認したいこと、優先順位を整理する
- ③店舗へ行き現車を確認し、見積書や契約書をチェックする
- ④売買契約を結ぶ(必要に応じてローン審査)
- ⑤必要書類の準備、提出
- ⑥購入代金の支払い(任意保険加入や手続きの入れ替えもおこなう)
- ⑦納車
上記の流れのうち、取り置きや購入予約ができるのは、①と④のタイミングです。
①の問い合わせ時には、「〇日に伺いたいのですが、それまで取り置きは可能ですか?」や「ほぼ購入を決めているのですが、今日伺うのは難しく、購入予約はできますか?」といった形で確認してみると良いでしょう。
④の契約段階では、購入意思があるものの決めきれないという場合に、取り置きや購入予約ができないか相談します。
前払金が不要な場合もあれば、一度帰って検討したいときには申込金、ほぼ購入を決めて契約する場合は手付金、といった形で前払金を支払うケースもあります。
購入の意思が固まれば、必要書類の準備や提出、購入代金の支払いや任意保険の加入などの手続きを進めます。
最後に、中古車販売店で車を受け取れば、購入手続きは完了です。
取り置きや購入予約の前に覚えておきたい中古車選びのポイント
中古車は現車限りのものが多く、早めに取り置きや購入予約をしたくなりますが、焦って決めるのは避けたいところです。
先述したように、取り置きや購入予約をする際には前払金が必要な場合もあるため、依頼をする際には購入の意思を固めてからの方が良いでしょう。
取り置きや購入予約をする前には、ぜひ下記の項目をチェックしてみてください。
- ・修復歴
- ・年式と総走行距離
- ・内外装の状態
- ・点検整備記録簿の有無
- ・操縦性や操作性
まず確認したいのが、修復歴です。
見た目には問題がないように見えても、冠水車や浸水車であれば、電気系統に不具合が起こる可能性があります。
また、事故車の場合、わずかに歪みが残っているなど、操作性に影響が出ることも考えられます。
次に、年式や総走行距離が、ご自身の希望に合っているかを確認しましょう。
きちんと整備されていれば大きな問題はありませんが、年式が古いと装備が最新でない場合があり、総走行距離が多すぎると部品の摩耗が進んでいる可能性があります。
さらに、内外装の状態がご自身の納得できるものか、点検整備記録簿の有無もチェックしておくと安心です。
点検整備記録簿は車両点検の結果や整備の内容を記録した書類で、部品の交換履歴などもチェックすることができます。
実際に運転席に座ってみて、視界やシートに座った感覚、ペダル・ハンドルの位置などもチェックしてみましょう。
試乗可能であれば操作性まで確認してみてください。
これらをすべて確認して満足できてから、取り置きや購入予約を相談するのがおすすめです。
なお、試乗できるかどうかは、中古車販売店によって違いが表れます。
試乗ができない場合にチェックすべきポイントについては、「中古車は試乗できないって本当?試乗できない場合、できる場合に確認すべきポイント」のコラムも参考にしてみてください。
取り置きや購入予約をする際の注意点
中古車の取り置きや購入予約をする際には、注意したいことがいくつかあります。
ここでは、具体的な注意点を4つ紹介します。
前払金の有無が分かれる
上述したように、申込金や手付金など、前払金の有無は中古車販売店によって異なります。
販売店によって差はありますが、前払金の目安は、支払総額の10~20%ということが多いでしょう。
問い合わせの際は、前払金を支払うかどうか、またその金額がいくらかということも確認してみてください。
また、前払金の支払い時には、売買契約書や申込書の作成や、領収書の受け取りのため、中古車販売店に来店する必要があります。
その場合に備え、「いつまでに来店すれば良いか」ということも確認しておくと安心です。
キャンセル時の対応に違いが表れる
中古車販売店によって、キャンセル時の対応に違いが表れる点も注意しましょう。
取り置きや購入予約をした後、やむを得ずキャンセルすることも想定してあらかじめ対応を確認しておきましょう。
まず確認したいのは、キャンセル時に前払金が返金されるかどうかです。
無償で取り置きができた場合は確認不要ですが、前払金を支払った場合には、返金されないケースがあります。
特に手付金は、一方的な理由でのキャンセルでは返金されないことが多いため注意しましょう。
また、キャンセル手続きや返金手続きについても、電話やメールで済む場合もあれば、契約書を交わしている場合は、契約解除合意書を作成するために来店を求められるケースもあります。
取り置きや購入予約できる期間は限られる
取り置きや購入予約は、可能な期間が限られていることに注意してください。
中古車販売店によって違いが表れますが、当日中や数日という短い期間の場合もあれば、1週間程度の猶予があることもあります。
手付金を支払っているのであれば、契約を前提としているため、もう少し長く取り置きしてもらえることもあります。
無償での取り置きや、口頭でも取り置きは期間が短いことが多く、長くは保証されないことを覚えておきましょう。
どの程度まで猶予がもらえるかを中古車販売店に確認し、早めに判断し、準備を進めることが大切です。
渡された書面はしっかりチェックする
見積書や契約書などは、必ずしっかり確認しましょう。
中古車は現車限りで、人気が高い車種は早々に買い手が決まってしまうこともあります。
焦って契約を進めたくなってしまうかもしれませんが、支払金額や車の状態は必ずしっかり確認しましょう。
見積書には、車両価格だけでなく、税金や保険料などを含めた支払総額が記載されています。
また、契約書には、支払う前払金の種類や金額、キャンセル時のルールも記載があるはずです。
キャンセル時の対応はトラブルになりやすい部分のため、契約前に納得できる内容かしっかり確認しておきましょう。
まとめ
この記事では、中古車の取り置きや購入予約ができるかどうか、取り置きや購入予約できた場合に支払う前払金の種類、納車までの流れなどについてご紹介しました。
取り置きや購入予約を受け付けている中古車販売店もありますが、実際には対応していないお店も多くあります。
そのため、希望する場合は、まず販売店に対応の有無を確認しておくことが大切です。
また、無償で取り置きや購入予約ができることもあれば、申込金や手付金など、前払金が必要なこともあります。
キャンセル時の対応にも違いがあるため、事前によく確認したうえで依頼することが大切です。
さらに、購入に必要な書類や準備をあらかじめ整えておくと、契約から納車までがスムーズになります。
迷ってしまうことがあっても、ご自身のペースで納得のいく中古車購入を進めてみてください。
トヨタモビリティ神奈川が扱う中古車情報は、こちらからご確認頂けます。
中古車情報をチェックする
※在庫車の状況は日々変動します。予めご了承ください。
また、お近くの店舗にご希望の中古車がない場合でも、店舗間の在庫移動による取り寄せが可能です。
店舗間の在庫移動による取り寄せをご希望の方は、お気軽にご相談ください。
近くの中古車取扱店舗を探す


