公開日2026.7.25
【クラウンエステートとbZ4Xツーリング】伝統と革新が交差する2台を徹底比較
トヨタの豊富な車種ラインアップのなかで、長い歴史を積み重ねながら時代の変化に合わせて進化してきた「クラウン」と、トヨタの電気自動車(BEV)の先駆けとして登場した「bZ4X」。
この2つの流れから生まれた注目モデルが、クラウンエステートとbZ4Xツーリングです。
クラウンエステートは、伝統あるクラウンらしさに、ワゴンとSUVを融合させた新しいスタイルを取り入れ、上質さと高い実用性を兼ね備えたモデルとして注目を集めています。
一方のbZ4Xツーリングは、先進的な電気自動車でありながら、日常の使いやすさや走る楽しさをとことん追求した1台です。
今回は、その2台を、サイズ・スペック・価格といった気になるポイントごとに比較し、どんな人に向いているかをご紹介します。
【モデル概要】それぞれの特徴と魅力
まずは、比較する2台がどのようなクルマなのか、それぞれの基本をおさえておきましょう。
2台ともトヨタの新しい技術が詰まったSUVですが、それぞれに違った個性を持っています。
【クラウンエステート】上質さと使いやすさを両立した、ワゴン×SUV
クラウンエステートは、トヨタを代表する高級車「クラウン」シリーズの1つとして登場したモデルです。
これまでのクラウンが大切にしてきた乗り心地の良さや上質さをしっかりと受け継ぎながら、SUVの力強さとワゴンの使い勝手の良さが加わることで、アクティブな暮らしを叶えられます。
パワートレーンには、2.5Lエンジンをベースとしたハイブリッド(HEV)と、プラグインハイブリッド(PHEV)の2種類を用意。
どちらもE-Fourが標準装備となっており、安定した走りと環境性能を両立しています。
【bZ4Xツーリング】荷物がたっぷり積める、新しいBEV
一方のbZ4Xツーリングは、先進の電気自動車「bZ4X」の使い勝手をさらに高めた、新しい形のSUVです。
ベースとなったbZ4Xと比べて、長さ(全長)を140mm広げたことで、ラゲージスペースが約1.4倍へと大きくアップしています。
これによって、荷物が多くなりがちなファミリーでの普段使いはもちろん、キャンプなどのアウトドアレジャーや旅行でも、スペースを気にせず荷物を積み込めるようになりました。
電気自動車ならではの静かで滑らかな加速に加え、四輪がしっかりと路面を捉えて走るため、街乗りはもちろん、雨の日のドライブやオフロードでも快適にドライブを楽しめるのが大きな魅力です。
【サイズ比較】ボディサイズと荷室の広さはどう違う?
クルマ選びでまず気になるのが「ボディサイズ」ではないでしょうか。
日々の運転のしやすさはもちろん、車内の過ごしやすさにも関わるほか、ラゲージスペースの広さは荷物の積みやすさににも大きく関わってきます。
2台のサイズを一覧表で比べてみましょう。
| クラウンエステート | bZ4Xツーリング | |
| 全長 | 4930mm | 4830mm |
| 全幅 | 1880mm | 1860mm |
| 全高 | 1625mm | 1675mm |
| 乗車定員 | 5名 | 5名 |
| 最小回転半径 | 5.5m | 5.6m |
| 室内長 | 1930mm | 1935mm |
| 室内幅 | 1540mm | 1500mm |
| 室内高 | 1200mm(※1) | 1145mm |
| ラゲージ容量 | 約570L | 619L (※2) |
(※1)パノラマルーフを装着した場合、室内高は1150mmとなります。
(※2)VDA法による社内測定値。数値はアジャスタブルデッキボード下段時の数値です。リヤシート格納時は1,240Lとなります。(VDA法による社内測定値)
数値を見てみると、クラウンエステートは全長と全幅がひと回り大きく、どっしりと存在感がありながら美しいプロポーションが特徴です。
一方で、bZ4Xツーリングはクラウンエステートよりも全長が10cm、全幅が2cmコンパクトですが、全高が5cm高くなっています。
また、最小回転半径はどちらも大きく変わらず、大きめなボディサイズでも扱いやすく、街中での運転も無理なくこなせます。
さらに注目したいのが、室内の広さです。
bZ4Xツーリングは、薄型の電池パックをアンダーボディに配置することで、足元にゆとりある空間が生まれ、広々とした室内空間を確保しています。
ゆったりとした室内空間と大容量の荷室スペースを実現しています。
スペック比較:走り・環境性能・実用性
クラウンエステートのパワートレーンは、2.5LハイブリッドとPHEVの2つから選択可能です。
ハイブリッドは20.3km(WLTCモード)という優れた低燃費が魅力です。
これまで通りのガソリン車と同じ感覚で乗れるため、どんな人でも扱いやすいというメリットがあります。
PHEVでは通常のハイブリッド走行に加え、EVモードで最大89kmの走行が可能です。
毎日の送り迎えや買い物などの普段の移動はほとんど電気でまかなうことができ、遠出するときはガソリンを使って走行できるため、長距離ドライブでも安心感があるという点が大きなメリットです。
対してbZ4Xツーリングは、ガソリンを一切使用しない電気自動車です。
1回の満充電で走れる距離(一充電走行距離)は、FWDで約734km(WLTCモード)、4WDでも約690km(WLTCモード)と、日常使いでは十分な実用性を備えています。
日々の通勤や買い物はもちろん、高速道路のサービスエリアなどにある急速充電にも対応しているので、遠出の際も安心です。
【価格帯比較】どちらが自分に合った選択になる?
ここからは、購入するうえで大切な判断基準のひとつとなる価格を比較していきます。
| モデル名 | グレード / 駆動方式 | 車両本体価格(税込) |
|---|---|---|
| クラウンエステート | ESTATE Z(HEV) | 6,350,000円 |
| ESTATE RS(PHEV) | 8,100,000円 | |
| bZ4Xツーリング | Z(FWD) | 5,750,000円 |
| Z(4WD) | 6,400,000円 |
どちらも高価格帯の車種ではありますが、特にクラウンエステートは「クラウン」の名にふさわしい上質なインテリアや、長距離を快適に移動できるという優れた乗り心地が特徴です。
PHEVモデルは800万円を超えますが、普段は電気・遠出はガソリンという「いいとこ取り」ができる最新システムに加え、国からのCEV補助金やエコカー減税などの税制優遇が受けられるというメリットもあります。
一方でbZ4Xツーリングは4WDモデルでも640万円と、クラウンエステートのハイブリッドモデルとほぼ変わらない価格に抑えられている点が大きな魅力です。
こちらも同様にCEV補助金をはじめとした税制優遇が受けられるため、実質負担額を抑えられるというメリットがあります。
さらに、購入するときの予算だけでなく、補助金や燃料などの毎月の維持費までトータルで考えるのがおすすめです。
日常の使い勝手は?それぞれどんな人に向いているか
ここでは、それぞれのモデルがどのような使い方に適しているのか、またどんな方に向いているのかを整理していきます。
クラウンエステートがおすすめな人
• 極上の乗り心地と、荷物の積みやすさを両立したい方
荷物はたくさん積みたいけど、セダンのような乗り心地や高級感も諦めたくないという方にぴったりです。
• 普段は電気、遠出はガソリンと柔軟に使い分けたい方
毎日の送り迎えや買い物は、自宅で充電した電気だけで走行し、週末のロングドライブはガソリンを使ってハイブリッドカーとしてといった便利さを生活に取り入れたい方に向いています。
•充電インフラが不安という方
PHEVは、万が一バッテリーが減ってもガソリンで走り続けられる安心感があるため、旅先での充電の手間を気にせず、いつでもどこへでもアクティブに出かけたいという方におすすめです。
bZ4Xツーリングがおすすめな人
• BEVならでは走りの静粛性・加速性能を楽しみたい方
アクセルを踏んだ瞬間に滑らかに加速する気持ちよさや、優れた静粛性を求める方に最適です。
• 荷室や室内の広さを重視するアクティブなライフスタイルの方
クラウンエステート以上の大容量な荷室を備えているため、キャンプギアや旅行カバンなど沢山荷物を積み込みたい方におすすめです。
• 充電環境が整っている方
自宅での充電環境を整備できる方は、燃料費が安く済むという経済的なメリットを活かすことができます。
選び方はライフスタイル次第
クラウンエステートとbZ4Xツーリングは、どちらも異なる価値観を持つ2台です。
これまでの高級車の良さをそのまま引き継ぎ、抜群の安心感と上質な乗り心地のなかでガソリンと電気を賢く使い分けられるのが「クラウンエステート」。
一方で、電気自動車ならではの圧倒的な静かさと気持ちの良い走りを楽しみながら、広い荷室を活かしてアクティブに毎日を遊び尽くせるのが「bZ4Xツーリング」です。
ボディサイズや価格、走りのシステムや毎日の使い勝手など、今回ご紹介したポイントをぜひ参考にしてみてください。
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