
公開日2025.6.2
4車種が出揃った新型クラウンシリーズ。特徴や価格をまとめて比較!

ついにクラウンシリーズの4車種が出揃いました。
今回は新型クラウンエステートを含めた、クロスオーバー、スポーツ、セダンの特徴や価格をそれぞれ比較しながら紹介していきます。
クラウンシリーズとは
1955年に誕生したクラウン は、日本の経済発展と共に歴史を重ね、2025年に70周年を迎えます。
トヨタの「革新と挑戦」のDNAはこれまで幾度もの改良を重ねても引き継がれ、セダンありきでない異なる個性を持つ4つのモデルをクラウン群として、新たに誕生しました。
新型クラウンシリーズは、「クロスオーバー」「スポーツ」「セダン」「エステート」の4車種で、これまでのボディ形状や駆動方式の固定観念にとらわれることなく、多様化する価値観に寄り添って設計されています。
クラウンシリーズの特徴
ここからは、クラウンシリーズの特徴について、発売順にご紹介していきます。
クラウンクロスオーバーの特徴

クラウンクロスオーバーは「セダンを越えるセダン」として進化した、セダンとSUVを融合させたスタイルが特徴です。
流れるようなクーペスタイルと大径タイヤを履いた力強さが特徴で、リフトアップしたボディからは良好な視界が開けます。
ラウンジのようなゆったりとした空間を目指し、全席特等席を叶えました。
走りの特徴としては、目線のぶれないフラット感と振動の少ない落ち着いた乗り心地を追求。
意のままに操ることができる操縦性と安定性、そして心地良さを提供します。
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クラウンスポーツの特徴

クラウンスポーツは、俊敏でスポーティな走りが楽しめる新しい形のスポーツSUVです。
大きく張り出したリヤフェンダーが特徴的な5ドアボディに目を奪われます。
パワートレーンはHEV(ハイブリッド)とPHEV(プラグインハイブリッド)の2種類で、どちらも4WDです。
よりドライブを楽しめるよう、状況に応じて減衰力を制御するシステム「AVS」を採用しています。
しなやかに動くサスペンションが、意のままに操る楽しさとコーナリング時の安定感をもたらします。
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クラウンセダンの特徴

クラウンセダンは、プライベートにもビジネスにも応えるニューフォーマルセダンです。
威厳を感じさせる堂々とした風格を備え、美しい佇まいは初代クラウンからの系譜を継ぐ正統派セダンです。
ゆとりを充分にもたせた後席空間は、ゲストをもてなし、移動する時間に心安らかなくつろぎをもたらします。
パワートレーンはHEV(ハイブリッド)とFCEV(燃料電池)を用意 。
FCEVではスムーズなパワーと静粛性を実現しています。
走れば走るほど空気をクリーンにするFCEVは、カーボンニュートラルにも貢献します。
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クラウンエステートの特徴

クラウンエステートは機能的なSUVとしてアクティブライフを楽しめる、ワゴンとSUVを融合した車として、2025年3月に発売 しました。
ダイナミックで伸びやかなプロポーションが特徴で、上質な乗り心地と余裕のある走りが楽しめます。
パワートレーンはPHEV(プラグインハイブリッド)とHEV(ハイブリッド)の2種類です。
ロングドライブにおいても快適な乗り心地と操縦安定性を高い次元で両立し、細かい振動を抑えた滑らかさと、キビキビとした軽快な操舵性を実現しました。
また、後席を倒すと約2mにも及ぶフルフラットな空間を備えていることも大きな特徴です。
スキーやスノーボード、テントなどのアウトドアグッズや大型の楽器などもゆとりを持って積み込めます。
車中泊にも十分な広さで、大人のアクティブライフの新たな可能性を感じさせる1台です。
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新型クラウンシリーズの比較
ここからは以下の4つの観点から4車種を比較していきます。
・サイズ
・荷室容量
・燃費性能
・価格
サイズ

まずはサイズを比較してみましょう。
全長 | 全幅 | 全高 | |
クラウンクロスオーバ ー | 4,930mm | 1,840mm | 1,540mm |
クラウンスポーツ | 4,720mm | 1,880mm(※1) |
「RS」1,570mm 「Z」1,565mm |
クラウンセダン | 5,030mm | 1,890mm | 1,475mm(※2) |
クラウンエステート | 4,930mm | 1,880mm(※3) | 1,625mm |
全長を比較すると、俊敏な走りを得意とするクラウンスポーツが短く、ゆとりのある空間を重視するクラウンセダンが長くなっています。
また、全高に関しては、アクティブなSUVスタイルを取り入れているエステートが一番高く、車中泊などをした際にもゆったりと感じられるでしょう。
(※1)充電ポート(充電リッド)を全開にした状態の最大値は、2,155mmとなります。(社内測定値)
(※2)パノラマルーフを装着した場合、全高は1,480mmとなります。
(※3)充電ポート(充電リッド)を全開にした状態の最大値は、2,130mmとなります。(社内測定値)
荷室容量

次に荷室容量を比較します。
荷室容量 | |
クラウンクロスオーバー | 450L(※1) |
クラウンスポーツ | 397L |
クラウンセダン |
450L(HEV) 400L(FCEV) |
クラウンエステート | 570L(※2) |
4車種を比較すると、クラウンエステートの荷室が一番広く、荷室としてだけでなく、くつろぎのスペースとしても使えるようにデザインされていることが分かります。
クラウンエステートにはデッキチェアやデッキテーブルも用意されているため、ラゲージスペースでの時間をより快適に過ごせるよう配慮されています。
(※1)スペアタイヤを選択した場合、432Lになります 。
(※2)スペアタイヤを選択した場合、506Lになります。
燃費性能

ここからは燃費性能 を比較します。
グレード | 燃費(WLTCモード) | |
クラウンクロスオーバー | 「RS」HEV | 15.7km/L |
「Z」HEV | 22.2km/L | |
「G」HEV | 22.4 km/L | |
「X」HEV | 22.4 km/L | |
クラウンスポーツ | 「RS」PHEV | 20.3km/L |
「Z」HEV | 21.3km/L | |
クラウンセダン | 「Z」HEV | 18.0km/L |
「Z」FCEV | 148km/kg | |
クラウンエステート | 「RS」PHEV | 20.3km/L |
「Z」HEV | 20.0km/L |
燃費性能を比較すると、クロスオーバーの燃費性能が最も高くなっています。
これはハイブリッドモデルの場合で、クラウンシリーズは車種によってPHEVやFCEVなど多様な選択肢を用意しています。
たとえば、クラウンセダンのFCEV(燃料電池)車はガソリンを使用せず、水素と酸素の化学反応によって発電し、モーターを回します。
水素の充填がガソリンでいう給油の役割を果たし、一充填走行距離は約820km です。(※1)
また、PHEVでは外部から充電してのEV走行が可能です。
ハイブリッド車と比較すると車両価格が高い傾向がありますが、補助金を利用できれば費用を抑えて購入できるほか、充電環境が整っていればガソリン走行よりも燃料代を抑えることができ、経済的に走行したい方におすすめです。
(※1)水素ステーションの充填能力によっては、高圧水素タンク内に充填される水素搭載量が異なり、お客様の使用環境(気象、渋滞等)や運転方法(急発進、エアコン使用等)に応じて燃料消費率は異なるため、実際の距離も異なります。
価格

最後にクラウンシリーズの価格 は以下の通りです。
グレード | 価格(税込) | |
クラウンクロスオーバー | 「RS」HEV | 6,700,000円 |
「Z」HEV | 5,950,000円 | |
「G」HEV | 5,150,000円 | |
クラウンスポーツ | 「RS」PHEV | 7,650,000円 |
「Z」HEV | 5,900,000円 | |
クラウンセダン | 「Z」HEV | 7,300,000円 |
「Z」FCEV | 8,300,000円 | |
クラウンエステート | 「RS」PHEV | 8,100,000円 |
「Z」HEV | 6,350,000円 |
クラウンクロスオーバーは他の車種と比べるとグレード展開が豊富で、予算やニーズに合わせて選べます。
また、クラウンシリーズの中ではお求めになりやすい価格設定です。
全体を比較すると、HEVに比べてFCEVやPHEVの方が車両価格は高くなっていますが、先述したようにエコカー減税やCEV補助金の対象となった場合には優遇が受けられ、通常よりも安く購入できます。
詳しくは以下のページをご確認ください。
お気に入りのクラウンはどれ?
今回はクラウンシリーズ4車種をまとめて比較しました。
クラウンシリーズの購入を検討されている方はぜひ参考にしてみてください。
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