公開日2026.9.28
中古車選びで年式はなぜ重要?年式の調べ方や年式以外にチェックすべき項目を解説
中古車を購入するときや、車を手放すときなどに、重要なポイントとなるのが年式です。
しかし、車の購入や売却が初めてだと、年式の調べ方に困るほか、中古車の購入の際にはどの年式を選べばいいのかなど、困ることもあるかもしれません。
この記事では、年式の意味や調べ方、中古車購入時に年式と併せてチェックするべき項目などについて、詳しくご紹介します。
車の年式が指すものとは?
車の年式とは、「初度登録年月(初度検査年月)」を指します。
初度登録年月とは、その車が運輸支局で初めて登録(初度登録)され、ナンバープレートの交付を受けた年月のことです。
軽自動車の場合は、軽自動車検査協会で初めて検査及び登録をおこなうため、初度検査年月と呼ばれます。
日本では初度登録年月を年式と呼ぶのが一般的ですが、輸入車の場合は製造年月が年式を表している場合もあります。
製造年月とは、自動車工場で車の製造・組み立てが行われた年月のことです。
また、一般的に年式が古い車は「低年式車」、新しい車は「高年式車」と呼ばれています。
登録年月との違い
登録年月は自動車検査証(車検証)が交付された年月日を意味します。
登録年月は、住所変更や名義変更などの手続きで更新されます。
車検証には初度登録年月の隣に記載されているため、間違えないよう注意が必要です。
車の年式の調べ方は?
では、実際に車の年式はどのように調べるのでしょうか。
ここでは、車の年式の調べ方について解説します。
ご自身の車の年式を確認する場合
ご自身が今乗っている車の年式を調べる方法は、車検証を見ることでわかります。
車検証の上側に、初度登録年月(初度検査年月)の記載があります。
車検証は、2023年1月から電子化されて電子車検証に変わっていますが、確認の方法は変わりません。
電子車検証で確認できない場合は、車検証閲覧アプリを使うことで確認可能です。
いずれにしても、中央側に記載されている登録年月と見間違わないよう、注意しましょう。
なお、輸入車でもディーラーによる正規輸入車であれば、初度登録年月と製造年月はほとんど一致します。
ただし、並行輸入車は、個人や輸入代行業者などが海外で買い付けており、日本で初度登録された日と製造年月にズレが生じることがあるため、モデルイヤー(MY)や型式で確認する必要があります。
中古車の年式を確認する場合
中古車の年式の調べ方は、基本的に中古車販売店のサイト上で中古車ごとに公開されているため、中古車情報を見れば確認できます。
サイトによっては、年式を条件設定して検索もできるため、希望している年式があれば、設定して絞り込んでみてください。
また、購入後は、新車と同様に車検証で確認可能です。
納車の際に車検証も渡されるため、購入後に年式の情報が必要な場合はチェックしてみましょう。
車両保険の加入手続きで納車前に年式を知りたい場合は、中古車販売店に確認すると確実です。
中古車情報をチェックする
※在庫車の状況は日々変動します。予めご了承ください。
車の年式はなぜ知る必要がある?年式が与える影響
なぜ車の年式を知っておくと良いのか、その理由を詳しく知らない方もいるかもしれません。
ここでは、車の年式を知っておきたい理由を紹介します。
中古車の価格に影響する
年式の調べ方を押さえておく必要があるのは、年式によって中古車の価格に差が生じるためです。
年式は、その車がどれほど新しいかを判断する基準になります。
年式が新しければ状態が良いことが期待できるため、価格は上がる傾向があります。
なお、初度登録から3年以内の車は高年式車、7年以上経過している中古車は低年式車と呼ばれることが多いです。
しかし、高年式車や低年式車に明確な定義はなく、中古車販売店によって表現が異なります。
そのため、高年式という言葉だけで判断せず、年式に加えて、実際の車の状態をご自身の目で確認することが大切です。
高年式や低年式だけでなく、「○年落ち」といった用語についても知りたい方は、「中古車を買うなら何年落ちがおすすめ?選び方のポイントや注意点」のコラムもチェックしてみてください。
車両保険の契約に影響する
中古車の年式は、車両保険の契約内容にも影響します。
設定できる車両保険金額の上限は、その車が持つ現在の市場価値(時価)によって変わるためです。
車両保険に加入していると、交通事故や盗難、災害など、契約内容に記載された損害を受けた際に、補償として保険金が支払われます。
しかし、年式が古く、市場価値が著しく低い場合は、受け取れる車両保険金額の上限も下がってしまいます。
車に市場価値がほとんど残っていない場合は、一部の補償や特約の対象外となるほか、そもそも車両保険に加入できないといったケースがあるため、注意が必要です。
税金も変わる
年式によりますが、税金が変わることもあります。
一部例外はありますが、自動車税(種別割)と軽自動車税(種別割)は初度登録から13年、自動車重量税は初度登録から13年または18年を経過したタイミングで、税負担が重くなるためです(重課)。
現在の自動車税制は、地球温暖化防止の観点から、車の環境性能を考慮して税額が決定されています。
年式が新しい車ほど、環境性能に優れ環境負荷を抑えやすい一方、年式が古い車は、環境負荷が高くなる傾向があります。
そのため、初度登録から13年または18年に近い中古車を購入すると、将来的に税金の負担が増えてしまうことがあるのです。
安全性、性能に違いが出る
年式は中古車の安全性能にも関わります。
安全装備は車種によっても異なりますが、年式が新しい場合、衝突被害軽減ブレーキといった安全装備も新しく、より多くのシーンに対応するなど機能が充実していることが期待できます。
また、走行距離が少ないことや、部品の摩耗や経年劣化が抑えられていることも期待できるでしょう。
燃費性能についても、年式が新しい車ほど向上しており、先進安全装備や快適装備も充実している傾向があります。
一方で、年式が古い場合は、発売当時は安全装備が最新であっても、最新の技術と比較すると性能が劣るかもしれません。
また、部品の摩耗や経年劣化により、本来の走行性能に影響が生じている可能性もあり、注意が必要です。
手放す車の査定額に変化
車の年式が大事な理由の一つは、ご自身が手放す車の査定額に影響があるためです。
下取りや買取りなどの査定では、年式が新しく、走行距離が少ない良質な車ほど、評価が高くなる傾向があります。
また、車検が切れるタイミングは節目と捉えられており、査定額の変わるタイミングといわれます。
車検が切れるタイミングに差し掛かると、3年落ちや5年落ち、7年落ちなどと呼ばれ、査定額に影響することが多いでしょう。
年式を把握できていれば、3年や5年に差し掛かる前に、早めに手放すといった対策ができます。
年式に関する中古車選びのポイント
年式を調べた後は、年式を中古車選びに役立てていきましょう。
ここでは、年式に関する中古車選びのポイントを詳しく見ていきます。
年式ごとのメリットやデメリットを押さえる
中古車選びでは、高年式と低年式、それぞれのメリットとデメリットを理解しておくことが大切です。
上述の通り、高年式車であるほど、安全装備や快適装備の充実度、環境性能の高さなどが期待できます。
しかし、高年式な車ほど、車両価格は高くなる傾向があります。
一方で、低年式車は価格が比較的手頃です。
納車に備えたメンテナンスがしっかりとおこなわれていれば、低年式車でも走行には問題ありません。
しかし、安全装備や快適装備、環境性能などの面で、高年式車に敵わないため、予算と求める性能を比較し、ご自身に合っている条件をしっかり比較したうえで選んでみてください。
また、低年式車を選ぶ場合は、購入後のトラブルを防ぐためにも、納車に備えたメンテナンスをしっかりおこなってくれる中古車販売店を選ぶことも重要なポイントです。
走行距離と年式をセットで確認する
中古車を見る際は、年式だけでなく走行距離とのバランスをセットで確認するのがおすすめです。
走行距離と年式を見れば、車の状態がおおよそ予想できるためです。
中古車市場では一般的に、「1年あたり8,000~10,000km」の走行距離が、状態の良い中古車の目安とされています。
1年あたりの走行距離は、例えば、初度登録年月からの経過年数が4年であれば、走行距離を4で割れば、おおよそ1年で走ってきた距離を算出できます。
高年式であっても過度に走行距離が多い車は注意が必要です。
ご自身の予算に合わせ、年式と走行距離の適切なバランスを考えてみてください。
維持費を考慮する
購入後の維持費も年式で変化があるため、注意しながら選んでみてください。
具体的に見ておきたいのが、税金と燃費性能です。
上述の通り、初度登録から13年または18年が経過すると、税金が重課に変わる節目に差し掛かります。
検討している中古車がこれらの節目に近いのであれば、将来的に維持費が上がることを考慮する必要があるでしょう。
また、低年式車であれば、燃費性能も当時のままのため、日々のガソリン代にも影響があります。
「支払総額がお手頃だから」という理由で選ぶのではなく、税金やガソリン代、メンテナンス費用までを含めたトータルの維持費を想定することが、失敗しないコツといえます。
トヨタモビリティ神奈川では、トヨタ認定中古車を取り扱っています。
トヨタ認定中古車は、点検整備項目が約60項目、オイルやワイパーゴムなどの消耗部品も交換済みです。(※1)
1年間走行距離無制限の「ロングラン保証」が付き、年式を問わず全国の中古車取扱店舗で保証修理が受けられます。(※2)
しっかり納車に備えてのメンテナンスがおこなわれており、保証修理を受けられる安心感、そして消耗部品の交換時期を気にする必要がないため、安心して中古車を購入したい方におすすめです。
トヨタモビリティ神奈川が扱う中古車情報は、こちらからご確認ください。
中古車情報をチェックする
※在庫車の状況は日々変動します。予めご了承ください。
(※1)一部交換していない車もございます。詳しくは販売店スタッフまでおたずねください。
(※2)一部対象外の車両もございます。
中古車の年式以外にチェックすべき項目は?
中古車選びでは、年式以外にも注目しておきたい部分が多くあります。
ここでは、中古車選びで、年式以外にチェックすべき項目を紹介します。
搭載している装備、グレード
年式以外で見ておきたいのは、その中古車が搭載している装備、グレードなどです。
中古車は、同じ車種であっても、車によって装備が異なります。
新車と違い、中古車の場合は、サンルーフや先進安全システムなどのメーカーオプションを後付けすることができません。
「この安全装備は絶対に欲しい」「本革シートのグレードが良い」など、装備やグレードに譲れないこだわりがある方は、年式以外にも注目してみましょう。
型式
より詳しく車を比較したい場合は、「型式」の調べ方も押さえておくと良いでしょう。
型式とは、モデルやガソリンエンジンの排気量、駆動方式などを識別するために、国から指定された識別番号のことです。
同じ車種であっても、マイナーチェンジやフルモデルチェンジがおこなわれると型式が変わるため、ご自身が希望する中古車の世代を見分けるときに役立ちます。
年式と同じく車検証で確認することができ、その車種を過去のモデルと比較したい場合に便利です。
適用される排出ガス規制基準もわかるため、税金面が気になる方はチェックしてみましょう。
事故歴や冠水歴の有無
事故歴や冠水歴の有無なども、確認しておくと良いでしょう。
事故歴がある車は、骨格部分(フレーム)に損傷を受けていることがあります。
たとえ修理済みであっても、わずかに骨格部分のゆがみや不具合が残っていると、走行性能に影響を及ぼすおそれがあります。
また、冠水歴がある車は、洪水や豪雨などによって、本来は水に濡れることがない箇所まで水が侵入している場合があるため注意が必要です。
エンジンや電装部品などに不具合が発生するリスクがあり、購入後のトラブルにつながる可能性もあります。
点検整備記録簿の有無
点検整備記録簿があるかどうかも、見ておきたい部分です。
点検整備記録簿とは、その車が受けた車検や点検などの内容を示す書類を指します。
点検整備記録簿の内容が確認できれば、これまで大切に乗られてきたか、消耗部品の交換時期などがわかります。
ただし、保存期間を過ぎている場合や、個人情報保護を優先している場合などには、破棄されていることもあります。
点検整備記録簿があればより安心ですが、なくても問題は少ないことから、あれば良い程度に捉えておくと良いでしょう。
点検整備記録簿についてより詳しくは、「中古車は点検整備記録簿が必須?ありなしの違いや、中古車選びのポイントを解説」のコラムもチェックしてみてください。
車の年式に関してよくある質問
車の年式については、詳しくない方も少なくありません。
ここでは、車の年式に関する、よくある質問をまとめていますので、参考にしてみてください。
年式(初度登録年月)はどこで調べれば良いですか?
車の年式は、主に車検証で確認できます。
車検証の左上に初度登録年月(軽自動車は初度検査年月)が記載されているため、そちらをご確認ください。
なお、登録年月も同様に記載がありますが、そちらと初度登録年月を混同しないように注意が必要です。
また、車検証は2023年から電子化(ICタグ付きで小型化)されており、一部の情報は書類で確認できない場合があります。
電子車検証は、車検証閲覧アプリで確認できるため、アプリをダウンロードして確認してみてください。
年式(初度登録年月)は、税金や保険料に影響しますか?
年式は、税金や保険料に影響します。
特に、税金は初度登録から13年または18年を経過すると、税負担が重くなる場合があります。
また、車両保険の車両保険金額は、車の市場価値をもとに設定されます。
車の市場価値は、年式が古いほど低くなる傾向があります。
そのため、低年式車では受け取れる保険金額が少なくなったり、年式によっては車両保険への加入が難しくなったりするケースもあります。
年式の初度登録年月と製造年月の違いは何でしょうか?
「初度登録年月」は、初めて運輸支局で登録された年月を表し、「製造年月」は、自動車工場で組み立てられた年月のことです。
日本では、初度登録年月を年式と呼ぶのが一般的です。
製造後まもなく初度登録がおこなわれることから、初度登録年月と製造年月に大きな差はありません。
海外から個別に輸入された並行輸入車でなければ、初度登録年月と製造年月は大きく変わらないため、普段の中古車選びにおいても初度登録年月を確認しておけば大丈夫でしょう。
まとめ
この記事では、年式が持つ2つの意味から始め、年式の調べ方、年式が重要な理由、中古車購入時にチェックするべき項目まで、詳しくご紹介しました。
年式は、中古車を購入するときはもちろん、今の車を手放すときにも影響を与えます。
中古車を比較する際、また、購入後にかかる税金や保険料など、さまざまなことを考慮する際にも使うため、年式の調べ方を覚えておくと便利です。
また、ご自身の車を手放すタイミングを図るときにも、年式が役立ちます。
中古車の購入や、ご自身の車を手放す際に、年式を調べ、その情報を役立ててみてください。
トヨタモビリティ神奈川が扱う中古車情報は、こちらからご確認頂けます。
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