栗田園さんに伺ったお話“中国の緑茶は透明に近い?”【第3話】
2018.08.13
こんにちは!
ブログ「神奈川 大好き!だって“生まれも育ちも働く場所も神奈川県」のウッチです!
今、夏休みで東北に来ておりますが、全然涼しくありません…。
残念ながら、避暑地と呼ばれる楽園は日本にはもう無いのかもしれません。
ところで、お茶の老舗 栗田園への取材で
「中国にも緑茶があるんだけど、色が薄いんだよ」という事を聞き、
日本茶は深い緑色をしているのに何が違うのだろう?と興味を持ちました。
今回はそのことについて私なりに調べた事をお話させて頂きます。
中国茶というとウーロン茶を思い浮かべるかもしれませんが、“緑茶(リュウチャ)”と
呼ばれるものがあり、実は中国で飲まれている中国茶消費量の80%を占めているそうです。
茶葉は、摘んだ瞬間から酸化酵素の働きによって発酵が始まります。
日本茶は摘んですぐ茶園の近辺で蒸すことで酸化酵素の活性を止め、鮮やかな緑色を
保ったままで流通しています。
一方、中国茶の場合、国土が広く茶葉を運ぶ時間がかかってしまう、茶園近くで熱処理が
できない、という理由で発酵が進んでしまい、緑色の成分である葉緑素(クロロフィル)が壊れてしまうそうです。
そのため、中国の緑茶は沸かすとほとんど透明に近い緑色をしています。
日本茶は苦味や旨味成分が壊れていないため、お茶本来の「味」を楽しめます。
一方、中国茶は酸素とお茶の成分が多く交わることで作られる「香り」を楽しむことが
できるのです。
元々の茶葉が同じでも、国土の特徴や茶葉の扱い方に違いがあるからこそ、出来上がるお茶に違いが生まれ、楽しみ方が広がるんですね。
神奈川県にはこの中国茶が手軽に手に入る場所があります!そう横浜中華街!
普段から飲みなれている日本茶と中国茶との味や香りのちがいを楽しむ、という
優雅な時間をたまには過ごしてみてはいかがでしょうか?


左:日本のお茶 右:中国のお茶
次回は「お茶は飲むものではなく、食べるもの?!」をご案内させて頂きます。
ブログ「神奈川 大好き!だって“生まれも育ちも働く場所も神奈川県」のウッチです!
今、夏休みで東北に来ておりますが、全然涼しくありません…。
残念ながら、避暑地と呼ばれる楽園は日本にはもう無いのかもしれません。
ところで、お茶の老舗 栗田園への取材で
「中国にも緑茶があるんだけど、色が薄いんだよ」という事を聞き、
日本茶は深い緑色をしているのに何が違うのだろう?と興味を持ちました。
今回はそのことについて私なりに調べた事をお話させて頂きます。
中国茶というとウーロン茶を思い浮かべるかもしれませんが、“緑茶(リュウチャ)”と
呼ばれるものがあり、実は中国で飲まれている中国茶消費量の80%を占めているそうです。
茶葉は、摘んだ瞬間から酸化酵素の働きによって発酵が始まります。
日本茶は摘んですぐ茶園の近辺で蒸すことで酸化酵素の活性を止め、鮮やかな緑色を
保ったままで流通しています。
一方、中国茶の場合、国土が広く茶葉を運ぶ時間がかかってしまう、茶園近くで熱処理が
できない、という理由で発酵が進んでしまい、緑色の成分である葉緑素(クロロフィル)が壊れてしまうそうです。
そのため、中国の緑茶は沸かすとほとんど透明に近い緑色をしています。
日本茶は苦味や旨味成分が壊れていないため、お茶本来の「味」を楽しめます。
一方、中国茶は酸素とお茶の成分が多く交わることで作られる「香り」を楽しむことが
できるのです。
元々の茶葉が同じでも、国土の特徴や茶葉の扱い方に違いがあるからこそ、出来上がるお茶に違いが生まれ、楽しみ方が広がるんですね。
神奈川県にはこの中国茶が手軽に手に入る場所があります!そう横浜中華街!
普段から飲みなれている日本茶と中国茶との味や香りのちがいを楽しむ、という
優雅な時間をたまには過ごしてみてはいかがでしょうか?


左:日本のお茶 右:中国のお茶
次回は「お茶は飲むものではなく、食べるもの?!」をご案内させて頂きます。