公開日2025.8.1
中古車のマイカーローンは勤続年数1年未満でも組める?申し込み時のポイントや注意点

中古車を購入するために、ローンでの購入を検討している方も多いでしょう。
新車よりもお手頃な価格の中古車は、ローンを組んで購入すれば、より無理なく購入できます。
ただし、勤続年数1年未満の方が申し込みする場合は、注意が必要です。
この記事では、勤続年数1年未満の方がマイカーローンを組めるかどうか、申し込み時のポイントや注意点など、詳しくご紹介します。
知っておきたいローンの基本
「ローン」と一口に言っても、車を購入する際のローンには、融資元が商品の代金を立替払いする「オートローン」と、中古車販売店が独自に取り扱いをしている「自社ローン」などがあります。
自社ローンは、ローンという単語が使われていますが、実際には金融商品ではないため信用情報の照会をせず、審査基準は中古車販売店が独自のものを設けられています。
オートローンは、銀行などの金融機関が取り扱うマイカーローンと、ディーラーや中古車販売店などと提携している信販会社が提供するディーラーローンの大きく2種類に分類されます。
一般的に、借入期間は最長10年(120回払い)で設定されていることが多いでしょう。
また、借入先によって借入可能額も異なるため、必要な返済期間や借入額を考慮して借入先を選ぶことが大切です。
勤続年数が1年未満の場合、ローンは組める?

勤続年数1年未満の方でも、中古車購入時にローンを組むことは可能です。
ただし、一般的に審査が通りやすい自社ローンやディーラーローンと比べ、マイカーローンの審査通過の基準は厳しい傾向があることは覚えておきましょう。
マイカーローンの審査通過が難しいのは、金融機関が、申し込みをした方の返済能力を重視し慎重に審査しているためです。
返済能力は、申し込みをした方の勤務先や勤続年数、年収、他に借り入れがないか、信用情報に傷が付いていないかなどから判断されます。
安定した返済ができると判断された方ほど審査を通過しやすく、勤続年数は1年以上や3年以上が求められることも珍しくありません。
そのため、就職直後や転職直後など、勤続年数が1年に満たない方は、マイカーローンの審査ではやや不利といえるのです。
マイカーローンを含む自動車ローンの審査で見られるポイントについて、より詳しくは、下記のコラムもぜひチェックしてみてください。
同じ勤続年数1年未満でも、就職直後と転職直後で扱いに違いが表れる

勤続年数1年未満であっても、新卒の方と中途採用の方とでは、マイカーローンの審査での扱いに違いが表れることがあります。
まず、就職したばかりの新卒の方は、その会社に長く勤められるかが判断できないためです。
長く勤めた実績がなく、必ずしも安定した返済能力があるとはいえないため、マイカーローンの審査に通りづらいことがあります。
一方で、転職したばかりの中途採用の方は、新卒の方と同じ勤続年数1年未満であっても、金融機関は雇用形態や年収などを総合的に見て、キャリアアップのための転職と判断できれば審査に通りやすいでしょう。
また、子会社や関連会社など、グループ会社への転職であれば、勤続年数を合算して判断されることもあります。
勤続年数1年未満の方がマイカーローンに申し込みするときのポイント

上述の通り、勤続年数1年未満の方は、マイカーローンの審査に通りづらいことがあります。
そのため、申し込み時には、下記の4つのポイントを押さえてみてください。
- ・勤続年数の条件を確認する
- ・金融機関の選択肢を増やす
- ・連帯保証人を立てる
- ・頭金を用意する
勤続年数の条件を確認する
まず確認しておきたいのが、マイカーローンの勤続年数に関する条件です。
マイカーローンにもよりますが、申込条件に勤続年数について記載されていることがあります。
勤続年数が1年未満でも申し込み可能なマイカーローンであれば、審査に通過できる可能性があるでしょう。
一方で、勤続年数1年以上や3年以上などと記載されているのであれば、申し込みをしても審査に落ちる可能性が高いと見られます。
金融機関の選択肢を増やす
申し込み前には、マイカーローンを受け付けている金融機関を比較することも大切です。
例えば、都市圏に展開する都市銀行と、地方に展開する地方銀行では、審査基準に違いが表れることがあります。
金利が低い代わりに厳格な審査基準を設けている金融機関も、それほど厳格でない審査基準を設けている金融機関もあるでしょう。
知名度の高い都市銀行だけに目を向けず、地元の地方銀行のような金融機関にも注目して、選択肢を増やしてみてください。
また、マイカーローンにこだわりすぎず、中古車販売店独自の自社ローンやディーラーローンを利用することもおすすめです。
連帯保証人を立てる
どうしてもマイカーローンの審査に通過したい場合は、連帯保証人を立てるのも1つの手です。
連帯保証人とは、借り入れた金額をマイカーローンの申込者が支払えなかった場合に、代わりに全て返済するという責任を負った人を指します。
例えば、両親や親戚などに連帯保証人になってもらえるのであれば、マイカーローンの審査に通りやすいといえるでしょう。
あるいは、審査に通りやすい両親の名義で中古車を購入してもらうのも選択肢といえます。
頭金を用意する
ある程度、貯蓄に余裕がある方は、頭金を用意することも考えましょう。
頭金とは、ローンを組む際に支払う、まとまったお金のことです。
最近では頭金を支払わずに車を購入できる場合が増えていますが、頭金を支払えば、そのぶん借入額を少なくすることが出来るため、審査に通過しやすい傾向があります。
頭金で支払える額の上限は販売会社によって異なるため、事前に確認しておくと良いでしょう。
頭金のメリットやデメリット、注意点などについて詳しくは、下記のコラムもチェックしてみてください。
中古車のローンを組むなら頭金は入れるべき?頭金なしとの違いも解説
勤続年数1年未満の方がマイカーローン申し込み時に気を付けたい注意点

勤続年数が1年に満たない方は、マイカーローンの申し込みをおこなう際、気を付けたいことがいくつかあります。
ここでは、4つの注意点について見ていきます。
- ・ローンの審査では正直に申告する
- ・申込条件を詳しく確認する
- ・本審査を申し込むマイカーローンを絞る
- ・金利や返済期間を確認する
ローンの審査では正直に申告する
マイカーローンの審査に通るために、審査項目には正直に申告するようにしましょう。
仮に、勤続年数や年収などを偽って申告してしまうと、発覚時に虚偽申告となり、審査に通らないほか、審査通過後に発覚すれば信用情報に傷が付くことも考えられます。
勤務先や勤続年数、年収や他に借り入れがないかなど、審査される項目は全て正直に申告しましょう。
申込条件を詳しく確認する
申込条件については、勤続年数以外の項目も詳しく確認してみてください。
勤続年数1年未満でも申し込み可能なマイカーローンでも、他の条件がクリアできていない場合、申し込みしても審査を通過することは難しいでしょう。
申込条件を詳しく見て、ご自身がそれらの条件を全てクリアしているか確認できてから、申し込みしてみましょう。
ご自身が借入れ可能か、いくらまで借りられるかが判断できないという方は、まずは相談するようにしましょう。
仮審査を申し込める場合は、利用してみるのもおすすめです。
仮審査をする場合は、検討している条件の中で一番高額な見積書で申請すると、本審査の際にスムーズです。
本審査を申し込むマイカーローンを絞る
本審査を申し込むマイカーローンは、複数ではなく1つに絞ると良いでしょう。
マイカーローンの申込状況は、信用情報機関に記録が残るためです。
短期間に複数のマイカーローンを申し込みしていると、経済的に困っていると判断される場合もあり、審査に不利になる可能性があります。
仮審査であれば問題ありませんが、本審査への複数の申し込みは落ちる可能性を高めてしまうため、1つのマイカーローンに絞って申し込むことが大切です。
金利や返済期間を確認する
金利や月々の返済期間に、無理がないか確認することも忘れないようにしましょう。
金利と返済期間の設定によって、月々の返済額が変わってくるためです。
金利とは、借り入れた金額に付く利息の割合(パーセンテージ)のことを指します。
金利は金融機関によって異なり、申し込み時から金利が変わらない固定金利制や、市場に連動して金利が上下する変動金利制などに分かれているため、よく確認することが大切です。
また、返済期間が短いほど、月々に返済する返済額も増えていきます。
どのような金利が設定されているか、返済期間が適切かなど、シミュレーションを通して確認するのがおすすめです。
必要書類は事前に揃えておく
契約の際には、本人確認書類や検討している車の見積書、収入証明書などの書類が必要です。
必要書類は金融機関によって異なるため、事前に確認して揃えておくようにしましょう。
勤続年数1年未満の方が選びたい選択肢

今すぐマイカーローンに申し込みをおこなう以外にも、さまざまな選択肢があることも覚えておくと良いでしょう。
ここでは、勤続年数が1年に満たない方が選べる選択肢について紹介します。
- ・勤続年数が1年を超えるまで待つ
- ・自社ローンやディーラーローンを活用する
- ・現金で中古車を購入する
勤続年数が1年を超えるまで待つ
時間に余裕がある方は、勤続年数が1年を超えるまで待つのも選択肢です。
金融機関によりますが、勤続年数が1年を超えれば、さまざまなマイカーローンが選択肢に入ります。
待つ間に資金が貯まり、頭金を支払う余裕も生まれ、よりマイカーローンの審査が通りやすくなるかもしれません。
月々の返済も無理なく支払えるようになるため、勤続年数1年に近い方は、勤続年数が1年を超えるまで待つことも考えてみてください。
自社ローンやディーラーローンを利用する
中古車購入時には、自社ローンやディーラーローンを利用することも検討してみましょう。
先述したように、自社ローンやディーラーローンの場合、販売店が独自の基準で審査を行うため、勤続年数が1年未満など信用情報や年収に不安がある方でも比較的通りやすい特徴があります。
手元にまとまった資金がない勤続年数1年未満の方でも、負担を抑えて中古車を購入可能です。
トヨタモビリティ神奈川では、ご自身の希望に合わせて様々な支払い方法を選択することができます。
「通常割賦プラン」は、お支払い回数3~96回までと、ご自身の状況に合わせて幅広く選択可能です。
96回払いであれば月々の支払い額を安く抑えることができ、就職したばかりなどで支払いの見通しが立てにくい方にもおすすめです。
「残価設定型クレジットプラン」は、設定した残価を除く返済額を分割して返済できるため、月々の返済額を抑えられます。
「残額据え置き払いプラン」は、支払い回数2回で、購入から3年後に予想下取り価格の残額を支払うプランです。
「残価設定型クレジットプラン」と「残額据え置き払いプラン」は、お支払いの最終回に必ずしも残価や残額を支払う必要はなく、乗り換えることも手放すことも可能なプランです。
トヨタモビリティ神奈川でご用意している分割払い(割賦)プランについては、こちらから詳しくご確認いただけます。
お支払いプラン
現金で中古車を購入する
まとまった資金を用意できる方は中古車を現金で購入することも検討してみると良いでしょう。
中古車は新車よりもお手頃な価格で購入しやすいというメリットがあります。
年式が新しい中古車や、上位グレードの中古車などは車両価格も高くなる点に注意が必要ですが、軽自動車やコンパクトカーなど、購入費や維持費がより安く抑えやすい中古車から選ぶようにしてみてください。
まとめ

この記事では、ローンは勤続年数1年未満の方でも組めるか、マイカーローン申し込み時のポイントや、気を付けたい点などについて、詳しくご紹介しました。
勤続年数1年未満の方は、金融機関によってはマイカーローンを組めることもありますが、審査に通りにくいことは覚えておきましょう。
そのため、申し込み時には詳しく条件を確認し、連帯保証人や頭金などを用意するなどの対策がおすすめです。
審査に通るか不安が残る方は、自社ローンやディーラーローンを視野に入れたりして、ご自身に合った方法で中古車を購入してみてください。
トヨタモビリティ神奈川が扱う中古車情報は、こちらからご確認頂けます。
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