スリッパが繋ぐ地域と商店街の輪
2018.10.01
こんにちは!
ブログ「神奈川 大好き!だって“生まれも育ちも働く場所も神奈川県」のウッチです!
皆様、台風の影響はいかがでしょうか?
今年は台風の当たり年らしいので、まだまだ用心です。
ところで「スリッパ卓球」はご存知でしょうか?
はい、その名の通り、スリッパをラケット代わりに用いる卓球の事です。
このスリッパ卓球、横浜市の全18区、各区1商店街で一般の方により予選会が行われ、今年度は4月1日の都筑区えだきん商店街を皮切りに、11月10日の保土ケ谷区和田町商店街での頂上決戦まで毎月開催されている大規模なイベントです。
基本的なルールはありますが、老若男女が楽しく競えればいい、という事で細かい部分は気にせず主審の判断で進行します(笑)
飛び込み参加OKで、上位入賞者にはその商店街で使える金券が贈呈されます。
卓球が上手い人が必ず勝利する訳ではないのがスリッパ卓球の醍醐味!
もちろん通常のラケットではなく、スリッパで打ち合うという不便さもありますが、屋外で競技を行うため、風の影響を受けやすく、打った球が相手のコートに入ったにも関わらず相手が打つ前に風で押し戻される、なんて事も良くあるそうです!
ピンポン球は日本卓球株式会社から提供されており、通常40mmのところ、大きい方がみんな打ちやすいだろう、という事でラージボールと呼ばれる44mmの球を使用しています。
ところが!大きくなった分、風の抵抗をより受けやすくなり、逆に球の動きが読めないなんてことになり、競技中は珍プレーの続出で競技者も見学者も爆笑の連続だそうです。
今となっては横浜市全区で開催、各新聞紙やNHK、TV番組などでも紹介されるような知る人ぞ知るイベントとなっていますが、元々は和田町商店街にある昭和建設の工藤社長が発起人となり始まりました。
このスリッパ卓球を始めたのにはこんな思いがありました。
“商店街がシャッター通りになっていくのって寂しいじゃないですか。
商店街にあるお店って、道路に向かってショーウィンドーがあってそこにお店の人が肘をついて目の前を通る小学生なんかに「行ってらっしゃい!」とか「おかえり!」とか声をかけて。
いつもの時間にその子が通らなかったりすると心配して、親に直接連絡を入れたりして。
そういう関係性があるからお互い目立って悪い事もできないし、地域の安全を見守る機能も商店街ってあるんですよ。
それがお客様が減ったり、大型店が出来たりで色々な要因でお店を閉めてしまう。
どうにか活気づけたり、人を呼び込むことはできないか、って思ったんです。”
そして昭和建設がある和田町商店街で、遠目から見るだけじゃない、体を動かせる参加型のスポーツゴミ拾いを開催しました。
ゴミの種類や量によって点数と順位が決まり、金券がもらえる、というもの。
とても評判で「次は何をしようか?」となったときに、
「会社の部屋の隅になぜか卓球の球があったんです。それでテーブルがあって。ラケット無いな、って思ったんですけど、足元を見ると“ぞうり”これだ!と思いました」
そこから一気に
2015年 全わだ(和田町)スリッパ卓球選手権
2016年2017年 全ほど(保土ケ谷区)スリッパ卓球選手権
2018年 全はま(横浜市)スリッパ卓球選手権
と発展したのです。
いつもは素通りしているような人が、商店街の飾りつけや、道路に人工芝をひき卓球台を置くことで足をとめてくれる。
また競技参加者も自分の番がくるまで暇つぶしに商店街をウロウロすることで普段知らなかったお店を発見し、その商店街の良さを再認識する、という効果があるそうです。
工藤社長のお話を伺い、もちろん、商店街を明るく元気にしたい、というお気持ちはあると思うのですが、きっとご自身が育ってきた、商店街やお店の主、そこを行き交う人がいる、という懐かしい風景をいつまでも残していきたい、という願いがあるのではないでしょうか?
11月10日(土)の保土ケ谷区和田町商店街の予選には当社の保土ヶ谷店のエンジニアも参加予定です。
白熱&爆笑のスリッパ卓球を応援に、参加をしに、是非足を運んでみてください!
全はまスリッパ卓球選手権大会ホームページ はこちら
昭和建設ホームページはこちら
工藤社長の和田町を熱くする男のブログはこちら

輪が広がっていくcafe
2018.09.24
こんにちは!
ブログ「神奈川 大好き!だって“生まれも育ちも働く場所も神奈川県」のウッチです!
涼しくなったり、暑くなったり…着るものにも困ってしまいますよね。
早く潔く秋になって欲しいものです。
今回も「cafe豊作」さんの素敵なお話です。
突然ですが“豊作”というお店の名前。
ちょっと気になりませんか?
「リタイアしたおじさんがやってるカフェ?」
「オーナーの旦那さんの名前が豊作さん?」とかよく言われるそうです(笑)
全然違います!
オーナーの
“のんびり、ゆっくり、そして心豊かにたくさんの美味しい野菜を楽しんで欲しい”
という思いが詰まっているそうです。
実は、この日こんな事がありました。
日替わりランチについていた小鉢は 生しょうがと手作り味噌。
「お味噌が美味しい!手作りすごいですね」とオーナーにお伝えしたら
「味噌の作り方を教えてくれたのはこの人なのよ」と言って
私より後に来店され、デザートを食べていたお客様のうちの1人の女性を指さしました!!
「実はそうなんです~」と照れ臭そうな女性。
え~そんな偶然ありますか?!
お客様に教えてもらって、それを作ってメニューで出していて、教えたお客様が来店されている?!
「うち、こういう方ばかりなんです。“cafe豊作”のロゴもお店を始めた頃に前職の職場の方が私の誕生日祝いってデザインしてくれて、気に入ってそのまま使っているんです。
シフォンケーキも最初は作れなかったんですけど、『年末は忙しいけど、正月明け3日からなら付き合うわよ』と言って、友人が数日間つきっきりで教えてくれました。その間、失敗続きで私は寝れない日があったり。
最近新しく設置したお店の看板もお店に来ていて知り合いになった方がやってくれたんですよ、素敵でしょ★」
元々からお知り合いだった方に支えられたり、お客様として来店された方にも本当に愛されているお店なんだな~としみじみ感じました。
以前「cafe豊作」に来たとき、私もそこにたまたまいらした農園の方と自然と話が弾み、
ランチの後、そのまま農園にお邪魔をして、農法のお話を聞いたり、帰りにはたくさんの珍しいお野菜をもらって、なんて事がありました。
今もお野菜を買いに農園に通っています。
オーナーの“豊作”というお店の名前に込めた思いのもと、美味しいお料理を楽しみたい、自分にも何か出来ることがある、と集まった人達が「cafe豊作」という場所で繋がり、そこからさらに新しい出会いや発見が広がっていく、そんな素敵なお店です。
お野菜を使った美味しいお料理が食べたい、オーナーとお話がしたい、来店している方とお知り合いになりたい!と思って私はまた行きたくなりました!!
同じように感じるお客様がきっと多いと思います。
何回も通ってしまう理由かもしれません。
これからの季節、実りの秋です。
旬の生のこんにゃく芋を使ったこんにゃく料理が楽しめるかも?!しれません。
是非一度、新しい出会いや繋がりを広げに行ってみてください。
オーナー手作りのビスコッティ。季節限定のフレーバーもあり、これまでに30種類も作ったそう。少し甘くて固め。コーヒーにピッタリ!!
ブラックが全然飲めない私でも本当に美味しく飲めた、オーナーこだわりの「エチオピア イルガチェフェ」

平成30年度「秋の全国交通安全運動」
2018.09.22
平成30年度「秋の全国交通安全運動」
今年も「秋の全国交通安全運動」が始まりました。
この運動は広く国民に交通安全思想の普及・浸透を図り、交通ルールの遵守と
正しい交通マナーの実践を習慣付けるとともに、国民自身による
道路交通環境の改善に向けた取組を推進することにより、 交通事故防止の
徹底を図ることを目的として、毎年、春と秋の2回実施されています。
神奈川トヨタではトヨタ新車店各店にポスターを掲示するとともに
社員1人1人が自動車業界の一員として交通規則の遵守と交通安全の啓蒙に
努めてまいりたいと思います。
■実施期間
・全国交通安全運動:平成30年9月21日(金)~9月30日(日)
・交通事故死ゼロを目指す日:平成30年9月30日(日)
■スローガン
「早めのライトと反射材」
■重点項目
1.子供と高齢者の安全な通行の確保と高齢運転者の交通事故防止
2.夕暮れ時と夜間の歩行中・自転車乗用中の交通事故防止
3.全ての座席のシートベルトとチャイルドシートの正しい着用の徹底
4.飲酒運転の根絶

顔が見える?だけじゃない、生産者と話せるカフェ
2018.09.17
こんにちは!
ブログ「神奈川 大好き!だって“生まれも育ちも働く場所も神奈川県」のウッチです!
前回まで、栗田園さんのお茶に対する思いやその歴史について触れてきました。
私が知らないだけで、確かな思いを胸に日々活動されている方がいらっしゃる、という事を知り、このように発信する事で少しでもその方々の思いが皆様に届き、何かが始まるきっかけになるといいなと思っています。
今回は、以前にたまたま立ち寄り、大ファンになってしまった愛川郡愛川町にある「cafe 豊作」についてご案内します。
国道412号沿いにある建物の2階にある「cafe豊作」。
最初は外観に少し戸惑うのですが、店内のキレイでオシャレな感じとのギャップに驚きました!
こちらのオーナーはいつも笑顔で、お話と野菜とコーヒーが大好きな女性です。
私ももちろん、ランチとデザートを楽しんできました。
ランチプレートはボリュームがすごくて男性でもお腹いっぱい!!
こちらの魅力はなんと言っても新鮮で貴重なお野菜と、そのお味!!
ランチプレートと一緒に出された小鉢は「雲南百薬(別名オカワカメ)」のおひたしです。
初めて耳にしたお野菜!!名前からして体によさそう♪
その名の通り、栄養価が非常に高く、ワカメに似たこりこりとした食感で、粘り気があります。
糖尿病などの食事療法にもよく使われる野菜だそうです。
実はこの雲南百薬、特別に仕入れている訳ではなく、2キロと離れていないすぐ近所の農園からその日の朝に買ってきたものだそうです。
オーナーは野菜が本当に好きで、農園に行き、珍しいものがあるとすぐに試すそう。
農家の方に料理法を聞き、まずはその料理法で自分でパクリ。
その野菜の旨みやクセが分かったところでアレンジをしてお客様にお出ししています。
野菜の仕入れ先の農園の方もよく来店されるそうで、自分たちが作った野菜が本当に美味しく大変身しているためか「逆に作り方を聞かれるんですよ」とおっしゃっていました。
今では農園の方に「こんな珍しい野菜を作ったら使ってくれる?」とも言われるそうです。
そしてさらなるお楽しみ!!この日のデザートになっていた「白イチジクのバニラアイス」。
スーパーなどで売っているイチジクは皮をむいて食べますが、こちらの白イチジクは皮ごと食べることができます。
白イチジク自体が貴重なのですが、この夏の猛暑と台風で毎年仕入れている農園の二か所のうち一か所からは仕入れられず、今年は座間市にある農園からのみ仕入れた超貴重な逸品です。
にも関わらず、このバニラアイスにはまるまる1個分の白イチジクが?!
これで350円!!
「実はこれ、農園の方に安すぎるとか、1個使うなんて贅沢だ、って言われているんです。せめて、半分だけ使ってお客様に出せばいいのに、って。
でも、半分を使って、もう半分が残ったら次の日に美味しくなくなっちゃうし、だからって私がひたすらその半分を食べてたらもったいないじゃないですか。
だったらお客様に全部食べて頂きたくて、面倒くさがりってのもあるんですけどね!」と笑って話してくれました。
決して交通の便の良い場所にあるわけではないのですが、平日にも関わらず私が取材中、ひっきりなしにお客様が来店されていました。
様子を伺っていると、農園と農園の方、農園と地域の方々の情報交換の場所にもなっているようです。
素材の生産者の方とも直接お話ができるカフェって私が知る限り他にはないと思います。
「cafe 豊作」さんの美味しいお料理と、何よりもオーナーの人柄に惹かれたお客様が自然と集まる、そんな素敵なカフェです。
次回は今回お伝えしきれなかった、「cafe 豊作」オーナーから聞いたお話の続編についてご案内させて頂きます。

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