安全に経費削減。社用車をリースする時によくある失敗と対処法
2021.10.01
社用車の導入を検討されている方の中には、購入とカーリースのどちらを利用すべきか悩まれている方も多いのではないでしょうか。
リースを利用する場合、メリットを把握することで経費削減を実現し、お得に社用車の導入を実現できますが、詳細を理解せずに利用してしまうと失敗してしまう可能性もあります。
そこで今回は、社用車をリースする時によくある失敗とその対処法についてご紹介していきます。
【経費削減したい方必見】社用車をリースする時によくある失敗
はじめに、社用車をリースする時によくある失敗について以下の4つをご紹介します。
- 中途解約で違約金がかかる
- 修理・改造をしてしまう
- 契約終了時に清算金が必要になる
- 契約したものの乗る機会が少なく、費用だけがかかる
それぞれ詳しく説明していきますので、社用車で経費削減をしたい方はぜひご参考になさってください。
┃1.中途解約で違約金がかかる

社用車をリースする場合は、基本的に契約期間中に解約することができません。
月々の利用料金を抑えるために契約期間を長くしたいという方もいらっしゃいますが、反対に、リモートワークなどの導入で社用車をあまり利用しなくなるケースも考えられるでしょう。
社用車を購入した場合は下取りに出すことができますが、社用車をリースした場合では中途解約をすることができないため、社用車の費用が負担になる可能性もあります。
どうしても解約したい場合は違約金を支払う必要があるため、リース契約をする場合は、途中解約をする可能性がないのかを考慮した上で契約するようにしましょう。
┃2.修理・改造をしてしまう

社用車をリースする際、車の所有権はリース会社が所有するため修理や改造を行うことはできません。
改造はもちろん、故障してしまった場合の修理なども勝手に行ってはいけないため、万が一故障が発生した場合は、リース会社に連絡して修理業者を自身で手配するのか、リース会社に任せるのかなどリース会社の指示に従うことが必要です。
リース会社次第で指示内容に差がありますので、契約する際には事故や故障が発生した際に、どのように対応してもらえるのかも気にすると良いでしょう。
神奈川トヨタ自動車でのリースは事故時も安心
プランにもよりますが、神奈川トヨタ自動車の場合は、車両管理にかかるあらゆる業務を代行しています。
そのため、万が一事故などに巻き込まれた際も、安心してリースサービスをご利用いただくことができます。
┃3.契約終了時に清算金が必要になる

カーリースは、車両価格から中古車予想価格にあたる予定残存価格を除いた金額を、月々の利用料金として支払う仕組みになっています。
例をあげると、契約時の車両価格が300万円の車を5年契約で導入し、5年後の予定残存価格を100万円とした場合、車両価格(300万円)から予定残存価格(100万円)を差し引いた200万円を月々定額で5年間支払うというものです。
ですので、毎年40万円(200万円/5年)、月々に換算すると約3万円(40万円/12ヶ月)ずつを利用料金として支払うことになります。
しかし、一般的なカーリースでは契約期間中に走行できる距離に上限が設けられており、上限を超えて社用車を使用してしまうと、契約終了時に超過した分の清算金を支払わなければいけません。
また、契約終了時に行われる査定で、社用車の査定額が予定残存価格を下回った場合は、差額分を清算金として支払うことも必要です。
このように、契約時に十分に確認しなかったことが原因で思わぬ損失をすることもあるため、リースを利用する際は失敗のないように準備する必要があります。
┃4.契約したものの乗る機会が少なく、費用だけがかかる

契約したものの社用車に乗る機会が少なく、コストパフォーマンスが悪くなるというのも、社用車のリースでよくある失敗です。
月に数回しか乗らないのであれば、タクシーを利用したほうが安く済むケースもあるでしょう。
先述したように、社用車をリースする場合は基本的に中途解約をすることができないため、月にどのくらいの頻度で社用車を利用するかということも考慮してから、会社にとってベストな選択をするようにしましょう。
安全に経費削減!社用車のリースでよくある失敗への対処法とは
次に、社用車を導入して安全に経費削減するために、社用車のリースでよくある失敗への対処法について2つご紹介します。
┃1.契約内容・期間は慎重に選ぶ

1つ目の対処法は「契約内容・期間は慎重に選ぶ」ことです。
先述したようにカーリースは走行距離に上限が設けられるため、上限を超えて走行したことが原因で残存価格が下がってしまうケースがよくあります。
また、契約するプランによって支払う金額も異なり、税金や保険、メンテナンス、車検、事故対応などにおけるサポートの有無も変わってきます。
- 「契約期間中にいくら支払う必要があるのか」
- 「走行距離の上限はどのくらいか」
- 「車検や事故対応など、どこまでサポートしてもらえるのか」
これらの内容を契約前にきちんと確認しておくことで、無駄な出費を抑え、経費を削減することが可能です。
会社の将来も見据えながら契約内容や期間を慎重に選ぶようにしましょう。
┃2.残価設定を確認する

2つ目の対処法は「残価設定を確認する」ことです。
社用車をリースする際は、残価設定についても確認しておくようにしましょう。
残価が高く設定されていると、それだけリース料金が少なくなるため月々に支払う料金を抑えることができます。
しかし、残価が高く設定されていた分、契約終了時に予定残存価格を大きく下回り、多額の清算金を支払わなければいけないというリスクも存在します。
そのため、残価設定についても確認した上で契約に臨むことが大切です。
リースでよくある失敗と対処法を参考に、社用車の経費削減を!
今回は社用車をリースする時によくある失敗とその対処法についてご紹介しました。
社用車のリースには制約もあるため、メリットを活かすためには詳しく把握して適切に利用する必要があります。
制約といっても難しいものではありませんので、内容を十分に理解し、経費削減に活かしてみてはいかがでしょうか。